昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

エルさんとの対話@梅ヶ丘美登利寿司

2017-08-03 22:42:42 | 家族

エルさんが2日から夏休みを取っている。
この子は1学期はよく働いた。
早朝から深夜まで土日もなく働きづめだった。
そんな精勤の労いもかねて親父との二人きりでのデートということもあり、今日の夕飯はエルさんと梅ヶ丘の『美登利寿司』ということに相成った
6時に予約しようと思ったら一杯だということなので、5時にカウンターを2席予約した。
代沢小学校から5時32分のバスで梅ヶ丘へ。
5時よりちょっと早かったが、すんなりカウンターへ入れた。
熱いおしぼりを使いまずはビール。エルさんはお茶。
オカブは小肌と勘八を注文し、エルさんはネギトロ軍艦。
親子でビールとお茶で乾杯し、ゆっくり寛ぐ。
エルさんも今年教師生活4年目で後輩も何人か入ってきて、もうすでに彼らと世代間ギャップを感じている。
というか、エルさんの教師への志望動機は子供が好きだから、というものだが、後輩の活きのいい連中は自分なりの教育観を持っていて、こういう教育をやりたいという熱さにエルさんが気圧されてめげて居るところ。
でも、今、勤務している学校は人間関係に非常に恵まれていて、エルさんにとっては居心地がいいらしい。
だから今のチャンスを生かして自分を磨いていけば、とアドバイスしておいた。
しかしやはりどの先生にも労働環境は過酷で、深夜残業で終電を逃した時にはタクシー代を数万円自腹で負担して頑張っているという。
ただ、話を聞いているとエルさん自身はだいぶ仕事の要領を掴んできたようで、かなり生産性が上がってきているように思えた。確かに、教師の仕事の性質と生産性という考え方はある意味相容れないのだが、時間で片付くものは、さっさと済ませて、集中すべきところに集中したほうがいい。
あと、エルさんの話題のビッグサプライズ。エルさんの上司の校長先生はエルさんと同じ幼稚園の卒園生なのだという!
そんな話をしながら、ビールの後は陸奥の銘酒『八仙』を行く。
少し辛口の麹の香りが効いた酒だ。
栄螺に鱧を切ってもらって肴にする。
鮨もヒラメ、鯛、大トロ、雲丹、イクラ、烏賊、真鯛、カニ味噌とガンガン行く。
この『美登利寿司』の鮨の特徴はシャリと特にネタが大きく切ってあるというのと、回らない鮨としては手頃な大衆料金で楽しめるということ。鮨は大変美味い、首都圏にいくつもの支店を持つ人気店である。
10日に移動教室の実地踏査に副校長先生と行くというエルさんの予定を聞いたのを潮に、アガリを注文して席を立った。
しかしエルさんも成長したものである。人を育てる職業に就いたが、逆にエルさん自身が育てられたという印象である。娘の姿をまぶしく見つめて店を出た。
とても楽しい晩だった。

夏期休暇娘と語る鮨の席   素閑





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