寒くなったり暖かくなったりはいいが、今日は暑い。
異常である。
今年は、秋の余韻を楽しむ間も有らばこそである。
なにか一年中、暑いか寒いかのどちらかになってきた。
気候まで無風流に変わっている。
どうも良い傾向ではない。
とはいえ、俳句の世界では、もう冬である。
既に12月も大分、過ぎている。
感覚がずれているのは耄碌爺の頭の中だけかもしれぬ。
鳥も去りただ延びる枝冬構へ 素閑
霊山の山裾の里冬構へ 素閑
きつね色松のみ残り冬構へ 素閑
冬構へ町にこまごま買ひにいで 素閑
冬構へともに手にする大ばさみ 素閑
冬構へただただ遠し富嶽かな 素閑
日の落ちる手前で済ます冬構へ 素閑
かそけくも聞こゆるチャイム冬構へ 素閑
棟梁の横丁長屋冬構へ 素閑
冬構へ独り子起こすあしたかな 素閑
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