ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

ミュージカル「フリーダム ワタシは人間だ」プレ公演

2010年10月13日 | 活動報告


10月11日 大阪 飛鳥人権文化センターでの、月桃の花歌舞団
新しいミュージカル「フリーダム ワタシは人間だ」プレ公演にブース参加
しました。



ブースにはジュゴングッズを沢山並べました。
新作のジュゴンペンダントやブローチも人気でした。



さっそく胸に付けていただきました。(手書きのかわいいジュゴンちゃん
が見えますか?)



ミュージカルは「ぼくは人殺しの機械だった・・・人間じゃない・」とイラク派兵時
のショックによるPTSDに苦しめられる青年を中心に、基地と貧困に直面する沖縄
の若者たちを主人公にして、人間の尊厳の回復をよびかけるものでした。
(これ以上は本公演を見てね!)



プレ公演でしたが見ごたえ十分でした。更に練習を重ねる本公演が楽しみです。
公演予定は、こちら

ぜひ本公演をご覧になってください。
SDCCもブースを出す予定です。

☆じゅごん




10/10 戦争あかん 基地いらん 関西の集い

2010年10月13日 | 活動報告
10月10日 「戦争あかん 基地いらん 関西の集い」に参加して
きました。会場の大阪 エルシアターにはのべ800名の参加者が
ありました。



沖縄から、沖縄県議会議員の新里米吉さん、元岩国市長の井原勝介
さんが講師です。

新里さんは名護市長選挙、県民大会、名護市議会選挙と何度も
「普天間閉鎖 辺野古に基地いらない」という県民の民意はしめ
されてきた。これを実現できるかは日本全体の民主主義の問題と
訴えらええました。
井原さんも米軍住宅建設問題をめぐって住民意思を無視したやり
方は、地方自治を否定するものとお話されました。



衆議院議員の服部良一さんが、11月沖縄県知事選挙に、ぜひ勝利
しようとアピールし、大きな拍手がありました。


南の風人まーちゃんたちも登場。
まーちゃんは「沖縄からすべての基地がなくなるまで歌い続ける」と
力強く語りました。子どもたちのエイサーもすばらしかったです。





SDCCはブースでグッズとコーヒー販売、署名集め行いました。
グッズも大人気で署名もたくさん集まりました。ありがとう
ございます。





集会終了後はピースウォークです。
「基地ではなくジュゴン保護区を!」のバナーを持って
SDCCスタッフも元気に歩きました。

☆じゅごん

第11回辺野古カフェ「生物多様性って知ってる?」

2010年10月12日 | 活動報告
10月9日 第11回辺野古カフェに参加してきました。
今回のテーマは「生物多様性って知ってる?」です。

SDCCからパワポ―イントを使って、生物多様性について、
辺野古大浦湾と生物多様性、名古屋でのCOP10の意義などに
ついて説明しました。



「アメリカはなぜ生物多様性条約を批准しないの?」

「もともとの森林を生かした栽培方法のコーヒーの方が
モノカルチャーのコーヒー畑より収穫率が高くおいしい。」

「生物資源、遺伝資源に対する先住民の知恵はすごい。それ
を一握りの製薬資本が牛耳るやりかたはやめさせないと・・・」

「アブダビのジュゴン保護国際会議に日本政府は参加しなかった。
海草保護を言いながらまったく矛盾。COP10で日本政府のダブル
スタンダードを知ってもらおう」

など活発な質問意見が出て盛り上がりました。
「COP10に行ってみたい」という方もいて、とても有意義な
時間を過ごせました。

☆じゅごん

10/10 豊田エイサーまつり報告

2010年10月11日 | ジュゴンブログ
前日のどしゃぶりがウソのように いいお天気になった10日
日野市豊田駅近くの多摩平第一公園にて行われた
月桃の花歌舞団主催のエイサーまつりにブース参加してきました

 

11時の開始を前に観客が集まってきました。 焼きそば焼き鳥など模擬店やバザーもでて
美味しいモノを食べながらエイサーや三線が聞けるお祭りです

 

さてさて、華やかなエイサーでスタートです
三線など沖縄音楽の他にもギター演奏でロックな歌あり
非正規労働廃止や基地問題に取り組んでいる団体からのアピールもありました

 

SDCCからも署名の協力や2010年国際ジュゴン年&生物多様性年のPR
ジュゴングッズの販売宣伝をしました

 

