昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

暑いですねえ!三茶にお出かけ。

2016-07-18 16:06:13 | お出かけ

三連休最終日の海の日。
土曜日はかーたんが仕事だったし、昨日の日曜日は小学校の同窓会だったので、今日くらい二人で水入らずでのんびりしようということになった。
しかし、気の利いたところに行くにはお金が無い。しかも、今日はうだるような暑さだ。そこで、結局、三茶のキャロットタワーの26階のラウンジに涼みに行こうということになった。
現地に着くと、丁度、6人掛けのソファが空いていたので二人で占領。昼間からハイボール。かーたんはケーキセット。かーたんも最近は、大分いろいろなものが食べられるようになった。ただ、抗癌剤治療開始丁度一週間で、口内炎や、全身の痒みなど、副作用がそろそろ出てきた。
それから、西友に寄って、かーたんはサングラスを買った。この日差しでは、裸眼ではさぞ辛かろうて。
しかし、本当に日本の夏は暑い。ニュースによると東京地方は34.6℃まで上がったそうだ。昔、日本に赴任した外国人には「熱帯手当」が出たというのは本当の話だろうか?半分信じてしまう。

日盛りや八百屋の呼び声空元気   素閑 


家でお蕎麦の夕食。

2016-07-17 23:23:44 | お惣菜

今日は、かーたんが小学校の同窓会、エルさんはライヴ鑑賞で二人とも、夜は外出なので、一人で夕食を摂ることになった。
面倒くさいから、外食にでもしようとも思ったが、暑いので、家でおさんどんすることにする。
柄木田製粉八割蕎麦を茹でる。
ついでにエルさんから父の日に貰ったプレミアムの純米酒もつける(涙)。
蕎麦は当然、蒸篭蕎麦。
ところで漱石の『吾輩は猫である』に迷亭が珍野苦裟彌の家に押しかけて、自分が勝手に取り寄せた蕎麦を食う場面がある。
そこで苦裟彌が「夏に蕎麦を食うのは毒だぜ」という台詞を吐くのだが、夏に蕎麦を食うと食当たりになったりするのだろうか?
蕎麦はちょっと茹ですぎて失敗作。
エルさんのプレゼントの純米酒は五臓六腑と心に染みわたった。

蒸し暑し隣家の赤子の泣くる声   素閑 


フォルツァ・ドンナで(Forza Donna)一人で食事。

2016-07-09 23:45:47 | グルメ

また、『フォルツァ・ドンナ(Forza Donna)』に行ってきた。
かーたんが、今晩はお出かけなので、一人で夕食を摂らなければならない。
家で素麺でも食っちまうか、外で食うか?外で食うと言っても誘うべき友がいない。みんな、この年代になっても世知辛い世の中と闘っており、なかなか夕食を共に、という訳にはいかないのである。
そこで、 行きつけの若林の素晴らしいイタリアン『フォルツァ・ドンナ』へ行って、鋭気を養って来ようということにした。
6時近くのご入店。
まだ客は、誰もいない。
元気の良いマスターの呼び声に迎えられて、カウンターの一番脇の席に着く。
まずは、生ビール。ここのビールは焼肉屋のビールのようにキンキンに冷えているのでオカブ好みだ。
まずはの一皿で、すぐできる鶏のスモークと、鶏と茸の和え物。350円。ここの店はサービスのお通しが無くなった代わりに、こういう低廉なアミューズ代わりのものを用意してくれるようになった。大変よろしい。 
そして、いつものマグロとアボガドのタルタル、白身魚とサーモンのチーズ焼き、鶏の燻製、タラのクリーム煮ブランダードなどを鯨飲馬食する。もちろんビールもガンガン行く。
満足満足だがまだ店に居たいので、ジンのストレートを取って、ディジェスティフとした。
マスターと語らって、気分も乗ってきたが夜も更けてきたので、退散することにする。
若林、太子堂の住宅街を抜けて、11時前にご帰館。

海山や異国を夢見る七月か   素閑 


七夕の夕餉

2016-07-07 20:40:53 | お惣菜

いやあ、今日は暑かった。とにかく今日一日、無事に過ごせただけで幸せ。
そこで、待ちに待った晩御飯。
かーたんは病人食なのでオカブ一人分作る。
鰹の刺身、一冊279円を外出の帰りに西友で。今年は鰹が豊漁で、安価に出回っているというニュースをかねがね聞いていたので、迷わずお買い求め。
後はこれも西友で買った魚肉ソーセージとキャベツと玉ねぎの野菜炒め。
納豆。これも西友。「皆様のお墨付き」ブランド。
昨日の残りのなめこ汁。味噌はパッケージに八丁味噌とあるが、本来の八丁味噌は豆味噌の粒味噌で、擂鉢で擂って、味噌漉しで漉すという面倒なプロセスを経なければ味噌汁にはできない。古来、三河松平家の軍糧として用いられたと伝わっている。だから、このプラスチックパック入りの「八丁味噌」は名前だけ。 
しかし、空腹だから、こんなチンケな献立でも美味かった。
我慢していたビールも飲みましたよ。琥珀色の液体は泡とともに至福の幸福感をもって喉へ・・・・
さて、今日は七夕である。例年梅雨時で星空が見えないのが常であるが、今日はまずまずの晴天。彦星と織姫は出会えたであろうか?

七夕や願いは何と忘れけり   素閑 


暑い!

