乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ポテンツァ(バジリカータ州)

2011-06-29 | イタリア
 今回はイタリア南部バジリカータ州の州都ポテンツァ(Potenza)の話です。この街に寄った理由は州都というくらいの規模の街が丘の上にのっかっていてその丘に面白そうなローカル線がまとわりついていて面白そう、というものでした。その鉄道についてはサイトのこちらをご覧下さい。ここでは街の様子を見ていきます。

 ではポテンツァの玄関口FS(トレニタリア)ポテンツァ中央駅(Potenza Centrale)前から話を始めます。丘の麓にあり周りにはろくに店もなく中心街から遠くという不便なところです。なので中心街まで行くにはバスかタクシーということになりますが、階段を登る元気があるならアップロ・ルカーネ鉄道に乗って行くという手もあります。私はそもそも鉄道目当てだったのでもちろん鉄道を利用しました。
 この鉄道の駅(Potenza Inferiore)は中央駅前の正面にあります。画像だとバスの後方突き当たり右のところに見えるのがホームの屋根です。

 ただしここは無人駅で切符を買えそうなところが見当たりませんでした。もしここからこの鉄道やあるいはバスに乗るなら中央駅の売店辺りで切符を売っていないか聞いてみるといいかもしれません。私は隣の有人駅(Potenza Inferiore Scalo)から乗ったので中央駅近辺の切符売り場をチェックしていませんでした。申し訳ありません。
 さてその鉄道に乗って上がっていくと数分で中心街に近いPotenza Citta駅に着きます。駅舎の1階がホーム、2階が正面出口という構造です。

 画像をしつこく貼りますが丘の街の斜面に建っている様子がおわかりいただけるでしょうか。この鉄道はこの駅の先でトンネルをくぐり中心街の真下を北に抜けます。



 駅から丘の上の中心街に向けて階段が続くのでケーブルカーかエレベータでも欲しいところです。


 無事街の目抜き通りプレトリア通り(Via Pretoria)の検察庁付近に出ました。

 あとは通りを左(西)に歩いて行くとだんだん人通りが増えていきます。

 通りをちょっと逸れると高低差がわかる眺めがあって面白いものです。

 なかなか好ましいスタイルのちっこいバスも頑張ってます。


 市役所前広場には共和国記念日(6月2日・国民投票で王制廃止を決めイタリアが共和制になったことを記念する祝日)が近いのでイルミネーションの用意がされていました。見られないのが残念です。


 そうこうするうち乗る列車の時間が近づいて来たのでPotenza Citta駅に戻ることにします。同じ道戻るのもつまんないしたぶん下の方に降りていけば駅に着くだろう、といい加減に降りていったら見事迷いました。

 時間がなくなってきたので焦りつつその辺の人をつかまえて聞きながら急ぎます。いつの間にか降り過ぎていて駅舎より下の線路脇にたどり着いてしまいましたがそうなればあとは線路伝いに歩いてホームに上がればいいのでまずはホッとしました。こういう高低差の大きい街は方向感覚が狂いやすいようです。もっとも単に方向オンチだからかもしれませんが。


 という具合にちょろっと散歩しただけですが丘の上で風が気持ちよく景色もきれいなので気に入りました。
コメント
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