土曜の昼下がり、買い物を兼ねて三軒茶屋の西友に行った。
帰りに、代沢十字路のムッティス・クーヘン で、三時のおやつと洒落込んだ。
ムッティス・クーヘンは普通の民家にある、ドイツ菓子のケーキさんなのだが、 最近、庭に張り出したテラスに椅子とテーブルをしつらえて、ケーキと珈琲を楽しめるようになった。
カフェとケーキ屋さんを兼ねた「カフェ・コンディトライ」の多いウィーンでは、ケーキと珈琲の三時のおやつのことを「ヤウゼ」という。「ヤウゼ」とはもともと「粉」という意味のドイツ語なのだが、「粉」を使ったケーキを食べることから、おやつの意味に使われるようになった。ウィーンっ子は街のあちこちにあるカフェで、御馴染みのザッハー・トルテやアップフェッル・シュトゥルーデルンを食べ、珈琲を啜り、ゆったりした午後のひと時を過ごす。
そういう訳で、かーたんとオカブもケーキと珈琲でヤウゼ。
オカブはリンゴのタルトを、かーたんはナッツのドライケーキ。
ゆったりと、庭に訪れる小鳥などを愛でながら珈琲とお菓子を楽しむ。
ここのオーナー兼パティシエのフラウがミュンヘンに長く滞在したことから、話はバイエルン国立歌劇場、オペラなどへ広がる。
小一時間おやつを楽しんで店を後にする。
大変結構であった。
ゆったりと時は流れつ初夏や 素閑
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