ストラップやマスコットが人気です

 

最後は太鼓や三線のリズムに合わせてカチャーシー
気持ちの良い天気のせいかのせいか良い気分で
観客のみなさんも踊りだし楽しい1日でした

  

ジュゴン保護覚え書き第1回署名国会議の最終日

2010年10月09日 | ジュゴンブログ
10月6日、署名国介護3日目が最終日。
SDCCのプレゼンテーションは昼食時間。
何人が参加してくれるか。
緊張して会議場に向かった。
長文になりましたが、お許しください。



午前9時まだ誰も来ない。
最終日のため帰り支度で集まりが遅れる。
9時40分から、議長がフィリピンで始まる。


ジュゴン保護を進めるために、
二人の研究者から報告。
日本とメキシコを回遊している海ガメが網に絡まって死亡。
日本海ガメ協会と協力して網の改善検討をしているとの報告。
ヘレン・マーシュ教授はそのレポートにすぐに突っ込む。
「意義は分かるが、ジュゴンが少ない状況では現実的ではない」と。


休憩後、マーシュ教授がワークショップを提案。
8人から10人で、6グループに分かれる。



手渡された6つのシナリオには
二つの国にまたがってジュゴンが生息していて、
生活レベルが違う国(ジュゴン保護に使える予算)で、
どのように保護を進めるのかを問うている。
予算を活用する道具としてプリントには、
教育、漁民への網改善の援助、保護区、罰則などがあげらていれる。
ジュゴン保護を進めるうえでの重要な問題提起だ。
短なる規制ではなく、漁師や住民の動機づけも重要な課題だ。

40分の議論をふまえて
各グループから合意が取れたことを報告。


ジュゴン保護について置かれた状況の違いから
議論が白熱するグループも出た。

5年ほど前に参加した沖縄県での混獲対策会議を思い出した。
沖縄県、漁協組合、学者研究者、NGOなどが参加して
レスキュー対策を論議したが、
議論で行き詰ったのが、
レスキューで網をばらした時の網の費用と漁業補償だ。
予算が絡み、国の姿勢が問われる。

昼食休憩。

パソコンの設置やプロジェクターも準備、
IUCN決議など準備した資料の配布など
SDCCプレゼンの準備に追われる。
ところが、プロジェクターが突如動かず、
別の機器と取り換えるために、会議終了後まで
プレゼンが延期。


午後から、議長はアラブ首長国連邦(UAE)。
ワークショップをふまえて次回会議までに、
統一性のある漁師への混獲のアンケートづくりや、
分かりやすい言葉でいくつかの管理計画案を
発表することなどを確認した。

また、多くの国でのジュゴン保護政策を援助するための
専門家グループの立ち上げも確認された。

最後に、第2回署名国会議を2012年に
UAEで開催することを確認した。

午後3時に会議が終了。
事務局への感謝や、個々に記念撮影。
プレゼンがなかなか始まらない。


午後3時25分からサイドイベントの
SDCCプレゼンテーションが始まる。
マーシュ教授をはじめ、
代表や事務局長、すべての事務局員、
タイ、インドなど30人が参加した。
予想以上の集まりだ。


沖縄のジュゴンの生息状況と混獲。
赤土や米軍の訓練などによる海草破壊。
米軍基地建設のための環境アセスの非科学性。
「辺野古にジュゴンがいない」との結論の問題点。
ゼロオプションがない事業推進のアセス。
沖縄ジュゴン保護の地道な取り組みと
IUCN決議とジュゴン訴訟。
沖縄のジュゴンの未来をつくるために、
科学を活用して頑張るとの決意を明らかにした。

次々と質問が出る。
日本の環境アセスの現状、種の保存法の実態、
ジュゴン訴訟の現状など、
日本政府のジュゴン保護の取り組み姿勢に疑問が集中した。

2008年IUCN決議が
UNEP(国連環境計画)とボン条約事務局を動かした。
日本のジュゴン保護運動とジュゴン保護を進める国々とが結びついた。
大きな前進だ。

名古屋のCO10、
10月23日午後1時からのフォーラム
(名古屋学院大学体育館2階会議室)で会いましょう。

 ジュゴンの保護者より

ちゃんぷるニュースVol.52 発行しました

2010年10月08日 | ジュゴンブログ

SDCCは、2カ月に一度、ニュースレターを発行しています。
沖縄、ジュゴンをめぐる最新情報、SDCCの活動報告、
イベント案内など、盛りだくさんの企画で、楽しく
読みごたえのあるニュースです
ぜひ会員になって保護区作りの活動をサポートしてください。
会員募集の詳細はこちらです。
バックナンバーはこちらです。

