散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

2006-12-05 08:29:03 | 思考錯誤
朝起きると台所に向かいコップ一杯の水を先ず飲み干す。すると多少ぼんやりした頭もシャキッとする。
紅茶を入れるために水道水を濾過器に入れて水が落ちるのを待ちながら、手近にある適当な本を手に取りパラパラとめくって、その朝目を引く言葉を見つける。というのが最近の朝の儀式だ。何しろ本棚を台所を出てすぐの部屋に設置した。お湯が沸くまでの間丁度良い暇つぶしだ。
本のページをパラパラする所はスロットマシーンの例の窓を眺めているような、そんな感じだ。

今日の当たり

自分ひとりでやるゲーム
ゲームの法則
もしも自ら賞賛に値すると思えば、この勝負は価値だ。
もしも。勝ちの勝負が計算により、意思と一貫性と明晰さを伴って買ったものならば、・・・・・儲けは最大限に大きい。

(ムッシュー・テスト/ポール・ヴァレリー作/清水 徹訳)





外は7時半になってもまだ真っ暗だ。
今日の日の出は8時20分。ちなみに日没は6時26分だ。(ちょっと調べてみると、東京辺りの今日の日の出は6時35分で日没は6時45分とある。)

先日の展覧会のオープニングは無事終了。
後は野となれ山となれ。。。じゃなくて、続いて沢山の人が訪れてくれる事、楽しんでくれることを祈るばかり。(そして売れること。。。もね。)
『僕はね~、あっちの作品とこっちの作品とどっちにしようか迷っちゃって決められないんだよ~。家に帰って飾る場所も検討しなきゃならないしねえ~。でもまだ時間あるからゆっくり決めようと思う。』
と私に告白する教育学の教授殿。少し離れたところで、いつも身奇麗にしておしゃれな彼の奥方の口の端が歪みはしなかったか?
”そんなものを買うより貴方、旅行はどうなったの?私の来春のコートは?”と目は語っていたのではないだろうか?
教授殿には頑張って欲しいと心から祈っている。