黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

続・湖畔の風は冷たかった(榛名湖・木部神社を訪ねて)

2021-11-12 19:06:52 | 木部姫伝説

今朝は、ひめちゃ大脱走です

サークルのドアを開けてもらった瞬間、ひめちゃんは大脱走。

行く先は、ミニドッグランです。

久しぶりに、気の向くままあっちへ、こっちへ。

しばらく遊んで御用となり、みんなと一緒にお散歩に出ました

 

ミニドッグランには、洋種の椿が満開です。

この木はかなり早めに咲き始めましたけど、その後はゆっくりで、今満開です

 

 

 

 

「長野堰用水」の向こうに、神社が見えてきました。

紅葉は散ってしまったようです。

バス停は、木部神社です

そこそこの本数があります。

社号は御沼龗神社(みぬまおかみじんじゃ)とあります。

鳥居の額はありません。

鳥居の下に、かなり劣化してますけど、御沼龗神社の説明板です。

この神社の祭神は、水を司る竜神だというようなことらしいです。

 

 

さて、参拝です。

社殿のガラス戸が、少しだけ開いているのがいいですね

心を込めて、2礼2拍1礼です

左の方に神輿もあります。

現役でご活躍中のようです

 

 

社殿の左の石塔、大きいのは入水して龍になった木部姫、小さいのは後を追って入水した侍女ということです。

合掌

 

観光案内所にあった高崎市の「榛名湖ガイドマップ」では、御沼龗神社(おぬまおかみじんじゃ)は、

榛名湖に面した竜神を祭る神社。戦国時代に入水したと伝えられる木部姫の石碑があり、木部神社とも呼ばれている。

 

 

さて帰りましょう。

さっきは気づかなかったけれど、ここはイルミネーション会場かな?

湖畔の風が冷たい

 

 

道の反対側に、石碑があります

書き下し文だけ拡大です。

こちらだと、長野堰の開削は、上野国守・長野康業(ながのやすなり)公となってます。

水土里ネット長野堰だと、

長野堰は約千百年前に、平城天皇・阿保親王・在原業平を祖とする上野国守の長野康業によって開削され、室町時代の長野信濃守業政が今の長野堰の原型に整備したと伝えられる。

 

冷たい湖畔の風の中ですけど、歩いて好かった

長野堰があって、長野氏出身の木部姫伝説があることが知れました

毎日ひめちゃんたちと歩いている御利益かな

 

 

観光案内所の駐車場に戻ります。

湖畔で唯一の紅葉です

紅葉を求めるには、もう少し早めに来た方が良さそうです

 

でもでも、満足して帰ります

 

 

少し行くと、ビュースポットかな?

車が何台も止まってます。

榛名富士がよく見えます

ロープウエイ、営業中のようです。

いつか乗ってみたいなあ

 

湖は冷たそう

晩秋の湖の雰囲気がよく伝わってきます。

 

 

榛名山から下りるルートはいくつもありますけど、今回は来た道を帰ります。

伊香保廻りで帰ります。

 

伊香保は、帰路も何処も満車です

 

 

少し下って、やっと「食の駅」で一休みです。

スーパーとお土産屋さんが一緒になったような感じです。

群馬土産も、地域の野菜や特産品もあります。

次々と車が入ってきます。

 

伊香保散策は、また別の機会に

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湖畔の風は冷たかった(榛名湖・木部神社を訪ねて)

2021-11-11 19:01:04 | 木部姫伝説

ひめちゃんと獅子丸とタバサねーちゃんは、東の牧場の方に行きます。

ヤギさんいるかな?

いました

でも、今年生まれのアタシとボクだけです

ヤギママは、どうしたんだろう?

バイバイ、また来るね

 

上の武井沼を通ります。

カモさんが、うじゃうじゃです

ひめちゃんたちに気づいたせいかな?

いっせいに飛び立ちます。

 

サマンサ坂を通って帰ります。

 

帰り道、獅子丸は切り捨てられたアブラナを見付けました

もう、どうにも止まりません

ひめちゃんも、アブラナに食いつきました

アブラナの大好きなきょうだいです

タバサねーちゃんは、アブラナに関心なさそうです。

 

 

 

昨日はいいお天気でした

さあ、榛名湖に行こう。

榛名湖畔にあるという、木部姫ゆかりの神社・木部神社を訪問したかったのです

 

最近は大胡廻りで、吾妻方面に行ってます。

県道34号線を、ひたすら行きます。

 

旧富士見村・田島の信号からの榛名山です。

紅葉が進んでるみたいです。

 

大正橋で利根川を渡り、県道33号線です。

渋川の新町五叉路からの榛名山です。

県道33号線で、ひたすら榛名路を上ります。

 

 

伊香保グリーン牧場を過ぎ、夢二記念館を過ぎ、伊香保神社も通過です。

伊香保は大変な人出です

密以上です

有料の市営駐車場も満車です

 

 

もうひたすら榛名湖を目指します。

やっと、見覚えのある観光案内所の駐車場に到着です

 

道のむこうには、今を盛りの紅葉が1本あります。

もしかして、紅葉はちょっと遅かったかな?

