「マージナル」 Studio Life
2008・8・28(木)~9・28(日) 紀伊國屋ホール
原作 萩尾望都 脚本・演出 倉田淳
<ストーリー>
西暦2999年。地球。
赤く汚染された海、不妊を引き起こすウィルス。
人々はただ一人の聖母、マザから子どもをもらっていた。
地球を管理するのは、センターにいるメイヤード。何かのプロジェクトを進めていた。
砂漠編と都市編がある。
【砂漠編】
グリジャン、アシジン、キラが主役。
砂漠の民がマザを暗殺する。その中の一人グリンジャ。
マザ暗殺の後、砂漠でキラを拾ったグリンジャは別の砂漠の民、アシジンにキラを売る。
しかしキラがならず者の奪われたのを取り返すために手を貸したグリンジャはキラと離れがたく、アシジンの砦に一緒に赴く。
記憶をなくし、うわ言を口走るキラ。
それは地球の歴史だったが、2人は意味が通じなかった。
キラとグリンジャは惹かれ合い、嫉妬したアシジンはグリンジャの目を潰し追い払う。
グリンジャは聖者とともに都市モノドールに向う。
キラもアシジンの元を逃げ出し、砂漠で倒れた所をモノドールのセンターに保護される。
そこでキラが妊娠していることが判明する。
超能力を使って逃げたキラを捕まえるためにメイヤードや超能力者のセンザイ・マスターを呼ぶ。
しかし追い詰められたキラをグリンジャとアシジンが力を合わせて助けるが、変わりにアシジンがセンザイ・マスターに捕まる。
アシジンを囮にキラを捕まえようとするが、水門に仕掛けられた爆弾が破壊し、モノドールは沈没しかける。
キラは海に呼ばれ鼓動が一体となり、海に溶けていく。
【都市編】
メイヤードが主役。
マザが暗殺され、次のマザに図書のエメラダが選ばれる。
しかし、エメラダ誘拐を目撃されてしまう。
市長の息子ミカルは市長になる準備で図書を訪れエメラダにウーマンがたくさんいる世界の話を聞く。
ミカルはこの世界に疑問をもつようになっていた。
モノドールにスズキゴウが密入国する。
学生時代に研究をともにしたマーリンから連絡を受けてきたのだが、マーリンと がいた森は焼かれていた。
そこで新しい命キラが誕生したことを知る。
キラは違法のアチュキュラ因子を持つ子どもだった。
新たなマザ、かつてエメラダだったハレルヤは、市民に紹介され時、バルコニーから鳥を追いかけ飛び降りて死んでしまう。
混乱する市民にミカルはキラが新たなマザだと市民に告げる。
しかし、ミカルも撃たれてしまう。
<感想>
砂漠編と都市編に分けたのはとてもよかった。
全く違う視点から見ているので、ストーリーが立体的になり、なおかつが分かり易くなった。
モノドールについては都市編の方がよく分かる。
砂漠編の人々はプロジェクトのことは知らないのだから、その視点からみたら、分からないのが当然だから、分からなくてもいいのだろう。
1つを見ても物語として楽しめるが、やはり2つ見た方がいい。当たり前か。
自分の好みから言うとSF色の強い都市編が好きだ。
砂漠編はキラとグリンジャとアシジンの三角関係が前面に出てしまうので、人間ドラマという感じ。
漫画の原作だが、その原作に役者さんが似るから面白い。
今回、1番原作に近かったのは、三上俊さんのミカルだと自分は思う。
そして、ミカルが地球を見つめるラストも素敵だった。
林さんのセンザイ・マスターは奇抜過ぎて、やり過ぎの気がしたが、漫画でもそうだった。
ライフも漫画も両方で浮いて感じた役。
主役のキラは、見た目は松本慎也さんが近いが、雰囲気は荒木健太朗さんの方がよかった。
キラの衣装は遠目だと、ただ白くシンプル。でも近くで見ると刺繍などあり、結構豪華。
水の流れで抵抗するシーンは、演技力。
音楽や照明が助けてくれるが、身体も使い方とか、鍛えていないと出来ないだろうなと、感心した。
舞台だけでなく、ロビーの物販発売も砂漠のバザールのセットで、衣装もつけて雰囲気を盛り上げてくれる。
間近で衣装とメイクした役者さんを見られて得した気分。
2008・8・28(木)~9・28(日) 紀伊國屋ホール
