新潟を走る南越後観光バスで厚紙を使った運賃表(通称紙パタ)が使われていると聞き一度見に行かねばと宿題のように気になっていました。気がつけば11月で新潟は間もなく雨そして雪の季節になってしまいます。まあそのうち泊りがけでゆっくり見に行こう、くらいに思ってたのですが「紙パタ」は急速に減っているという話も聞こえてきます。これまでの人生「そのうち」で何度痛い目にあったことか、やっぱ宿題は年内に片付けよう、という気持ちがもち上がり衝動的に上越新幹線の切符を買ってしまいました。
突然思い立ったので出発が遅くなり東京駅に着いたのはお昼近くです。駅弁売り場を物色すると200系新幹線のケースに入った「新幹線弁当」680円が目に入ったので衝動買いしました。裏を見るとデパートの地下でよく見る「古市庵」とのことです。
中身は太巻きとおかずで量の少なさにやや後悔しました。まあお子様向けなのは見ればわかるからこっちが悪いんですが。これじゃ足りないからあとでまたなんか食べよう。と軽めの昼食をとっているうちに国境を越えて越後湯沢に着きました。
駅前に出るとここは南越後観光バスのエリアで、都民やっていると東急バスを思い出してしまう銀に赤帯が目に付きます。午後からでは色づいた山をのんびり見ているヒマはなく、まずは六日町車庫前行きで乗りバスの開始です。
国道それも新道をずっと行くバスですからあまり変化はありませんが上越線を見ながら走るのでなかなか楽しめました。30分ちょっとで六日町の町外れにある六日町車庫・六日町営業所(南越後観光バス本社)に到着です。約19km乗って420円と南越後観光バス(越後交通系全体もですが)は運賃が安めなので助かります。ちなみに1000円の回数券は100円券12枚綴りの1200円分となかなかおトクです。
六日町営業所は上越線と北越急行ほくほく線に挟まれた位置にあります。その両方を見ながらバスに乗ってきた道を2kmばかり歩いて戻り六日町駅に出ました。
これで「お子様ランチ」を入れたお腹が早くも燃料切れになります。六日町駅前のショッピングセンターに入ったら「くるみ入り」というのが珍しく感じまた太巻きを買ってしまいました。(「こっち」では多いんだそうですね。)ほくほく線に乗って早速つまみます。
ほくほく線はトンネルばかりの新線なので正直それほど乗って楽しいという感じでもないのですが、山をぶちぬいた路線なのでこことここが実は近かったんだ、みたいな面白さはありますね。あっという間に十日町に着き高架ホームに降り立ちます。
すると下から「ボーッ」という怪しい音と煙もくもくが見えるのでひょっとすると?と思って地平ホームに下りたらやはりでした。
なんでもイベント前の試運転なのだそうです。私は蒸気機関車にあまり興味がないのでここ(飯山線)で運転するとは全然知りませんでした。改めて見ると「お尻」も意外と愛嬌があるものですね。
どうせならトンネルだらけのほくほく線で運転したらもっとスゴイなあ、などとしょうもないことを考えながらバスに乗るため駅前に出ます。ロータリーの片隅でバスを待っていて「なんだか煙たくなってきたな」と思ったところでああ線路上で「焚き火」してるんだったと気づき、こう充満するんじゃなるほど昔「汽車」が嫌われたわけだと感心しました。C11はちっこいイメージですが煙は案外スゴイんですね。こういう体感的な部分を残す意味でも動態保存は大事だと思いました。
(2)につづきます。
突然思い立ったので出発が遅くなり東京駅に着いたのはお昼近くです。駅弁売り場を物色すると200系新幹線のケースに入った「新幹線弁当」680円が目に入ったので衝動買いしました。裏を見るとデパートの地下でよく見る「古市庵」とのことです。
中身は太巻きとおかずで量の少なさにやや後悔しました。まあお子様向けなのは見ればわかるからこっちが悪いんですが。これじゃ足りないからあとでまたなんか食べよう。と軽めの昼食をとっているうちに国境を越えて越後湯沢に着きました。
