ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

毎月15日はジュゴンの日♪ 

2009年07月14日 | ジュゴンブログ
今日15日はジュゴンの日

今回は宮古島でお話を聞く事ができた「佐渡山安公さん」の取材報告をします

  

沖縄QABテレビで撮った「人魚が棲む海」の中でジュゴンのヨナタマ伝説を語っていた方が「佐渡山安公さん」です。

今は沖縄本島にしか生息していないジュゴンだけど、宮古民話にはやはり「ザン」と呼ばれ、よく登場すると聞いて気になっていたので訪ねてみました。

 

ジュゴンが登場する 「ピィダのマツカマ」 「兄弟の仲直り」 という二つの宮古民話を聞かせてもらいました
 
かつて宮古にはくじら工場があり、その頃に佐渡山さんは人魚(ジュゴン)があがったという話を聞いた記憶があるそうです。 
約45年前くらいでしょうか。 当時はアマモがある砂地も当然あったとの事。 ジュゴン居たんだね~

 

佐渡山さんは民族学だけではなく宮古伝承文化研究センター所長や宮古の天然記念物のツマグロゼミの保護活動、明治大学講師や

10年に渡るウミガメの産卵調査、太陽が窯という陶芸工房もされていて(お隣のカフェからの眺めは最高
突然の訪問にも快く、色々な話を聞かせて頂きました

  

お話だけではなく奄美以南の温暖な湿地で咲く「サガリバナ」やウミガメの産卵チェックにも連れて行って下さいました

印象に残ったのは 「キレイだったり親しみやすかったり人に感動を与える動物だからこそ、人間に絶滅に追いやられてしまう」 という言葉。

「何事もほどほどに・・やりすぎはどこかにシワ寄せが必ず来てしまう」 とも。

 

宮古島でもキレイな熱帯魚が沢山見られる砂浜に観光客が沢山来るようになり、売店ができ
夜遅くまで人が居るようになり、それまで産卵にあがって来ていたウミガメが来なくなってしまった海岸があるそうです

調べてみると、宮古島だけではなく沖縄の民話にジュゴンは良く登場している
琉球の時代からホントに身近な存在だったんだなぁ~と感じました。ジュゴン民話集なんて いいかも知れませんね
おっと、民話を書くスペースがなくなってしまった・・また次回に



じゅごんの里ツアー(アオサンゴ編)

2009年07月13日 | ジュゴンブログ
先日開催された、じゅごんの里ツアーで大浦湾のアオサンゴをシュノーケリングで体験しよう!と予定していましたが、あいにくの強風&波で断念しました。短時間ですが、ダイビングでアオサンゴの水中写真を撮ってきましたのでご覧下さい!


水面付近からアオサンゴの頂上を見るとこんな感じで見ることができます。草原のようです。


水面に向かってサンゴがまっすぐ伸びているのが特徴です。


近くにクマノミがいました。



斜面をゆっくり潜水します。サンゴがみごとにそびえ立っています。




大浦湾の手つかずの自然がつくり出した貴重なアオサンゴの大群落でした!
来年はアオサンゴ&クマノミ城に行きましょう!(フロッグマン)

7/11京橋街頭行動

2009年07月11日 | 活動報告
7月11日(土) 
大阪・京橋のOBPへの連絡橋で、久々の街頭行動をしました。


この方たちは、茨木から来ていたそうで、二人でJRの駅の途中まで
行っていたのに、受け取ったチラシを見てわざわざ引き返してきてくれました。
「ちゃんと『ここでやってます』って言わなきゃ!
もうすぐ茨木まで行く所だったよ。
じゅごんは優しい生き物なんだから、ちゃんと保護しなきゃね~。」
と署名してくださいました。
とっても素敵なお二人でした。


暑くてもジュゴンは元気
(実は首にアイスノンを巻いている)。
ノリのいい女の子たちがいっぱい集まって来て写真を撮ったり、
「ジュゴンやったんや~」と感激の声をあげたり。

