10月も半ばになりだいぶ涼しくなって話が古くなってしまいましたが今回は7月に行った韓国慶尚北道盈徳郡の「玉渓渓谷」の話です。
盈徳郡は韓国の東海岸側で製鉄で有名な慶尚北道浦項市の北隣にあります。名物はズワイガニで盈徳産のズワイガニというとかなりの高級品です。郡のシンボルマークはカニがデザインされたものだったり、海岸線にはカニ料理店がたくさん並び観光の目玉にもなっています。ただ玉渓渓谷がある達山面玉渓里はだいぶ内陸の山間部なのでカニのイメージはさすがに感じられません。バスで行く場合は盈徳バスターミナルから玉渓経由ウォンダム行きの農漁村バス(1日7往復)が使えます。このバスで40分くらい上がると終点近くの「玉渓(玉渓遊園地とも)」から終点ウォンダムまで1km強渓谷沿いを走るので、この間の適当なところで降りれば到着です。
とりあえず終点のウォンダムまで乗ってみました。(「乗りバス」の話はこちらをご覧下さい。)終点の折返場は玉渓渓谷を形成する川「玉渓川」を見下ろす位置にあり「玉渓ソッテ公園」の入口にあたります。ここは青松郡との郡境のすぐ近くです。青松郡の農漁村バスも1日2便郡境を越えてここまでやって来て折り返しています。(青松郡側の乗りバス話はこちらをご覧下さい。)
ウォンダムは2つの郡のバスの乗り換え地点ながら特に店など見あたらないようなところです。ここから玉渓バス停に向かって乗ってきたバスの道を戻るかたちで玉渓川を降りていきます。「仙境玉渓」と書かれた碑がありました。
仙境というほどものすごい山奥という感じでもないのですがのどかでなかなか悪くない雰囲気です。
渓流沿いには「八角山」への登山道がありました。この辺りは渓流のみならずちょっとしたトレッキングも楽しめるそうです。中高年層のハイカーがパラパラ歩くのが見えました。道はよく整備されているようです。
「玉渓(玉渓遊園地)」バス停まで来ました。ここが渓谷観光の中心です。
なお玉渓渓谷では夏季は遊客から手数料(大人1000w・子供500w)を徴収しています。盈徳からのバスの場合途中のチェックポイントで係員が乗ってきて車内で徴収されました。
勝手に「観光の中心」としましたが、飲食店くらいたくさんあるだろうと思っていたらお店は売店と食堂がそれぞれ一軒ずつあるだけです。みんな川原でバーベキューなどやったりしちゃうからでしょうか。
お昼時だったので食堂に行ってみます。食堂と言ってもただの民家がそのまま食事も出すようになったという雰囲気の、韓国の田舎の景勝地によくある感じのパターンです。
貼ってあったメニューにチゲ類が見えたので食事したいと言うと「ごめん今ご飯を炊いてなくてねえ。インスタントラーメンとかならできるけど。」と返ってきました。どうもトレッキング客にマッコルリなどの酒類やつまみを出すのが中心みたいです。
それもなあ、と思ったところで幸いやり取りを聞いていた若者連れが「それなら一緒に食べよう」とサムギョプサルやキムチチゲを勧めて下さったのでありがたくご相伴にあずかりました。ごちそうさまです。
お腹がふくれたので河原に下りて見物することにしました。この道はか細いながら行き止まりではなく浦項市方面に通じています。
この道沿いの渓谷はなかなか険しいのですが、それでも小さな畑があったり黒ヤギ(たぶん食用)が飼われていていました。
そのうちちょっとした淵になっているところがあり、泳いだり飛び込んだりと楽しそうな遊び場になっています。
もっとも「水泳禁止」「ダイビング禁止」などと大きく注意書きがあったので本当はいけないのでしょう。
ひとしきり渓谷を見物して玉渓バス停に戻ると自転車で見回りをしているライフガードのお兄さんが「そっちは危ないからダメ」と盛んに注意していました。暑い中ごくろうさまです。
というわけであまりオチのつけようがないようなごく地味な渓谷でしたが楽しく過ごせました。
盈徳郡は韓国の東海岸側で製鉄で有名な慶尚北道浦項市の北隣にあります。名物はズワイガニで盈徳産のズワイガニというとかなりの高級品です。郡のシンボルマークはカニがデザインされたものだったり、海岸線にはカニ料理店がたくさん並び観光の目玉にもなっています。ただ玉渓渓谷がある達山面玉渓里はだいぶ内陸の山間部なのでカニのイメージはさすがに感じられません。バスで行く場合は盈徳バスターミナルから玉渓経由ウォンダム行きの農漁村バス(1日7往復)が使えます。このバスで40分くらい上がると終点近くの「玉渓(玉渓遊園地とも)」から終点ウォンダムまで1km強渓谷沿いを走るので、この間の適当なところで降りれば到着です。