駅前に出るとここは南越後観光バスのエリアで、都民やっていると東急バスを思い出してしまう銀に赤帯が目に付きます。午後からでは色づいた山をのんびり見ているヒマはなく、まずは六日町車庫前行きで乗りバスの開始です。
国道それも新道をずっと行くバスですからあまり変化はありませんが上越線を見ながら走るのでなかなか楽しめました。30分ちょっとで六日町の町外れにある六日町車庫・六日町営業所(南越後観光バス本社)に到着です。約19km乗って420円と南越後観光バス(越後交通系全体もですが)は運賃が安めなので助かります。ちなみに1000円の回数券は100円券12枚綴りの1200円分となかなかおトクです。
六日町営業所は上越線と北越急行ほくほく線に挟まれた位置にあります。その両方を見ながらバスに乗ってきた道を2kmばかり歩いて戻り六日町駅に出ました。
これで「お子様ランチ」を入れたお腹が早くも燃料切れになります。六日町駅前のショッピングセンターに入ったら「くるみ入り」というのが珍しく感じまた太巻きを買ってしまいました。(「こっち」では多いんだそうですね。)ほくほく線に乗って早速つまみます。
ほくほく線はトンネルばかりの新線なので正直それほど乗って楽しいという感じでもないのですが、山をぶちぬいた路線なのでこことここが実は近かったんだ、みたいな面白さはありますね。あっという間に十日町に着き高架ホームに降り立ちます。
すると下から「ボーッ」という怪しい音と煙もくもくが見えるのでひょっとすると?と思って地平ホームに下りたらやはりでした。
なんでもイベント前の試運転なのだそうです。私は蒸気機関車にあまり興味がないのでここ(飯山線)で運転するとは全然知りませんでした。改めて見ると「お尻」も意外と愛嬌があるものですね。
どうせならトンネルだらけのほくほく線で運転したらもっとスゴイなあ、などとしょうもないことを考えながらバスに乗るため駅前に出ます。ロータリーの片隅でバスを待っていて「なんだか煙たくなってきたな」と思ったところでああ線路上で「焚き火」してるんだったと気づき、こう充満するんじゃなるほど昔「汽車」が嫌われたわけだと感心しました。C11はちっこいイメージですが煙は案外スゴイんですね。こういう体感的な部分を残す意味でも動態保存は大事だと思いました。
(2)につづきます。
南越後観光バスは今や他では殆ど…という紙式運賃表示器をはじめ、旧年式車や中古車、珍車などが多数活躍しており、趣味的にはかなり面白い事業者の一つですね。
ここで取り上げている十日町~津南間や、小出~須原方面など、鉄道よりも運行本数が勝っている区間もあり、その上運賃設定も比較的割安(回数券の割引率が高いとなれば尚更)であるなど、土地柄を考えるとかなり健闘している部類に入る気がします。
新潟県は越後交通グループや新潟交通グループ、マルケーグループなどの路線バスが幅を利かせ、新潟・越後の2強だけでも路線・車両共に興味深いものの、首都圏から近い割にこちらは訪問機会が意外と少ない気がします。
先月は佐渡島へも初訪問したものでしたが、新潟は今後もボチボチ訪問したいと思っています。
そういえば新潟は首都圏から距離はそう遠くないはずなのになぜかかなり遠い気がします。気候の違いがそう感じさせるのかもしれません。
佐渡という大きい離島のバスが楽しめるのも新潟の良い点ですね。私も次は足を延ばしたいと思っています。
こんばんわ。
私たちにとっては普通の何気ないバスですが、こんな風に珍しいんですね!
最近津南~十日町線に電光掲示行き先表示ノンステップバスが一台だけ導入されました=
豪雪地帯と聞きますが、そこでノンステップバスが入れるほど除雪がしっかりと行われているというのは凄いことだと思います。津南~十日町は便数・運賃ともに立派な路線だと感心しましたが、ノンステップも入るとなればいよいよ存在感が増しますね。