ちゃんぷるニュースVol.52の記事から
から『移設反対の市長派が圧勝! ~たくま候補上位当選』をご紹介します。




『移設反対の市長派が圧勝!~たくま候補上位当選』

 9月12日名護市議会選挙で東恩納琢磨さんが二期目の当選を果たしました。投票率は72.07%で32,384票と前回74.66%、32,485票を下回りました。定数27に37人が立候補したにもかかわらず、前回の728票を大幅に超える1059票で、10位で当選しました。「稲嶺市長を支える」「ふるさとは宝。ジュゴンの海を守り、地域おこしを進める」などの政策が市街地をふくめて多くの支持を受けたからです。
与野党の議席数は16対11、改選前から4議席増やし、全体多数を実現しました。稲嶺市長は「新しい基地は陸にも海にもつくらせないという市民の判断だ。政府に対して堂々と訴えていく」と決意を新たにしています。沖縄県知事選挙(11月28日)に立候補する伊波洋一さん(宜野湾市長)は「「日本政府がかなりテコ入れをした野党が惨敗したのだから、地元の意見に真剣に向き合うべきだ」と訴えています。ジュゴンの里ツアーでつくりだした稲嶺市政との連携を、市議会与党にも広げて「基地ではなくジュゴン保護区」を実現したいと思います。


英訳
Base Opponents Win Majority In Nago, Okinawa Election
 ~Higashionna wins landslide victory~
こちらです。

2010年国際ジュゴン年&国際生物多様性年


関西大学にジュゴン現る!

2010年10月07日 | ジュゴンブログ

秋晴れの一日。
大阪府吹田市の関西大学正門前で、署名集めをしました。
ここで署名を集めるのは、はじめて。
署名集まるだろうか・・・
という心配は無用でした。


「ジュゴンや~」「かわいい」と
着ぐるみジュゴンが大人気。
チラシの受け取りもいいし、署名もどんどん集まりました。


「名古屋でCOP10があるの知ってますか?」
「知ってる!“この会議が地球の未来を決める”んやで」
「よー知ってんなあ。いつから知ってんの?」
「昨日テレビでやっとった」

COP10のこと、やっとテレビで取り上げられるように
なってきました。でもまだまだ。

生物多様性のこと、会議のこと、もっと知ってね
そしてCOP10に行きましょう。

ZAN

ジュゴン保護のための共同調査~日本への期待

2010年10月06日 | ジュゴンブログ
10月5日、
ジュゴン保護覚え書き第1回署名国会議も2日目。
顔見知りも増えて、冗談も飛び交うようになった。
詳しくはあとで。

今日の会議の議長はフィリピン。
(真ん中の人物)

2日目の議論は、ジュゴンと生息地の保全と管理計画を
どのように進めるかの具体的な議論でした。

とりわけ、ジュゴンの生息域が広いので、
ジュゴンの生息環境が似通っている海域を
5つのブロックに分けることが確認されました。


南西インド洋(10)、北西インド洋(13)、
南アジア(5)、東南アジア(12)、太平洋(6)で、
日本は東南アジアに分類されました。()内は国数。

共同調査を進めるうえで必ず出てくる課題が、
リーダーと資金の問題。

この議論の最中、隣の某国の政府関係者が、
こそっと「日本は東南アジアに分類されているよ」と、
援助金を活用してリーダーになりたがる日本政府が
今回の会議に参加していないことを気遣う。

日本の国際責任は、
米軍基地建設ではなく、
海の保護~ジュゴン保護に使うべきです。

名古屋でのCBD・COP10はそのためにあるのです。

また、各海域での取り組みの報告も順次行われた。
ジュゴンの生息状況と魚網の設置などについて、
漁師からの聞き取り調査の報告が続く。
南西インド洋からの報告

南西インド洋に分類された
10カ国のジュゴンの関連性について議論が及ぶと、
後列に座っていたマーシュ教授は
マイクのある席に近寄って
「ジュゴンの遺伝子研究こそが解決方法」と
積極的にアドバイスをする。


