オールジャパン 準々決勝

オールジャパン　準々決勝

第８５回天皇杯・第７６回皇后杯　全日本総合バスケットボール選手権大会

男女準々決勝
２０１０．１．４（月）、５（火）　　代々木第一体育館

女子
ＪＯＭＯサンフラワーズ　８７－６０　アイシンＡＷウィングス　　
富士通レッドウェーブ　７５－５３　デンソーアイリス
日本航空ＪＡＬラビッツ　８１－６８　シャンソン化粧品シャンソンＶマジック
トヨタ自動車アンテロープス　９３－５６　三菱電機コアラーズ

リーグ戦の順位でトーナメントの位置が決るので、１位対８位、２位対７位の対戦になる。
女子は上位のチームが順当勝ち。
ＪＡＬとシャンソンが４位と５位らしく接戦だったが、後の３カードは最初から力の差が見られた試合だった。
シャンソンは相澤選手が入りと動きが良くなる気がするが。
最後にＪＡＬに走られ、それを止められなかった。
あっという間に点差が広がった。


男子
日立サンロッカーズ　７４－６５　リンク栃木ブレックス

昨年の準々決勝と同じカード。
今年は栃木の方が３位で日立は６位だが、６位が勝った。
栃木は田臥選手がスタメンで出場。
上手いシュートも見せるが、トシ選手のディフェンスには思うようなプレイは出来なかったような。
日立はやはりディフェンスがいい。
そんな中、川村選手のバランスを崩しても入るスリーは見事。
栃木は川村選手以外も活躍して来て強くなった印象があったが、今回は他の選手があまり目立たなかった。
日立は、どの選手もスリーが打てるし、今回も全員バスケ。
譲次選手が活躍しないと勝てない感じもあるが、譲次選手も大活躍でしっかり勝ちきった。
でも、イージーなミスも多かった。もう少しターンオーバーが減ったらもっと楽に勝てたのに。
まあ、あのミスがなかったらと思うのは、どのチームも同じだろう。
思わず笑ったしまったミスをひとつ。
アウト・オブ・バウンズになりそうなボールを必死に追いかけてコート内に戻した日立の選手（誰だったかな？）。
それを受け取った譲次選手。受け取って、やった！と思ったら審判が笛を吹く。
“えっ、何で”と思ったら、譲次選手、ラインを踏んでいたらしい。
足元を指差され、譲次選手も苦笑い。

レラカムイ北海道　８０－５５　東芝ブレイブサンダース

７位のレラが２位の東芝に快勝。
３Ｐの最後の方まで途中までは接戦。
抜け出したのはレラ、１０点差を付ける。
東芝は落ち着いた試合運びをするし、今シーズンは逆転する試合も多かったので、まだ分からないと思った。
しかし東芝、今回は焦ったのかオフェンスが単調、まだ時間があるのにスリーを打つことが多かった。
そしてそのシュートが入らない。
スリーは入れば大きいが、もっと確実に点を取っていっても良かった気がする。
反対にレラは良いリズムでシュートを放ちそれが入る。
差は広がるばかり。
東芝が５５点しか取れないのは珍しい。
途中で松井選手が味方と接触して鼻をぶつけた様子。
骨折も治ったばかりだろうに、ひやっとするが、その後またコートに戻って来たのでほっとした。

アイシンシーホース　８１－６８　三菱ダイヤモンドドルフィンズ

三菱がいい立ち上がりで最高１１点リードしたのだが。
やはりアイシンはインサイドが強い。
リバウンドも上から取るし、公輔選手にボールを入れれば大丈夫みたいな。
頑張って三菱が点を取っても、あっさり取り返してしまう。
三菱は佐藤選手がいないのが大きい。

佐藤選手も、日立の大屋選手もまだ出場出来ない。長いな。

パナソニックトライアンズ　９２－７７　トヨタ自動車アルバルク

思わぬ大差が付いたが、１Ｐで勝敗が決った。
シュートの打ち合いは高確率でシュートを決めたパナソニックに軍配が上がる。それだけ勢いもあった。
後半トヨタが追い上げるが、それはパナソニックのオフェンスが慎重になって自分たちでリズムを狂わせてしまった感じ。
前半と同じように早いテンポでシュートを打っていたら、もっと差が開いた気がする。
トヨタもそれほど悪くなかったと思うが。
お互いに厳しいディフェンスで接触して転倒も多く、はらはら。
１番転がっていたのは、木下選手だったかも。
小柄だけど速いし、シュートもよく決めるし今シーズンの活躍はまだまだ続きそう。
そして、広瀬選手の速さも目立った。
ボールを貰ったら一直線にゴールへ、というシーンも何度か。
パナソニックの勢いがトヨタを圧倒した試合だった。
この勢いでアイシンを倒して欲しい。

永山選手も、もの凄く当たっていた。
あんなに当たっている選手にシュートを打たせてはいけないのだろな。

五十嵐選手はチームスタッフとして登録、スーツを着てベンチに。
カッコいい。
でも、試合に出られないのはもどかしいだろう。
早く復帰出来ますように。