台湾南部、屏東県の恒春でスクーターを借りなんとなく走ってみることにしました。
付近の地図を見ると鵝鑾鼻に続く細長い岬の海岸線を省道26号線がぐるりと囲むのが目に入ります。この道は台湾の路線バス最南区間があり既に「乗りバス」したあとだったので、この囲まれた真ん中を走って横断しようと考えました。真ん中は高台になっているので眺めがよさそうです。
というわけで恒春から省道26号線を南下し、船帆石という景勝地付近から坂道を登ってみました。しばらく上がると期待通り眺めがよくなります。(画像の海に立っている石が船帆石)
高台の上は草原がひろがり牧場になっていて、頭の中の勝手なステロタイプの熱帯あるいは台湾ぽくない感じがしました。
道がよくわからないので適当に走っていたらヤギを連れたおばさんがいて「ここは行き止まりだよ。」と言われてしまいます。
取って返すも路面に直接県道の終点と書かれていたりでうまく抜けられる道にたどりつけません。
やがて舗装されていない道になり、やや崩れていたりする箇所もあったりして不安になりつつもとりあえずガタガタと走ってみます。
無事船帆石とは反対側の海側を走る省道26号に出ました。やれやれです。
省道に出たところは台湾最南区間を走る路線バスの終点「水蛙窟」の近くで、風と波に洗われた荒々しい海岸線が「風吹砂」という景勝地になっています。
風吹砂から海沿いに省道を北上するとやがて満州郷に入ります。熱帯の台湾最南端の近くで寒いイメージの満州という字を見ると思わず「大陸から逃げてきた国民党軍の満州出身兵士が住みついたから」などとインチキなエピソードを勝手に考えてしまいましたが、そうではなく原住民語の地名などをもとに日本植民地時代につけられた地名だそうです。その満州郷を走っているとやがて港口というところで吊橋が見えてきました。観光用の橋で渡るには10元の入場料が必要です。
この港口付近は台湾最南のお茶の産地なのでお茶を売る店が点在しています。
台湾のお茶というと高山茶が目立つように山奥の標高が高いところが尊ばれる傾向がありますが、この辺りは海が近く標高も高くなくあまりお茶の産地という感じがしないのでちょっと面白く感じます。飲んでみたところ濃い味の美味しいお茶でした。
という具合に墾丁国家公園の東側をスクーターで流してみるとビーチや原発があって賑やかな西側に比べだいぶ静かでこれも悪くないと思いましたが、その分バスの便が非常に不便なのでこの点はバス好きとしてはちょっと残念です。
付近の地図を見ると鵝鑾鼻に続く細長い岬の海岸線を省道26号線がぐるりと囲むのが目に入ります。この道は台湾の路線バス最南区間があり既に「乗りバス」したあとだったので、この囲まれた真ん中を走って横断しようと考えました。真ん中は高台になっているので眺めがよさそうです。
というわけで恒春から省道26号線を南下し、船帆石という景勝地付近から坂道を登ってみました。しばらく上がると期待通り眺めがよくなります。(画像の海に立っている石が船帆石)
高台の上は草原がひろがり牧場になっていて、頭の中の勝手なステロタイプの熱帯あるいは台湾ぽくない感じがしました。
道がよくわからないので適当に走っていたらヤギを連れたおばさんがいて「ここは行き止まりだよ。」と言われてしまいます。
取って返すも路面に直接県道の終点と書かれていたりでうまく抜けられる道にたどりつけません。
やがて舗装されていない道になり、やや崩れていたりする箇所もあったりして不安になりつつもとりあえずガタガタと走ってみます。
無事船帆石とは反対側の海側を走る省道26号に出ました。やれやれです。
省道に出たところは台湾最南区間を走る路線バスの終点「水蛙窟」の近くで、風と波に洗われた荒々しい海岸線が「風吹砂」という景勝地になっています。
風吹砂から海沿いに省道を北上するとやがて満州郷に入ります。熱帯の台湾最南端の近くで寒いイメージの満州という字を見ると思わず「大陸から逃げてきた国民党軍の満州出身兵士が住みついたから」などとインチキなエピソードを勝手に考えてしまいましたが、そうではなく原住民語の地名などをもとに日本植民地時代につけられた地名だそうです。その満州郷を走っているとやがて港口というところで吊橋が見えてきました。観光用の橋で渡るには10元の入場料が必要です。
この港口付近は台湾最南のお茶の産地なのでお茶を売る店が点在しています。
台湾のお茶というと高山茶が目立つように山奥の標高が高いところが尊ばれる傾向がありますが、この辺りは海が近く標高も高くなくあまりお茶の産地という感じがしないのでちょっと面白く感じます。飲んでみたところ濃い味の美味しいお茶でした。
という具合に墾丁国家公園の東側をスクーターで流してみるとビーチや原発があって賑やかな西側に比べだいぶ静かでこれも悪くないと思いましたが、その分バスの便が非常に不便なのでこの点はバス好きとしてはちょっと残念です。
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