またまた遡るが母の日である。
この日はばーたんが旅行に出かけていたし、エルさんも深夜まで休日出勤だったので、我が家では特になにもイベントはやらなかった。
いつもは、太子堂の洋菓子屋さん『アーモンド』でクリームチョコを買って、バーたんに贈るのだがそれもなし。
オカブは前夜徹夜だったので、昼過ぎまで寝坊。かーたんは教会。教会では母の日のイベントが当然ながら行われた。
今日、母親の役割は、大きく転換している。従来の、家庭を守り、家事と子育てを引き受ける専業主婦から、総合職としてフル・タイムで働き、男並みの収入を得て、すなわち男並みの所得税と社会保障費を払ってくれる存在が期待されている。
しかし、その様態が望ましいのか?小学校教師のエルさんの話によると、明らかにオカブの子供のころと違って発達障害児の比率が多くなったようだ。また、家庭での子供の躾、ケアも十分でないケースが多い。それでかなりな数の児童がまともな学校生活を送れなくなっている。
こうした子供が成長して社会人となり将来の日本を支える立場となったときのことを思うと空恐ろしい。
今の子供は一面、病的な成育環境を強いられている。
それが、母親としての女性の社会進出の弊害ばかりとは言えないが、やはり母親は、子供が一定年齢になるまで子供とともに過ごす環境が自然だ。
そのためには、今のような一律の新卒至上主義、年功序列の労働市場を壊し、どの年齢からもキャリアを磨け、就労できる雇用環境の流動化が望まれる。一方で、母親が育児期間の家庭の収入を確保するため、父親としての配偶者の賃金、税制も大幅に改善しなければならないだろう。
母親の愛は無限である。
深夜に帰宅したエルさんはかーたんに二つのピアスを贈った。
朝寝して頭うつろの母の日や 素閑
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