とりあえず終点のウォンダムまで乗ってみました。(「乗りバス」の話はこちらをご覧下さい。)終点の折返場は玉渓渓谷を形成する川「玉渓川」を見下ろす位置にあり「玉渓ソッテ公園」の入口にあたります。ここは青松郡との郡境のすぐ近くです。青松郡の農漁村バスも1日2便郡境を越えてここまでやって来て折り返しています。(青松郡側の乗りバス話はこちらをご覧下さい。)
ウォンダムは2つの郡のバスの乗り換え地点ながら特に店など見あたらないようなところです。ここから玉渓バス停に向かって乗ってきたバスの道を戻るかたちで玉渓川を降りていきます。「仙境玉渓」と書かれた碑がありました。
仙境というほどものすごい山奥という感じでもないのですがのどかでなかなか悪くない雰囲気です。
渓流沿いには「八角山」への登山道がありました。この辺りは渓流のみならずちょっとしたトレッキングも楽しめるそうです。中高年層のハイカーがパラパラ歩くのが見えました。道はよく整備されているようです。
「玉渓(玉渓遊園地)」バス停まで来ました。ここが渓谷観光の中心です。
なお玉渓渓谷では夏季は遊客から手数料(大人1000w・子供500w)を徴収しています。盈徳からのバスの場合途中のチェックポイントで係員が乗ってきて車内で徴収されました。
勝手に「観光の中心」としましたが、飲食店くらいたくさんあるだろうと思っていたらお店は売店と食堂がそれぞれ一軒ずつあるだけです。みんな川原でバーベキューなどやったりしちゃうからでしょうか。
お昼時だったので食堂に行ってみます。食堂と言ってもただの民家がそのまま食事も出すようになったという雰囲気の、韓国の田舎の景勝地によくある感じのパターンです。
貼ってあったメニューにチゲ類が見えたので食事したいと言うと「ごめん今ご飯を炊いてなくてねえ。インスタントラーメンとかならできるけど。」と返ってきました。どうもトレッキング客にマッコルリなどの酒類やつまみを出すのが中心みたいです。
それもなあ、と思ったところで幸いやり取りを聞いていた若者連れが「それなら一緒に食べよう」とサムギョプサルやキムチチゲを勧めて下さったのでありがたくご相伴にあずかりました。ごちそうさまです。
お腹がふくれたので河原に下りて見物することにしました。この道はか細いながら行き止まりではなく浦項市方面に通じています。
この道沿いの渓谷はなかなか険しいのですが、それでも小さな畑があったり黒ヤギ(たぶん食用)が飼われていていました。
そのうちちょっとした淵になっているところがあり、泳いだり飛び込んだりと楽しそうな遊び場になっています。
もっとも「水泳禁止」「ダイビング禁止」などと大きく注意書きがあったので本当はいけないのでしょう。
ひとしきり渓谷を見物して玉渓バス停に戻ると自転車で見回りをしているライフガードのお兄さんが「そっちは危ないからダメ」と盛んに注意していました。暑い中ごくろうさまです。
というわけであまりオチのつけようがないようなごく地味な渓谷でしたが楽しく過ごせました。
タダ飯もいい旅行の思い出になりますね。
何と言おうか、韓国の多くの人、「自分の力でできることならその場をうまく丸く収めるような気遣い、行動を好んでする。」そんな傾向があると思います。
市内バスでお釣りが無いなんていうと、複数の人が両替に名乗り出たり。また、運転技士さんの判断で、もう少し先、お客さんが乗ってきてお釣りが準備できるまで猶予されたり。
少し足りないなんて時にはお金を出してあげると名乗り出たりというのも見たことがあります。
そんなこんなで、昨年だったかな?空港バスで1000W若い女性に進呈したこと、自分とこに書きましたが、コマpスmニダの軽いお礼一言でおしまいです。市外バスターミナルで前のアジュマが100W探してもたもたしてるので100Wあげたりもあったかなぁ。
そんなのが韓国の、「その場をうまく収める」だろうなと思っています。
話は飛びますが、長野県の水が西上州で少し関東に流れ込んでいるところがあるんですよね。そういうの、好きです。
で、また出てきたのは食事の写真の手前。練炭オンドルの焚口とかまどでしょうかね。練炭でなく、ただのかまどを暖房に使ってるのかな?面白いです。
おっしゃる通り可能な限りなるべくその場で解決しようとする点はいつも感心しますし助けられ気持ちのいいものだと思います。そういうところは日本にいてもマネしたいなあと思うのですがなかなかです。
さてサイトの記事ご覧いただきありがとうございます。分水嶺が境界とズレている箇所、私もなぜかうれしくなります。分水嶺はそろそろかと凝視していたら割合おとなしい峠だったのですが、越えた瞬間はやっぱりニヤリとしてしまいました。
焚口、今もかまどとして使うことが今もあるのか聞きそびれてしまいましたが、日本の縁側と似ているようで違う「マル」がうれしくなりました。