”さわらの羽”

さわらのステッチ日記

片付け

2011年10月03日 | Weblog

物が増えるので新しい手芸分野には立ち入らないと決め、
それらの誘惑と日々戦っているというのに、
物が増殖しすぎて片付かなくなってきました。

私ってば「片付けられない女」なの?と思えてしまう現状ですが、
少なくとも仕事を持ってる頃まではきっちり片付けられていました。

私の実母は「潔癖症」?の一歩手前ぐらいに片付けるのが得意な人です。
小学生の時いつものように部屋の片づけを言い渡され、
机の上にお気に入りの小物類を並べて置いたら、
「机の上にものが載ってるのに片付けたなんて言うんじゃない!」と
2階の窓から道路に向かって小物類を投げ捨てられた暗い過去を持つ私は
「きっちり片付ける」はしつけとして染み付いていたはずなのです。

それなのに結婚してうん十年、母の呪縛から逃れ、その反動でしょうか?
(いや、この年で親のせいにするってのもねぇ…)
たぶん私はしつけ前の元々の怠け者に戻ったというべきなのでしょう。

しかし、やはり長年の教えで「お片づけは必要」という刷り込みはできています。
それなのになぜ片付けられないのか?

・物が多すぎ…(確かに

が第一ですが、それ以外にも理由があります。それは

「子供たちの部屋を片付けさせねばならない」という命題。
(夫は、自分が部屋を片付けるのがしつけの第一歩だろうが、って言うけど

はっきり言って中高生男子の散らかった部屋なんて足を踏み入れたくもありません。
しかも掃除してやったとて、「勝手に部屋に入るな、その辺いじるな」とか言われるのです。
いっそのこと、子供部屋の存在自体を忘れてしまいたい。
しかし、心を鬼にして子供部屋を自分の部屋より優先して、片付けさせねばなりません。

「子供たちがアレルギー体質だから」

朝起きるといきなりくしゃみをしだすようになったらアウト。
「病気になるから片付けよ!」と渋る息子達に告げ、
数日のうちに片付けねば母が踏み込んで一緒に強制的に片付けます。と宣言します。
本当はすぐに踏み込みたいところですが、何せ中高生男子ですから、
プライバシーもあろうかと…。
(っていうか私も嫌なものは見たくないので、そういうものは最悪ちゃんと片付けとけよ、ってことです)

そして数日後、怒涛のごとく怒鳴りながら、子供部屋の片付けに突入します。
途中悔し紛れに「お母さんの部屋だって片付いてないじゃん!」とか
平気で地雷を踏む、長男の頭をはたきながら、
「ばかたれ、悔しかったら自分で家を建ててみろ」などと、
これまた子供みたいな屁理屈で応酬しながら長男の部屋を片付けたり、

「なんでこんなところからプリンのカップが~」とか
「なんで机の引き出しに卵の殻があるの~」とか
靴下とか、スプーンとかフォークとかを次男の部屋から回収しているうちに
夕飯も作る気力もなくなるほど、母は疲れ果てるのです。

そしてこれが月一くらいでずっと繰り返される現状に、
いつしか自分の荷物は片付かず、ずっと放置されているのでした。

…長くなるのでつづく…