「やくも」の381系の定期運用は今年の6月に終わっていますが、この年末年始には少し走ると気づきました。高架やトンネルを多用する線形改良、みたいなのではない高速化にロマンを感じるので381系にはなんとなく敬意を持っています。なので381系もいよいよ終わりが近そうな気配からお名残り乗車する気が起きました。
さて山陰の出雲市辺りに行くとなると東京からは近場の海外より遠く感じたりもするのでまずは飛行機も考えたものの、381系のお名残り乗車ならせっかくなので車体傾斜モノのハシゴでもするかと一応テーマっぽいものも浮かんできます。なのでまずは姫路から智頭急行経由の「スーパーはくと」で鳥取を目指すことにしました。
姫路駅といえば中華麺に和風だしの駅そばが名物ですけれど、そのホームの立ち食いそば屋はキハ58風になっているのでいよいよ名物というか観光名所並になってきた気がします。と感心していたらHOT7000系の貫通顔がやってきました。貫通でない車両の場合は一番前がかぶりつき席になるので、もし一番前の指定がとれていたら前が見えないのが来ちゃったとがっかりするところですが今回はみどりの窓口に買いに行ったとき既に埋まっていたのでどっちでも構いません。
乗り込むと前が見えない一番前の席にはデカめのカメラを持っていたりする「同業者」っぽい人が座っていたのでやっぱりなあと思いました。席取り合戦だと「ライバル」になるとは言え自分が同じ立場だったらがっかりしたはずですから勝手にちょっと気の毒になったりもします。
この貫通顔の車両は前が見えない代わりに一番前に2人用セミコンパートメント座席が設置されているのが面白い点です。幸い空いていたので車掌さんに座ってていいか尋ねたところ大丈夫となりここに陣取ることにしました。座席自体の快適さでは普通のリクライニングシートの席の方が実はいいのかもしれませんが変わっているとやっぱり楽しいものです。傾斜しながらの飛ばしっぷりと席の物珍しさを同時に味わえ満足しました。
鳥取ではまあこれもお約束みたいなもんかもしれないと駅弁の「かに寿司」を買ってしまったので食べながらキハ187系の「スーパーおき」に揺られます。気持ちのいい飛ばしっぷりは駅弁の味も良くする効果があるなあと改めて思いました。
ハシゴの最後はお名残り乗車になる「やくも」の381系です。貫通顔に描かれたトリックアートのようなエンブレムがぺったりして面白く感じたり側面にこんなキャラがいたのかと今さら気付いたりですが、ともあれそれなりには見慣れた381系だとこれがお名残り乗車という気があまりしてきません。
乗って1人掛けの座席や二重窓を見ると381系だなあという気になりますが、実はというのか遊び乗りにしても乗り心地はそこまで好みでなかったりもします。酔いそうには全くならないもののガクガクする揺れに気分がノって来るのを邪魔される感じです。ガクガクする以外は割と上品で静かなとこもあり遊び乗りの好みはさておいてそこは良い点かもと再評価したい気分にもなったのですけれども。
という具合にハシゴして全体的には気動車より電車の方が好みなものの傾斜系だと381系よりも187系とか四国の2000系辺りみたいなやや乱暴なすっ飛ばし方をする乗り味の方が好みかもと思ったりしました。
ともあれお名残り乗車が済んだら、子供の頃にお子様向け鉄道の本を見ていて新幹線みたいに派手に線路引いてデカい電車なら速くて当然くらいに感じた一方、魔法みたいなカラクリでカーブも速く走れちゃうらしい381系にはそんな電車があるのかと憧れた思い出なんかが浮かんできて寂しくなっています。
さて山陰の出雲市辺りに行くとなると東京からは近場の海外より遠く感じたりもするのでまずは飛行機も考えたものの、381系のお名残り乗車ならせっかくなので車体傾斜モノのハシゴでもするかと一応テーマっぽいものも浮かんできます。なのでまずは姫路から智頭急行経由の「スーパーはくと」で鳥取を目指すことにしました。
姫路駅といえば中華麺に和風だしの駅そばが名物ですけれど、そのホームの立ち食いそば屋はキハ58風になっているのでいよいよ名物というか観光名所並になってきた気がします。と感心していたらHOT7000系の貫通顔がやってきました。貫通でない車両の場合は一番前がかぶりつき席になるので、もし一番前の指定がとれていたら前が見えないのが来ちゃったとがっかりするところですが今回はみどりの窓口に買いに行ったとき既に埋まっていたのでどっちでも構いません。
乗り込むと前が見えない一番前の席にはデカめのカメラを持っていたりする「同業者」っぽい人が座っていたのでやっぱりなあと思いました。席取り合戦だと「ライバル」になるとは言え自分が同じ立場だったらがっかりしたはずですから勝手にちょっと気の毒になったりもします。
この貫通顔の車両は前が見えない代わりに一番前に2人用セミコンパートメント座席が設置されているのが面白い点です。幸い空いていたので車掌さんに座ってていいか尋ねたところ大丈夫となりここに陣取ることにしました。座席自体の快適さでは普通のリクライニングシートの席の方が実はいいのかもしれませんが変わっているとやっぱり楽しいものです。傾斜しながらの飛ばしっぷりと席の物珍しさを同時に味わえ満足しました。
鳥取ではまあこれもお約束みたいなもんかもしれないと駅弁の「かに寿司」を買ってしまったので食べながらキハ187系の「スーパーおき」に揺られます。気持ちのいい飛ばしっぷりは駅弁の味も良くする効果があるなあと改めて思いました。
ハシゴの最後はお名残り乗車になる「やくも」の381系です。貫通顔に描かれたトリックアートのようなエンブレムがぺったりして面白く感じたり側面にこんなキャラがいたのかと今さら気付いたりですが、ともあれそれなりには見慣れた381系だとこれがお名残り乗車という気があまりしてきません。
乗って1人掛けの座席や二重窓を見ると381系だなあという気になりますが、実はというのか遊び乗りにしても乗り心地はそこまで好みでなかったりもします。酔いそうには全くならないもののガクガクする揺れに気分がノって来るのを邪魔される感じです。ガクガクする以外は割と上品で静かなとこもあり遊び乗りの好みはさておいてそこは良い点かもと再評価したい気分にもなったのですけれども。
という具合にハシゴして全体的には気動車より電車の方が好みなものの傾斜系だと381系よりも187系とか四国の2000系辺りみたいなやや乱暴なすっ飛ばし方をする乗り味の方が好みかもと思ったりしました。
ともあれお名残り乗車が済んだら、子供の頃にお子様向け鉄道の本を見ていて新幹線みたいに派手に線路引いてデカい電車なら速くて当然くらいに感じた一方、魔法みたいなカラクリでカーブも速く走れちゃうらしい381系にはそんな電車があるのかと憧れた思い出なんかが浮かんできて寂しくなっています。