日枝神社(←クリック)から350mほどで慶祥寺に着きます。
慶祥寺の入り口の前には、大きなケヤキの木があります。慶祥寺の大ケヤキとして由利町の史跡のひとつにもなっています。木の高さは33mもある大きなケヤキでです。山門近くにその威厳を放ちながら立っていて、推定樹齢約5百50年との調査結果がでているそうです。その調査から30年以上経っているので、約600年以上にわたって前郷の歴史を見つめてきた大木なのです。
山門を抜けると
鐘楼堂や開山堂、羅漢堂などが整然と立っていて
105坪ある本堂は荘厳です。曹洞宗なので華美ではありませんが威厳があります。
この寺の開創者の慶祥比丘尼は、鎌倉時代に由理の5万8千石の旗頭であった由理仲八郎政春のお姉さんで、正和年中に米山の栗山に慶祥庵を建てた方です。現在その庵寺跡も史跡として保存されています。
その後、政春の後裔である滝沢兵庫頭政道が滝沢館に平城を築いて、城下町建設にあたり、慶長13年(1608)に米山にあった慶祥庵を、ここに移して慶祥寺としたのです。
曹洞宗で釈迦牟尼物(しゃかむにぶつ)が本尊です。
ここから50mほど行くと前郷の船着き場跡に行けます。