ちょっとでもジュゴンのことを知ってもらえるとうれしいな。

皆さまのご協力で3万筆以上集まった国会請願署名は、提出しました。
今度はオバマ大統領と麻生首相宛ての署名を集めています。

ジュゴン保護の声が日本に世界に広がるように、
ご協力よろしくお願いします

ZAN

真喜屋の滝に行く

2009年07月10日 | 活動報告
ジュゴンの里ツアー3日目の7月5日、浦島悦子さんの案内で、
名護市内の真喜屋の滝に行きました。ご覧ください。



亜熱帯の森の中を流れる清流。
イモリや美しい花。
森の精気をいっぱいすって、さわやかな気持ちになりました。
浦島さん、ありがとうございます。

☆じゅごん

P.S  
真喜屋の滝については
「やんばるありんくりん体験記」
第1の滝
第2の滝
にくわしいです。





沖縄県交渉と国会質問

2009年07月09日 | ジュゴンブログ
今日、7月9日、沖縄県(環境政策課、自然保護課、基地対策室)と交渉しました。



準備書で自然保護団体 ジュゴンに関する記述訂正を要請(琉球朝日放送ニュース)

沖縄防衛局交渉(7月3日)での「辺野古沖は平成16年度まで生息地であった」との課長補佐発言を紹介しながら、NO16-9ジュゴンが7時間11分辺野古沖を回遊している環境省資料で共通の認識を持つことができました。

環境省資料を改ざんした沖縄防衛局の準備書や虚偽記載した事業者の見解(「ジュゴンの生息は辺野古沖では平成11年度まで」 沖縄県に6月15日提出)が沖縄県環境影響評価条例違反であり、修正勧告を出すことを沖縄県に求めました。

沖縄県はNO16-9ジュゴンの辺野古沖回遊の事実を準備書で一切触れていないことや、事業者の見解は問題があることを認めました。

そして、SDCCの意見をふまえて、沖縄県として、また審査会事務局として次回審査会(7月14日)で、沖縄防衛局に上記2点をしっかりと確認するとの回答を引き出しました。

このことを指摘したSDCCスタッフの意見書を次回審査会で審査委員に配布することも確認しました。

同日、国会では参議院外交防衛委員会で山内徳信議員がこの問題について7月2日、7日に続いて3回目の質問を行いました(参議院国会中継録画で見ることができます)。
>こちら

7時間11分も辺野古沖を回遊したNO16-9ジュゴンを質問の前面に出すことで、準備書での環境省資料の改ざんと、事業者見解での虚偽記載を明らかにしました。そして、準備書や事業者の見解は刑法の文書偽造罪に触れると準備書の撤回を求めました。
これらの取り組みは、沖縄県環境影響審査会での議論を活発にするに違いありません。

ジュゴンの保護者



第3回環境影響評価(アセス)審査会が開催されます

2009年07月08日 | ジュゴンブログ


7月14日(火) 15時00分~18時00分に
第3回の環境影響評価(アセス)審査会が開かれます。
場所 自治会館(那覇市旭町116-7号 TEL:098-862-8181)


SDCCからも傍聴に行きます。
多くの人が関心を持っていることを示すために、
都合のつく方はぜひ傍聴に出かけてください。


国会質問パート3へ

2009年07月08日 | ジュゴンブログ
明日、7月9日参議院外交防衛委員会で山内徳信さんが、沖縄防衛局の準備書改ざん問題について三度目の国会質問をします。インターネット中継でご覧ください。

6月15日に沖縄県に提出した沖縄防衛局の事業者見解「ジュゴンの生息は、辺野古沖では平成11年度まで」が論戦の焦点になると思います。2005年3月7日に発見されたNO16-9ジュゴンは、約7時間も辺野古沖を回遊していました。沖縄防衛局の「平成11年度まで」の誤りは明白です。

しかし、沖縄防衛局は厚かましくも「金武湾から宜野座沖では16年まで生息」にNO16-9ジュゴンは分類されているとごまかそうとしています。「結論がまずありき」の準備書の化けの皮がはがされてきています。

 ジュゴンの保護者

国会質問パート2

2009年07月08日 | ジュゴンブログ
昨日、7月7日参議院外交防衛委員会で山内徳信議員が先週に続いて、沖縄防衛局の準備書について質問しました



インターネットで参議院国会中継、ライブラリーで録画を見ることができます。
>こちら

山内議員は、環境省の「ジュゴンと藻場の広域的調査-平成13年~17年度の結果概要」(平成18年12月26日)の図5と、表2「ヘリコプターによるジュゴンのフォロー調査結果(平成16,17年度)」を材料に、沖縄防衛局の準備書第6章(結論部分)との食い違いを追及しました。

