一本の葦

あんなこと・こんなこと・・・

バリデーション 1

2005-07-01 23:10:02 | 介護・介助


 最近ナオミ・フェイル著「痴呆症の人との超コミュニケーション法~バリデーション」

 を読んで感銘を受け勉強し始めました。

 (現在では痴呆症のことを認知症といいます)

 
 バリデーションとは、認知障害にあるお年寄りまたは

 アルツハイマー型認知症高齢者に対して尊敬と共感を持って

 関わることを基本にし、その方の尊厳を回復し引き籠もり(植物人間)

 状態にならないように援助するセラピーの一つです。

 バリデーションはアメリカの「ナオミ・フェイル」さんによって開発され

 北欧では盛んに実践されて大きな成果をあげ、

 最近日本でもセミナーやワーカーコースの講習が開かれています。

 
 バリデーションのバルの語源はラテン語で「価値」という意味で、

 バリデーションとは「価値を認める」という意味です。

 どんなお年よりも、一人の価値ある存在として認める。

 その人にとっての現実を理解し、訴えや行動を否定しない

 ということです。

 つまり、認知症の方が言われていることがたとえ間違いであっても

 それを否定しないで受け入れ認めることからバリデーションは始まります。

 
  受容と共感・・・簡単そうで難しい・・・

 経験豊かなお年よりは、敏感に嘘を見抜いてしまいます!

 如何に誠実に人とかかわれるかが問われるのでしょうか・・・。


 そう、正直に尊敬の気持を持ってお年寄りにに寄り添うことが基本

 その上で数々の技術でコミュニケーションを図り

 お年寄りの不安や怒り、悲しみを和らげるのです。

 
 心の修養になりそうです。

 
 

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