待ちに待った、ディアナ・ダムラウのコンサートにかーたんと行ってきた。
ダムラウは、押しも押されもせぬ当代随一の歌い手だ。
開場の6時半前にサントリーホールに着く。
ドアが開くと客席の席を確保する。前から4列目の正面だ。
今回は音響には目を瞑って、彼女の間近の姿を見ることに重点を置いた。
開演!
序曲の演奏の後、舞台に現れた、ダムラウの神々しさ!凄まじいオーラだ。
ダムラウの夫のテステのバス・バリトンも良かった。
指揮のパーヴェル・バレフも東フィルの演奏も素晴らしい。
しかし何と言っても圧巻はダムラウという歌の女王の歌唱。
いや圧倒された!
2011年のメトロポリタン・オペラ『ランメルモールのルチア』日本公演には、多くの歌手が原発の放射能を慮って来日しなかったのにも関わらず、ダムラウは生まれたばかりの赤ちゃん連れで、公演に臨んだ。
こんなところも日本でダムラウに人気がある所以の一つかもしれない。
フランス物、イタリア物、ドイツ物と併せて歌唱が続き、最後の『椿姫』のヴィオレッタのアリアで完全にノック・アウト。
いや参りました!
アンコールはなんと3曲も。
日本歌唱で『春よ来い』。アメリカンミュージカルの二重唱から一曲。そしてジャンニスキッキ『オーミオ・バビーノ』。
会場はスタンディングオベーションと、ブラーヴァ!ブラーヴィ!の嵐。
とにかく凄い公演だった。
閉演の後、サイン会があるのかな?とかーたんと楽屋口に行ったが、今日は無し。残念!
会場を出て、今日のスッペはアークヒルズの『オーバカナル』で。
先ずはビール。
サラダニソワーズ、田舎風テリーヌ、キッシュロレーヌ、ビフテック・フリットと食いまくった。
いい音楽を聴くとお腹が空くものである。
渋谷までバスで出て、渋谷から深夜バスで帰宅。
興奮の一夜は更けるのでありました。
木枯らしや北に向きたる四畳半 素閑
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