 

観光案内の地図を確認です。

湖の西側に、神社があります。

木部神社(御沼龗神社、みぬまおかみじんじゃ)です

 

あれ、神社の真下をずーっと見ると、長年寺です

木部姫の伝説がありました。

榛名湖と繋がってるという井戸もありました。

 

 

湖畔の道を木部神社まで歩きます。

紅葉の多くは、9日の雨で散ってしまったかな?

左方向に神社目指して、歩きます。

それにしても、湖畔の風が冷たい

 

 

身を縮めて歩いてると、おや「竹久夢二の歌碑」です。

さっき通過した夢二記念館は、込んでいました。

大分昔に寄った事があります。

 

 

かわいいボートです。

白鳥のボートは一艘だけ?

出航してるのかな?

きれいだけど、冷たそうな湖水です

 

 

あれ、長野堰用水(ながのせきようすい)の歴史ですって

説明板を確認です。

世界かんがい施設遺産・長野堰用水「長野堰用水の歴史」です。

ここから、高崎の街に水を引いているのです。

 

開削の歴史は古く、今から一千年以上前と伝えられ、戦国時代の箕輪城主長野業政(なりまさ)公が現在の形を作ったといわれています。

 

箕輪城主・長野業政って、木部姫のパパです

一般的には、木部姫は、長野業政の4女と言われているのですね。

 

ここから流れ出した水が、高崎台地を潤しているのです。

長野堰用水と木部神社、無縁ではなさそうです

 

木部神社(御沼龗神社)が、見えてきました

 

(つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・木部姫の伝説を訪ねて(室田山・長年寺)

2021-10-04 14:49:52 | 木部姫伝説

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ます

ひめちゃんは、何気なく振り向いてしましました

あちゃあ、黄色い帽子の子が出てきた

これから通学班の集合場所に向かうようです。

気にしない、気にしないだよ

ひめちゃんは、いくつになっても、子どもが苦手です

 

気を取り直して、北に進みます。

ミーナちゃんがお見送りです

ミーナちゃんも、子どもが苦手とか。

 

久しぶりの岩神沼に到着です。

沼は静かで、だーれもいません。

沼の上の岩神様(高縄の摩崖仏)裏を通って帰ります。

 

アマビエさんの前を通って帰ります。

アマビエさん、風景に馴染んできました

 

 

 

 

(長年寺境内の散策を続けます。)

鐘楼堂の向こうに、たくさんの石造物に囲まれた御堂があります。

入り口には、いかめしい方々です。

閻魔大王と奪衣婆(だつえば)かな?

 

ちょっとお疲れ狐さんです。

もう一体は、元気なママさん狐です

 

豊川稲荷に、2礼2拍1礼で参拝です。

 

裏へ回ると、たくさんの石造物と石宮です。

 

社殿の後ろには、稲荷様の本殿かな?

 

 

豊川稲荷の脇に参道があります。

長野公累代の墓に行くようです。

途中には、たくさんの石造物です。

振り返っても、石造物がいっぱいです。

 

やっと辿り着きました。

長野氏累代の墓です。

木部姫は、長野氏の娘です

箕輪城主長野業政(みのわじょうしゅながのなりまさ)には12人の娘がいて、その1人ということです

長野氏は、箕輪城以前には、ここ長年寺の西北1kmにあった鷹留城(たかとめじょう)にいたといいます。

合掌

 

何気なく隣を見ると、歴代和尚の墓石です。

なんとたくさんあるのでしょう

でも、みんな小さめなのが、好感が持てます

みなさん仏道に励み、清貧の生涯を送ったのでしょう

合掌

 

 

脇道を降りて駐車場に向かいます。

赤い曼珠沙華の向こうに、「木部姫の井戸」の覆屋が見えます

さようなら

 

駐車場に戻る途中、さっきは気づかなかった馬頭観音です。

頭上の馬にまだ朱の残る、やさしそうな馬頭観音です

さようなら

帰り道の安全をお守り下さい、合掌

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木部姫の伝説を訪ねて(室田山・長年寺)

2021-10-03 16:47:33 | 木部姫伝説

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を西に出ます。

今朝は、諏訪神社前から、浅間山や榛名山、妙義山も見えます

いいお天気だね

久しぶりに、神社の向こうの丘、山上の薬師の道を歩きます。

あれ、ブロッコリー畑になってる

薬師様、うなわれちゃてないかな

薬師様、ご無事でした

好かったね

 

ブロッコリー畑を過ぎると、うっそうとした空間があります。

道ばたに、きれいな紫の実があります

ヤマブドウかな?

