高齢社会では経済や企業活動も滞留すれば発想も実に保守的・頑迷になっていく。
こういう時こそ若い人が社会全体の閉塞感や頑固な発想を打ち破って欲しいと思うのだが、そもそも、その若い人たちの数が少ないのだから困ったことだ。
しかも数少ない若い人たちの発想自体が実に爺むさい老人の発想の影響を受けていたり、その延長だから救えない。
今話題の「中二女子」もその実在の有無は別として、発想自体、実に老人じみた道徳論・べき論である。
かつて世の中を変革した、若人の斬新でぶっとんだ創造性が見られない。
時代を越えた若人の出現を今か今かと待っている。
そうすれば役立たずのこの老人も余計なことをブログで語らずに済む。
田の畔の草のむぐらや水ぬるむ 素閑
水面より照り返す日のぬるみけり 素閑
水ぬるむ女学生らのもの想ひ 素閑
去年の旅水ぬるむころ秩父路や 素閑
水ぬるむ音高く雨戸開け放つ 素閑
抗へぬ世に抗ふや水ぬるむ 素閑
朝夕に想ふこと果て水ぬるむ 素閑
時を経て細る命や水ぬるむ 素閑
芽吹く木を揺らす山風水ぬるむ 素閑
遠き山まだ白くあり水ぬるむ 素閑
葉も失せて細き梢や水ぬるむ 素閑
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