しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「犯人に告ぐ3 紅の影」 雫井脩之 

2020年04月04日 | 読書
「犯人に告ぐ3 紅の影」 雫井脩之  双葉社   

「犯人に告ぐ2」の続編。
神奈川県警は〈大日本誘拐団〉を名乗るグループの誘拐事件で捕まった砂山兄弟の取り調べ、首謀者の淡野〔リップマン〕を見つけ出そうとしていた。
1枚だけある横顔のリップマンの写真を防犯カメラの映像を収集し、AIを使って行動解析する方法が取られる。
その成果が、淡野を慌てさせることになる。
淡野はシノギから足を洗う決心を固め、金主の〔ワイズマン〕を訪ねる。
〔ワイズマン〕はそれを認めるが、最後にもう一仕事を与える。
それは、神奈川県警を相手にしたシノギだった。
淡野はまた巻島史彦警視と対決する事になる。







今回は〔リップマン〕の淡野が主役。
淡野の生い立ちが分かる。
進行形の事件は、淡野を探す警察とのやり取りと、新しい淡野のシノギ。
そして、警察内部の問題。
何となく地味で、進展もゆっくり。
まだ巻島たちが把握していない、淡野側の人物がはっきりと書かれるが、それは解決しないまま。
次回をお楽しみに、と言う感じで物足りない。
今までは上下巻で今回は1冊。まだ途中と言う感じが余計に感じられる。
〔ワイズマン〕に〔ポリスマン〕。
どんな対決になっていくのだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「わが母なるロージー」  ... | トップ | 「未来」 湊かなえ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事