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アキノギョリンソウだった

2024年09月23日 04時01分00秒 | アウトドアー
先日大人の遠足で八塩山に登りました。その途中で幾つかのギョリンソウを見つけました。
ところが実はアキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)でギョリンソウとは違う事が分かりました。




以下引用です。
アキノギンリョウソウ(学名: *Monotropa uniflora*)は、ツツジ科(*Ericaceae*)に属する腐生植物で、ギンリョウソウに非常によく似た外見を持つため、ギンリョウソウモドキとも呼ばれています。その名前の由来は、主に秋に土から顔を出し、花を咲かせることにあります。ギンリョウソウと形態が酷似しているものの、いくつかの特徴的な違いがあり、それが両者を識別する手がかりとなります。

主な相違点
ギンリョウソウは、柱頭が紫色で、果実は液果です。一方、アキノギンリョウソウの柱頭は黄褐色で、果実は蒴果です。これらの違いが、両者を見分ける際の重要なポイントです。また、ギンリョウソウは春から夏にかけて咲くのが一般的ですが、秋にも花を咲かせることがあり、そのためアキノギンリョウソウの開花時期と重なることがあります。両者は同じ場所で見られることもありますが、アキノギンリョウソウの方がやや稀少で、見かける機会は少ないです。

生態と形態
アキノギンリョウソウの草丈は10〜30cmで、やや暗い林床に生息していることが多いです。花は3~5枚の萼片と花弁から構成され、初めは下向きに咲きますが、開花が終わる頃には頂部が上を向くようになります。秋に咲くことが多く、花期は9〜10月です。

アキノギンリョウソウの果実は長さ1.5cmほどの蒴果で、成熟すると乾燥し、かぼちゃの内側のようなオレンジ色になります。蒴果は5裂し、種子を散布しますが、その際の形状は、ハロウィンのジャック・オー・ランタンを彷彿とさせる独特の見た目になります。

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生息地と分布
アキノギンリョウソウは、ギンリョウソウと比べて生息地が限られており、個体数も少ないため、その存在が確認されることは稀です。主に北海道、本州、四国、九州に分布し、特に丹沢や高尾山、天城山、日光植物園、草津の森の癒し歩道などで見られることがあります。

保存状況
アキノギンリョウソウは、日本の環境省のレッドリストでは特別な指定は受けていないものの、東京都では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。これは、将来的に絶滅の危機に瀕する可能性があることを示しています。





基本情報
和名:秋銀竜草、銀竜草擬(ギンリョウソウモドキ)
学名:*Monotropa uniflora*
分類:ツツジ目(*Ericales*)、ツツジ科(*Ericaceae*)、シャクジョウソウ属(*Monotropa*)
花期:9~10月
分布:北海道、本州、四国、九州
生息地:丹沢、高尾山、天城山、日光植物園、草津森の癒し歩道
保存状況:東京都絶滅危惧Ⅱ類(VU)

アキノギンリョウソウはその希少性があります。持ち帰る人はいないと思いますが、大切にしたいものです。

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