乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ポッピ(トスカーナ州)

2012-07-18 | イタリア
 今回はイタリア、トスカーナ州にあるポッピ(Poppi)という町に行ったときの話です。昨年ローカル線でかぶりつきをしていてなんだかよさげな丘とお城が見え、それが件のポッピだったのですがそのときは時間がなく寄れませんでした。それが宿題みたいに頭に引っ掛かっていたので今年改めて足を運んだという次第です。

 ポッピに行くローカル線、トスカーナ鉄道はフィレンツェの東のアレッツオ(Arezzo)から出ています。ポッピ駅に着くまでは乗り鉄話になるのでサイトのこちらをご覧下さい。
 ポッピ駅を降りると正面には鉄道と併走する幹線道路が左右にはしり、その奥には(駅からは見えませんが)アルノ川が道路と並行する左右方向に流れています。この道路を左に歩いていくと右手にアルノ川にかかる橋がありこれを渡るとポッピの丘が目の前です。このアルノ川はフィレンツェの街中を流れている川で、ポッピはずっと上流にあたります。


 橋の上からお城が見えているのでとりあえずそこを目指して登ることにします。


 車道とは別に歩行者だけの道があり、なかなか気持ちのいい道のりです。


 無事お城に到着しました。ポッピ駅からのんびり歩いて30分くらいです。


 入場料を払ってお城の中に入ると近所で昔起こった合戦絵巻的な展示や図書館、売店がありキレイに整備されています。


 丘の上のお城と言ったらやっぱり景色がご馳走です。鐘楼に登って広い空と田園風景を満喫します。


 とのんびりしていたら突如ゴーン、とすさまじい音が頭上で鳴り響きたまげました。この鐘は毎時0分・30分になると自動で鳴ります。実はその旨注意書きが貼ってあったのですがなめてました。


 お城を出て町中に出ます。町の中心は画像のマドンナ・デル・モルボ教会(Chiesa della Madonna del Morbo)辺りです。見回すとバス停や売店が見えます。


 行きは鉄道だったので帰りはフィレンツェ行きのバスにしようとバス停を見るとフィレンツェ行きの時刻が書いてありません。売店でバスの切符を買いがてら聞いたところ、フィレンツェ行きのバス停はここではなく町を出たところとのことでした。バスの乗車券は車内で販売していないので乗るならここで買っておかねばなりません。


 言われたとおり、上の画像のマドンナ・デル・モルボ教会に向かって右の道を歩いていくと門に突き当たりました。


 その門をくぐると視界がひらけます。


 門を出た右手方向にバス停が見えました。フィレンツェ行きの時刻が書いてあったので一安心です。


 しばらく待っていると無事SITAのバスがやってきました。(SITAバス公式サイト)

 このバスはポッピの町を囲む城壁の外側をぐるりと回りながら丘を下ってアルノ川を渡りポッピ駅前を通ります。その後しばらくすると険しい山道が続くので乗り物に弱い方はつらいかもしれません。山の中のPonticelli(Stia方面のバスとの乗り継ぎ地点)を経由し、下るとまたアルノ川に出会ってPontassieve駅前を経由しフィレンツェまで約2時間と一般路線バスにしては結構な長丁場になるのでトイレなど済ませてから乗ったほうがいいかも、と月並みな老婆心で今回の話を終えることとします。
(ポッピ公式サイト)

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