昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

あるクリスマス・イヴ。

2014-12-24 23:23:17 | 日記・エッセイ・コラム

オカブがクリスチャンでありながら教会に行かなくなったのは前述のとおり。
たとえクリスマス・イヴのキャンドル・ライト・サーヴィスであろうと、礼拝に連なるのは、オカブの信仰に反する。
しかし、かーたんもエルさんも教会に行くという。オカブ独り取り残されることになる。
そこで今日は、新宿の『る・たん・あじる』で過ごすことにする。 
7:30頃店に行くと先客が二人いた。遠慮がちにカウンターの隅っこに座る
いつもの『ラフロイグ』をロックで注文する。手品のようにいろいろなお通しが出てくる。
先客は年金生活者らしいご老人で、二人とも、これからどこかのシャンソニエでライヴを聴きに行くという。二人は30分ほどすると、席を立った。
香奈子ママと二人でシャンソンのこと、パリのこと、日本の温泉めぐりのことなどで話が弾む。香奈子ママにもワインを飲んでもらい乾杯する。オカブがアズナブールはホモだと主張すると、香奈子ママはあれはとんでもない女好きだと反論する。そんなことから新宿二丁目のこと、最近の新宿、六本木界隈のゲイ事情など、クリスマスらしからぬ話題が続く。
ケンタッキーをクリスマスに食べるのは日本人だけだということに、そうだそうだ「あれはケンタッキーの陰謀だ!」ということになった。
1時間ほどさしで盛り上がった後、客が二組来た。両方とも演劇シャンソン関係者らしく、内輪の話題で盛り上がる。
その客も30分ほどで切り上げて、店を出た。
もう10時を回っている。かーたんもそろそろ家に帰るころだろう。
締めのラフロイグを一杯飲んで香奈子ママに別れを告げる。 
「Jeaux Noel!」「Bonne Soire!」エレベーターまで香奈子ママが送ってくれる。
いいクリスマスだった。

新宿の裏酒場にて聖夜かな   素閑 

 



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