NO16-9ジュゴンが宜野座沖から7時間11分回遊しているが、回遊の大半が辺野古沖であることを防衛省経理装備局長にまず確認しました。

防衛省は、図5に表示されているNO16-9(緑の点~15分ごとに表示)が辺野古沖を移動していることを認めざるを得ませんでした。

図5について表2で「「辺野古沖をゆっくりと北上し、長島、平島あたりでUターンして南下」(NO16-9の観察行動))と記述されていることも認めました。

しかし、防衛省は辺野古沖を回遊しているNO16-9ジュゴンを、準備書第6章表6.16.1.7「沖縄島におけるその他の既往調査におけるジュゴンの最小発見個体数」で、「金武湾~宜野座村」に分類していると居直りました。

辺野古沖は「金武湾~宜野座村」に含まれず、その北部海域であることは地図で一目瞭然です。辺野古沖にジュゴンが生息していることを隠すために「金武湾~宜野座村」に分類したと居直っているにすぎません。

しかも、この答弁には矛盾があります。準備書の同表には、平成16年度に「金武湾~宜野座村沖2頭」と記述しています。前出の環境省の表2では、NO16-1,2,6,9と4頭のジュゴンが宜野座沖で発見されたとしています。

なぜ2頭しか記述していないのかと山内議員は追及しました。なぜ、辺野古沖を回遊していたNO16-9をなぜ記述しないのかと追及しました。防衛省が無理な答弁をするほど、矛盾が深まるばかりです。

最後に、山内議員は、防衛省経理装備局長の発言「金武湾~宜野座村にNO16-9ジュゴンが含まれている。2頭しかいない」を継続して今後とも追及すると質問を締めくくりました。

ジュゴンの保護者


沖縄県交渉の追加質問

2009年07月07日 | ジュゴンブログ
7月9日に沖縄県交渉をもちます。
7月3日沖縄防衛局交渉をふまえての追加質問です。

今日、7月7日に沖縄県に提出した「追加質問のお願い」を下記に貼り付けます。

                            09年7月7日
沖縄県環境政策課長殿
                     ジュゴン保護キャンペーンセンター
                      事務局長 蜷川義章

            <追加質問のお願い>
(理由)
先日、送付した要請書の追加質問をします。理由は、7月3日沖縄防衛局との話
し合いで2005年3月7日に発見されたジュゴン(NO16-9)が7時間11分の大
半を辺野古沖で回遊していることを認めたからです。したがって、「平成16年度
まで辺野古沖がジュゴンの生息地であった」と、私見と断ったうえで、交渉責任者
である調達計画課課長補佐他1名が認めました。

6月15日に沖縄県に提出された沖縄防衛局の「住民等の意見概要と事業者の見
解」の(16)ジュゴンのNO9事業者見解「ジュゴンの生息は辺野古沖では平成1
1年度まで」が虚偽事実であることが明らかになりました。

そこで、沖縄県に追加質問をします。

(追加質問)
1.上記の件については名護市在住のYさんが意見を出しています。しかし、沖縄
防衛局は自らに都合の悪い意見を無視し、関係自治体に明らかにしていません。市
民が提出したすべての意見の提出を求めますか。

2.次回、7月14日の環境影響評価審査会までに上記の点(平成16年度までは
ジュゴンの生息地であった)との発言を確認しますか。

3.確認したうえで、6月15日に提出された事業者見解と異なる場合は、沖縄県
環境影響評価条例第4章(準備書作成)第19条(準備書についての知事意見等)
第3項と、同条例第12章(雑則)第57条(勧告及び公表)第2項にもとづき訂
正の勧告をしますか。

4.沖縄防衛局の準備書は第6章「調査結果の概要並びに予測及び評価の結果」に
おいて、環境省の資料を改ざんして辺野古沖で発見されたジュゴンを消しさるなど
恣意的な予測及び評価の結果に導いています。県環境評価委員会の事務局として、
準備書での第6章の意義についての認識を伺いたいと思います。