日本で行ったジュゴンの遺伝子研究の実績を
提供すべきではないかとつくづく思いました。
科学力と資金力がある日本への期待度は非常に高い。

2年後に予定される第2回署名国会議には
政府代表は参加すべきだと思いました。

議論が活発に続き、
エレンさんとカンジャナさんの
サイドイベント「ジュゴン保護の課題と現状」は
報告にとどまりました。


また、会議出席者全員の記念写真も撮りました。

後列真ん中の右にSDCCスタッフが映っています。

今日は10月6日、最終日。
昼食時に、SDCCがプレゼンテーション
「米軍基地建設による沖縄ジュゴンの現状と取り組み」を
報告します。

 ジュゴンの保護者より

ジュゴン保護署名国会議~午後から議論始まる

2010年10月05日 | ジュゴンブログ
10月4日午後からは
事務局からの報告と議論が始まりました。
机の配置も教室方式から会議形式に。





2列のコの字型に配置され、
参加国は前列に2人ずつ。
オブザーバーのSDCCは後列に座りました。

オブザーバーにもTシャツとエコ・バックを頂きました。







事前のプレスリリースでは、
参加人数は90人。参加国は29カ国との発表でした。
実際は、前日の10月3日に署名国18カ国の出席予定が、
3カ国が欠席。
10月4日に3カ国(パラオ、セシェール、バヌアツ)が
新たに署名をしたので、結局18カ国になりました。
昨日の合計16カ国は誤りでした。
訂正します。



今日も議事にも追加署名が入っています。
まだ増えるようです。

ここで、事務局からジュゴンの生息状況についての報告。

ジュゴン生息国は通過国を含めて48カ国。
世界のジュゴンは9万5千頭から10万頭。
ペルシャ湾(アラビア湾)、紅海には約7300頭。
UAEのブティナ島には1400頭生息しています。


ブティナ島はサンゴ礁のとマングローブでつくられ、
保護区になっていて、残念ながら近づくことができません。

午後からの議事では、
議長にUAE、副議長にフィリピンを選出しました。

事務局報告に続いて、議論、採択に入る前に、
ヘレン・マーシュ教授(オーストラリア・ジェームスクック大学)
から基調公演40分。





テーマは「世界のジュゴンの現状」で、
パワーポイントを使って「島しょのジュゴン、
とくに沖縄とパラオが危機だ」と語りました。

「調査の時は終わった。行動あるのみ。
100頭以下の国々では絶滅の危機」と強く訴えました。
私たちの「基地ではなく、ジュゴン保護区」
の取り組みの重要性が浮き彫りになりました。


事務局からの報告と提案では
今後の署名国会議を2年に一度開催すること、

小規模基金プログラムと進め方について、
関係するボン条約やラムサール条約の調査などとの連携などが
積極的に議論され、採択されました。

今日、10月5日は二日目。
午前9時から
議事はジュゴン保護覚え書きと管理計画を
どのように進めるのかが議論されます。

また、昼食時のサイドイベントとして、
ジュゴンの研究家の
カンジャナ・アヂュルヤヌコソルさんと
エレン・ハインツさんが
「ジュゴン保護の課題と現状」を報告します。


 ジュゴンの保護者より

ジュゴン保護覚え書き第1回署名国会議

2010年10月04日 | ジュゴンブログ
10月4日、アブダビ(アラブ首長国連邦)の郊外にある
ラディソン・ホテルで

ジュゴン保護覚え書き第1回署名国会議(SS1)始まりました。


午前9時、会議が始まる前に、
折り紙ジュゴンとグッズを受付に置いてもらいました。
参加者は名札にジュゴン折り紙を入れてくれています。



主催者やアブダビ政府関係者からの挨拶のあと
署名国が3カ国増えた報告があり、
パラオ共和国、セーシェル共和国、バヌアツ共和国が
順次、署名をしました。
これで合計16カ国になりました。

パラオ共和国が署名

生物多様性条約COP10議長国である日本政府が
早急にジュゴン保護覚え書きに
参加することが求められています。

署名終了後、休憩時間にカンジャナさんや署名国の人々などと
一緒に写真を撮りました。


ジュゴン研究家のカンジャナさん(タイ)、エレン・ハインツさん(アメリカ)と
アブダビ事務局のクワンさんです。