 

 

榛名山の南麓、高崎市榛名町下室田の長年寺には、木部姫の伝説があるといいます。

 

群馬伝説集成『安中碓氷群馬Ⅰの伝説』(市川光一 あかぎ出版 2005)

 第23話 木部姫と長年寺

むかし、雨のしとしとと降る寂しい寂しい晩のことでした。寺の住職が本堂でお経をあげておつとめをしているところへ美しい女性がたずねてきました。そして、血脈を授かりたいと泣きながらお願いするのでした。しかし、住職は見知らぬ女性なのでこれを受け入れませんでした。住職はこの女性はただものではない魔性を持っていると見ていました。するとやはり、ロウソクの光を浴びてふすまに映る女の姿は、恐ろしい蛇の姿でした。そこで女はついに自分の素性を明かしました。

わたしは、緑野郡八幡村木部の城主夫人木部姫という者です。夫が落城と共に戦死したので、榛名湖に逃れて入水し、本性の大蛇となったのです。幸いに血脈を授かることができるならば、そのお礼として、永くこの寺が水の不自由のないようにいたしますと言いました。

住職は女の願いを断りかねて、血脈譜を授けました。すると蛇体の女は悦び、暑くお礼をいって消え去ってしまいました。

 あとになってからのことですが、清泉に恵まれなかった長年寺の境内から清水が湧きだし絶えることがありませんでした。人々はこれを木部の井戸といいはじめました。また不思議にもこの井戸は底無しで、榛名湖に続いているそうです。木部姫の蛇体はここから、榛名湖へ帰ったのだということになります。

 

これは是非行ってみなければなりません

先月の末、ちょっと出かけてみました。

 

 

矢印に従って、本堂下の駐車場に駐車です。

山門から入り直しです

山門をくぐります。

何となく、江戸時代の雰囲気です

 

 

立派な本堂が見えます。

本堂への階段の下に、太鼓橋がかかる池があります。

弁天様がおいでです。

合掌

右奥に何やら覆い屋のようなものが見えます

 

行ってみましょう

伝説の井戸ですって

「木部姫の井戸」ともあります。

ここがあの木部姫が榛名湖に帰った井戸ですか

残念ながら今は塞がっています。

でも迷うことなく来れました

合掌

 

 

側においでのこの方はどなたでしょう?

大日如来かなとも思いますけど、手の上下が違います。

何となく寂しそう。

何か深いいわれでもあるのかな?

 

 

お隣は、蓮の花を持ってます。

聖観音ですね。

 

本堂で参拝です

合掌

ご本尊の隣の方々にも合掌

 

 

さて、境内の散策です。

クラシックな鐘楼堂が見えます。

手前の塔には6名様がおいでです。

六地蔵というわけではなさそうです。

いろいろな方がおいでのようです。

 

 

向こうにも、たくさんの仏様がおいでのようです。

行ってみましょう

 

 

(つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・初めての箱島湧水(木部姫伝説 2 )

2021-09-04 14:50:39 | 木部姫伝説

雨の一日です

ひめちゃんたちの写真は、2012年4月のアーカイブです。

ひめちゃんは体は小さいけれど、きょうだいのなかで運動神経抜群だったようです

ママに叱られているのも、いつもひめちゃんです

 

みんな養子に行ってしまって、ママを独り占めです

真っ黒黒助のひめちゃん、今では大分色白になりました

ひめちゃんが大人になっても、ママはずうーと子どもとして護り続けました

 

 

 

手すりの付いた階段を登って、不動堂に参拝です。

この大杉の根元から、霊水が湧きだしているのです。

 

あれ、狛犬だ

個性的な狛犬です。

不動堂に全く違和感なく溶け込んでます

 

榛名湖から流れてきたという木部の北の方の位牌は、ここにるのです

対面はかなわずですけど、合掌

 

山の斜面に不動堂新築記念碑があります。

たくさんの人が賛同してくれたのです。

みんながここを護ろうとしてくれたのです。

 

記念碑の隣の小さな石宮にも、お不動様です。

合掌

 

 

さて、霊水をいただいて帰りましょう。

霊水が湧き出ている場所を確認です。

お不動様がしっかり護ってます。

 

水源の向こうの、木洞洞にも石宮です。

 

大杉の前に、「東村名木十選」とあります。

ここは吾妻郡東村(あがつまぐんあずまむら)だったのです

昔、群馬県には東村が 3 村有りました。

勢多郡東村(現みどり市)、佐波郡東村(現伊勢崎市)、そして吾妻郡東村(現吾妻郡東吾妻町)の 3 村です。

石仏のみなさんに合掌

 

もう一度、水源を確認です。

自然に湧き出ています

さて足場に気を付けながら、霊水を大きなペットボトル2本にいただきます。

ついでに、手で掬って霊水を味見です。

うーん、自然のまろやかな水です

 

駐車場に戻り、名水案内板の奥の無人スタンドを覗きます。

ゴーヤとトウモロコシ、セリ(清流のセリは8月でも食べられるようです)を買って帰ります。

もしかしたら、駐車場に誘導してくれたおじさんが出品者かな?

 

吾妻に来たときは、これから時折寄りまーす

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする