乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

茨城南部乗り継ぎ(2)竜ヶ崎

2010-08-07 | 茨城県
(前回のつづきです。)
 小堀の渡船で着いた常磐線鉄橋下の渡し場から取手駅までは歩いて10分くらいと大したことない距離ですが真昼間の炎天下だとやや堪えます。途中で取手市が運営している小堀循環バスの臨時停留所を見かけました。小堀地区と取手本土は渡船だけでなくこのバスも運行されているので渡船を利用せず行き来することができるようになっています。


 取手駅に出たら大利根交通バスの北方車庫行きに乗ります。運賃が申告式先払いなのが面白いところで以前の京王バスを思い出しました。阪東自動車のあとに大利根交通となんだか講談だか浪曲じみた字面が続きますが、この辺りは経路の違う複数の事業者のテリトリーが入り組んでいるのでなかなか変化に富んだ乗りバスができます。


 田んぼと都市化した地域が混ざる車窓を見つつ20分ほどで北方車庫に到着しました。狭い道の脇にバスが並び敷地内にちょこんと停留所が置かれたなかなかかわいらしい雰囲気の車庫です。

 車庫の敷地はギリギリ利根町から龍ケ崎市に入ったところで、ここから竜ヶ崎市と示す看板は市・町境からややズレています。

 この車庫がある北方地区から関鉄の竜ヶ崎駅まで龍ケ崎市のコミュニティバスがあるので今度はそれに乗り継ぎます。ただそのコミバスの停留所は北方車庫の隣の停留所「北方」からなので停留所一つ分歩かなければなりません。ちなみに大利根交通バスは取手発北方車庫止まりのバスと同じ経路でさらに先に行く北方経由立崎行きというバスを走らせているので(本数は少なめ)これに乗ると1停留所分歩かなくて済みます。

 大利根交通とコミバス両方の停留所が立つのどかな北方停留所に着きました。

 この辺りもなかなか狭い道でいい雰囲気です。


 北方で龍ケ崎市のコミュニティバスに乗ります。

 この路線はなかなか細い道を通っていく点は面白いのですが車両が小さいのであまり狭隘区間という感じがしないのはちょっと残念です。

 途中経由する総合福祉センターからおばあさんがまとまって乗ってくると耳に心地よい方言のおしゃべりが聞こえるようになりたいして東京から遠くないのに遠くに来た気がしてきます。にぎやかな雰囲気で竜ヶ崎駅に着きました。


 関鉄竜ヶ崎線は気動車ながら電車みたいな新しい車両が入っていますがローカル私鉄枝線の終点らしいのんびりした雰囲気はなかなかいいものです。


 せっかくなのでここから佐貫までちょっとだけ乗り鉄します。


 間に入地を挟んで全線で3駅しかありませんからものの数分で佐貫に到着です。

 ちょっとの時間とは言え渡船・バス・鉄道と細かく色々な乗り物が混ざると乗り継ぎは俄然面白くなります。


(こちらに続きます。)

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