2016-07-07 14:50:43 | 日記

暑い。とにかく暑い。
いかほどの暑さかと、ネットの天気リポートを見たら、東京地方最高気温36℃だそうだ。暑いわけだ。
一昨日の肌寒さがいとおしくなる。
外に出ていると陽に当たっていなくても、肌がじりじり焼けてくるようだ。太陽の光が疎ましく感じられる。これでも、まだ梅雨明けにはなっていないらしい。
品川に用事があり、渋谷・三茶回りで帰ってきたが、暑い盛りに外を歩いてきてへとへとである。
街はぎらぎらと熱で白っぽくなっている。アスファルトの道の表面は途方もない温度になっているだろう。 
自宅兼事務所に帰り着いて、冷えたビールでも一杯ひっかけたいが、まだ一仕事ある。
ビールは晩酌にとっておいて、デスクに向かう。

一歩二歩歩むに増して炎暑かな   素閑

 


素麺を食う。

2016-07-05 15:30:20 | お惣菜

今日の昼は素麺を食った。
夏と言えば素麺である。しかし今日は、肌寒ささえ感じるほど異様に涼しい日であった。
しかし、かーたんが友人と会うため三茶に出かけているので、手軽に作れるものと言えば素麺ぐらいしか食うものが無い。
そこで素麺である。サミットで買った日清フーズ販売の『讃岐そうめん』というものである。これは値段が安い割にはなかなか美味い。
素麺は「索麺」とも 書く。奈良の三輪素麺、播磨の揖保乃糸などが有名で、それぞれ名産地になっている。特に揖保乃糸はオカブが会社員の新人時代、姫路に3年ほど赴任していたので馴染み深い。竜野市の近辺で生産されているようだ。
讃岐というとどちらかというと饂飩だ。素麺の名産地ではない。
夏というと素麺と書いたが、本場では夏にばかり素麺を食うものではない。冬でも食う。それに冷や素麺ばかり食うものでもない。温かい素麺の献立もある。だから素麺は俳句の夏の季語に入らない。
夏の季語に入るのは冷や麦である。では、冷や麦と素麺とどう違うかというと、冷や麦は単に細い饂飩である。粉を塩と練って細く刻めば出来上がりである。
一方素麺は、一年がかりで丹精込めて作る。粉を練って細く伸ばし、天日に干す。それを一年保存する。一梅雨越さないと食べ頃にならないと言われている。
しかし、関東地方では、ガラスの大きな鉢に入れた素麺を家族で囲んで食うのはやはり夏の風物詩だ。
薬味はおろし生姜。葱、紫蘇大葉、生姜くらいまではいいが、今は亡き叔父貴が、ニンニクを薬味にするのを好んで、家に遊びに行くとよく振舞われて、往生した思い出がある。
今年も、やがて梅雨が明けて本格的な夏がやってくる。

梅雨寒や来るはついに還暦か   素閑 


お山のすぎの子で発表会の打ち上げ

2016-07-03 23:45:16 | グルメ

かーたんの音楽教室の発表会が終わった。
本当にかーたんお疲れ様。
病を押してよくここまでやってこれたと思う。
誇るべき我が恋女房^^
そこで、この祝いに二人だけのささやかな宴をはることにする。
会場は、お馴染みの三茶の栄通の和食屋さん『お山のすぎの子である。
ここの『お山のすぎの子』は、我が娘エルさんが学生時代バイトしていたお店で、社会人になる前のエルさんをバシバシ鍛えていただいた。
このバイト生活でエルさんは、職業人の基本が身に着いたと言っても過言ではない。
今では、マスター、女将さん、チーフのご一家と家族ぐるみのお付き合いをさせていただいている。アット・ホームな料理も素晴らしい名店だ。
まだまだ、炎天の火照りが残る5時過ぎに家を出る。
店に着いたら、チーフに案内された。 女将さんにご挨拶して発表会でいただいた花束をお渡しする。
先ずは、冷たい生大。
かーたんは熱いお茶。
鶏皮のポン酢和え。里芋の煮つけ。この二品は絶品。
生大お代わり。
マスターからのサーヴィスのフライドポテトをいただいて、トロ湯葉、とろろ豆腐と病み上がりのかーたんの食べられそうなものを注文する。
かーたんは、お酒が飲めないので最初からお食事。きつねセット。
オカブは「高清水」の冷酒を飲みながら、冷蕎麦大盛で締め。
素晴らしい打ち上げだった。
マスターと女将さんに挨拶して、店を出る。
アルコールが回った体に三茶から家までの道のりはうだるようだった。

冷や酒や提灯かかる道の店   素閑


 


 


かーたんの音楽教室の発表会

2016-07-03 22:18:56 | アート

かーたんが病を乗り越えて、発表会に漕ぎつけ見事、成功を収めた。
今年は、時期が一週間ずれたこともあって、比較的小規模な発表会。
しかし、かーたんの癌の手術が決まった、3月には果たして出来るんだろうか?と半ば諦めかけていたものを、努力と根性でこれを成し遂げたかーたんは偉い。
8時過ぎに大荷物をタクシーに積み込んで出発。
会場は中町ふれあいホール。
世田谷区の公共の施設だ。
9時に到着していろいろ設営。
リハーサルの後、13:30開会。
参加者の大半は小学校低学年のチビちゃん。
トリを取った子は中三でショパンをノーミスで弾きこなした。
かーたんはピアノでショパンの『バラード』、歌でドヴォルザークのオペラ『ルサルカ』のアリア他。
オカブはモーツァルトのフルート曲『アンダンテ』。
3:15に終演。
記念撮影の後、いろいろ片付け。
一段落ついたところでスタッフで記念撮影。
4:30にタクシーで帰宅した。
かーたんお見事!病にも打ち勝ってくれ。

蒼天と明ける陽のあり梅雨の間に   素閑