”さわらの羽”

さわらのステッチ日記

白糸刺しゅうのイニシャル

2014年11月05日 | 白糸刺繍

本当にときたまですが、海外から手仕事の物を買ったりします。
これが、割れ物とか重いものだと二の足を踏んでしまうけれど、
小さな布物は送料も安いし、傷や壊れの心配がなくていいですね。
(一度間違ってよく説明を読まず、刺繍されたシーツにクリックしてしまい
焦りまくった経験はあり

といっても海外でも古いものは高いので、
私が買えるのは「シミ」とか「ほつれ」とか「やぶれ」とかありの
いわゆるB級品ばかりです。
でも、刺繍部分が素晴らしければそれでオッケーなので、
やはり届くと嬉しいのです。

先日届いたのはもともとハンカチだったのを赤ちゃん用のケープに
仕立て直したもの。きっと布が薄くなってやぶれたものを、
縁の刺繍がもったいなくて、誰かが再利用したものと思われます。

私としては破れていてもハンカチのままのほうがうれしいんだけど、
こればかりは仕方ない。レースを組み合わせてきれいに作ってあるし、
刺繍自体はとても丁寧なデザインも素敵なものだったので満足です。

ハンカチのイニシャルだったと思われるところに、
よく見ると丸いレース片が縫い付けてある。
もともとのイニシャルと赤ちゃんのイニシャルが違うから
隠したかったのでしょうか?
目立たないようにうまく隠せてはいるのですが、
もともとのイニシャルを見てみたい気持ちがむくむくと(笑)
裏から見ても、特にその部分にほつれなども見えなかったので、
そーっとレース片をはがしてみることにしました。

うーーん。右の文字は「C」だと思うんだけど、
左は「I」なのかなぁ。
結局わからないけど、刺繍部分は見える範囲が広がったので
「よし」とします。

それにしても昔の人の手仕事は素晴らしいですね。