昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

クリスマス礼拝

2009-12-20 11:23:00 | 日記・エッセイ・コラム

一般のキリスト教の教会では、待降節の第四週目の日曜日をクリスマス礼拝としている。この日に蝋燭が四本立っているリース、アドヴェント・クランツに四本すべての蝋燭の火がともされる。現在のキリスト教の形態は、長い2000年余りの年月を経て形づくられてきた。だから、一般的にいま教会でなされていることが、古代イエス・キリストの時代の教義に基づいているとは限らない。アドヴェント・クランツはもとより、クリスマス・ツリー、またクリスマスが12月25日に祝われるということも後世に付け加わった、キリスト教の決まりごとである。しかし、このような後付の行事などは、聖書の教えに照らして決して矛盾することではない。光の子であるイエス・キリストの誕生を、古代の冬至の日であった、12月25日に祝うということは、なんとふさわしいことであろうか。教会では信徒がこぞって高らかに、そして厳かにクリスマスの礼拝を捧げる。クリスマス礼拝、あるいはイブに行われるクリスマス燭火礼拝は、イザヤ書のイエスの出現の予言から説きだすことが多いようだ。礼拝の後は、午後から祝会。愛餐会とも称して、会衆が食事をともにしてクリスマスを祝うとともに交わりのときを持つ趣旨のもの。オカブの教会の愛餐会はポット・ラックといってみんながご馳走を持ち寄って食卓を整える。食前の祈りがあり、しばらく食事タイム、そして附属幼稚園のお母様方のトーンチャイム部による素晴らしいトーンチャイム演奏、新受洗者の歓迎タイム、幼稚園職員によるページェント、教会学校生徒による賛美、プレゼント交換と例年になく盛りだくさんなプログラムだった。ちなみに祝会の司会はやったー・うーまんとオカブが努めさせていただいた。よき集会だった。皆様が素晴らしいクリスマスをお迎えになられるように・・・・

 

   いざ祝えしもた屋の町降誕祭     素閑

 

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