昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

蕗の薹を食す。

2017-03-04 19:12:30 | お惣菜

今日、下北沢に出かけて、オオゼキで青森産の蕗の薹が売っていた。
この早春の味覚は、いささか、食い遅れたが、食うにしかずである。
1パック買い入れた。
しかし、このオオゼキの1パックというとかなりな量である。
しかも鮮度が落ちないうちに食わなければならない。
夕飯に、味噌和えにし、味噌汁にも、香味として散らすどころか、椀に溢れんばかりの具として入れた。
美味美味である。
酒の肴に、蕗の薹の味噌和えは絶好のものである。
前のエントリーで、オカブは夜は酒を飲まないと言ったが、今日の酒宴は日の高いうちから始めた。
佳きかな佳きかなである。
蕗の薹というと、5月の上高地を思い出す。
学生時代、オカブは5月の連休に必ず穂高に岩登りに行った。
入山の時は、ひっそりと鳴りを潜めていた蕗の草が、1週間ほど経った下山の時には、徳沢の辺りでは薹が開ききって、もう食うわけにはいかないほど伸びきっていた。 ああ、勿体ないと言いながら、帰りの足を速めたものである。
だから、山屋を長く続けていたが、山でこの春の味覚の恩恵に与ったことはない。
今晩、酒の相手のかーたんにこんなことを語って、管を巻いた。

蕗の薹若き日思いつ酒を酌む   素閑 


ある春の晴れた土曜日

2017-03-04 12:50:54 | お出かけ

麗らかな晴れた土曜日の午後。
家にいるのも勿体ない。
さりとて遠出する金もない。
そこでかーたんと、下北沢をそぞろ歩きするということに相成った。
ユニクロを冷やかしたり、古着屋を冷やかしたり・・・
そして、いつもの『セガ・フレード・カフェ』に落ち着く。
春陽に照らされたテラス席に陣取る。
ビールを一杯。
かーたんはバニーニとコーヒーを。
このビールを一杯というところがオカブの味噌である。
もはや、欧米人のように昼間からアルコールを飲むことになんの抵抗も感じなくなってしまった。
というか、オカブの場合、昼酒専門である。
夜、酒を飲んでも、なんら美味いとは感じない。
ビールを舐め舐め、通りを歩き過ぎる、様々なファッションの人々を眺める。
こういうひと時を過ごすのには、下北沢という土地柄は絶好だ。
このカフェのテラス席は俳優の柄本明氏も常連だ。
かーたんとエルさんのことなどを話す。
昨日は保護者会があったという。
エルさんのピンチだが、持ち前の謙虚さで切り抜けたようだ。
話は尽きない。
かーたんはコーヒーのお代わり。
帰りにオオゼキで夕飯のおかずを買って帰宅した。

麗らかや野の若草をふと思い   素閑