最近ナオミ・フェイル著「痴呆症の人との超コミュニケーション法~バリデーション」
を読んで感銘を受け勉強し始めました。
(現在では痴呆症のことを認知症といいます)
バリデーションとは、認知障害にあるお年寄りまたは
アルツハイマー型認知症高齢者に対して尊敬と共感を持って
関わることを基本にし、その方の尊厳を回復し引き籠もり(植物人間)
状態にならないように援助するセラピーの一つです。
バリデーションはアメリカの「ナオミ・フェイル」さんによって開発され
北欧では盛んに実践されて大きな成果をあげ、
最近日本でもセミナーやワーカーコースの講習が開かれています。
バリデーションのバルの語源はラテン語で「価値」という意味で、
バリデーションとは「価値を認める」という意味です。
どんなお年よりも、一人の価値ある存在として認める。
その人にとっての現実を理解し、訴えや行動を否定しない
ということです。
つまり、認知症の方が言われていることがたとえ間違いであっても
それを否定しないで受け入れ認めることからバリデーションは始まります。
受容と共感・・・簡単そうで難しい・・・
経験豊かなお年よりは、敏感に嘘を見抜いてしまいます!
如何に誠実に人とかかわれるかが問われるのでしょうか・・・。
そう、正直に尊敬の気持を持ってお年寄りにに寄り添うことが基本
その上で数々の技術でコミュニケーションを図り
お年寄りの不安や怒り、悲しみを和らげるのです。
心の修養になりそうです。
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