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絵日傘人形劇が解散

2021年06月26日 07時41分00秒 | Weblog
由利本荘市日役町の廣誓寺境内にある50年の歴史を刻んだ絵日傘人形劇が解散を迎えようとしている。




「絵日傘人形劇研究会」は、秋田県由利本荘市内の社会人混声合唱団に参加していた若者たちが、ボランティア活動に取り組もうと昭和46年に発足しました。2年後には代表の亀崎さんが住職を務める廣誓寺の建物を改修、子どもたちの文化と福祉の場として、人形劇場が設置されました。




人形を始め、照明・音響装置・脚本・効果音・音楽など、すべて自前の手作りで、何度か会員不足等の問題から存続の危機もありましたがそれを乗り越え、「遊びの中の児童文化」としての人形劇を通じて、子どもたちに愛のすばらしさやいのちの大切さなど、人として最も大切なものを感取ってもらえるようにと活動を続けていました。
人形劇による青少幼年の健全育成や情操教育の振興、また地域に密着した文化活動の向上に貢献してきた功績が高く評価され、数々の芸術賞を獲得しています。由利本荘市の4年生は、芸術鑑賞で、この劇場で、ゴンギツネなどの演目を鑑賞しています。最後のウエルカムボードには、ようこそ鳥海小学校4年生と書かれたものが残っていました。




主宰の亀崎さんがご高齢と体調不良の為、会の存続が出来なくなり、廣誓寺の住職も代替りの為、絵日傘劇場そのものも維持できなくなるという事です。
手作りの人形達は自分の出番を待つように最後の公演を最後にずーと飾られています。




先日、市議の三浦さんが本荘郷土資料館を訪れ、人形を寄贈したいという事で現物を拝見しました。本資料館に収蔵してしまうと、今後この人形達が一眼に触れる事がなくなります。本荘市が誇る芸術の火が消えてしまう事も寂しいのですが、残された人形達はせめて皆さんに見れれる場所で第二の活躍の場を確保してあげたいものです。
現在、その場所を検討しています。

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