原作 萩尾望都 脚本・演出 倉田淳
<ストーリー>
西暦2999年。地球。
赤く汚染された海、不妊を引き起こすウィルス。
人々はただ一人の聖母、マザから子どもをもらっていた。
地球を管理するのは、センターにいるメイヤード。何かのプロジェクトを進めていた。
砂漠編と都市編がある。
【砂漠編】
グリジャン、アシジン、キラが主役。
砂漠の民がマザを暗殺する。その中の一人グリンジャ。
マザ暗殺の後、砂漠でキラを拾ったグリンジャは別の砂漠の民、アシジンにキラを売る。
しかしキラがならず者の奪われたのを取り返すために手を貸したグリンジャはキラと離れがたく、アシジンの砦に一緒に赴く。
記憶をなくし、うわ言を口走るキラ。
それは地球の歴史だったが、2人は意味が通じなかった。
キラとグリンジャは惹かれ合い、嫉妬したアシジンはグリンジャの目を潰し追い払う。
グリンジャは聖者とともに都市モノドールに向う。
キラもアシジンの元を逃げ出し、砂漠で倒れた所をモノドールのセンターに保護される。
そこでキラが妊娠していることが判明する。
超能力を使って逃げたキラを捕まえるためにメイヤードや超能力者のセンザイ・マスターを呼ぶ。
しかし追い詰められたキラをグリンジャとアシジンが力を合わせて助けるが、変わりにアシジンがセンザイ・マスターに捕まる。
アシジンを囮にキラを捕まえようとするが、水門に仕掛けられた爆弾が破壊し、モノドールは沈没しかける。
キラは海に呼ばれ鼓動が一体となり、海に溶けていく。
【都市編】
メイヤードが主役。
マザが暗殺され、次のマザに図書のエメラダが選ばれる。
しかし、エメラダ誘拐を目撃されてしまう。
市長の息子ミカルは市長になる準備で図書を訪れエメラダにウーマンがたくさんいる世界の話を聞く。
ミカルはこの世界に疑問をもつようになっていた。
モノドールにスズキゴウが密入国する。
学生時代に研究をともにしたマーリンから連絡を受けてきたのだが、マーリンと がいた森は焼かれていた。
そこで新しい命キラが誕生したことを知る。
キラは違法のアチュキュラ因子を持つ子どもだった。
新たなマザ、かつてエメラダだったハレルヤは、市民に紹介され時、バルコニーから鳥を追いかけ飛び降りて死んでしまう。
混乱する市民にミカルはキラが新たなマザだと市民に告げる。
しかし、ミカルも撃たれてしまう。
<感想>
砂漠編と都市編に分けたのはとてもよかった。
全く違う視点から見ているので、ストーリーが立体的になり、なおかつが分かり易くなった。
モノドールについては都市編の方がよく分かる。
砂漠編の人々はプロジェクトのことは知らないのだから、その視点からみたら、分からないのが当然だから、分からなくてもいいのだろう。
1つを見ても物語として楽しめるが、やはり2つ見た方がいい。当たり前か。
自分の好みから言うとSF色の強い都市編が好きだ。
砂漠編はキラとグリンジャとアシジンの三角関係が前面に出てしまうので、人間ドラマという感じ。
漫画の原作だが、その原作に役者さんが似るから面白い。
今回、1番原作に近かったのは、三上俊さんのミカルだと自分は思う。
そして、ミカルが地球を見つめるラストも素敵だった。
林さんのセンザイ・マスターは奇抜過ぎて、やり過ぎの気がしたが、漫画でもそうだった。
ライフも漫画も両方で浮いて感じた役。
主役のキラは、見た目は松本慎也さんが近いが、雰囲気は荒木健太朗さんの方がよかった。
キラの衣装は遠目だと、ただ白くシンプル。でも近くで見ると刺繍などあり、結構豪華。
水の流れで抵抗するシーンは、演技力。
音楽や照明が助けてくれるが、身体も使い方とか、鍛えていないと出来ないだろうなと、感心した。
舞台だけでなく、ロビーの物販発売も砂漠のバザールのセットで、衣装もつけて雰囲気を盛り上げてくれる。
間近で衣装とメイクした役者さんを見られて得した気分。
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