先だって「サンキュー千葉フリーパス」を使ったあとでそういえば似たような乗り放題きっぷ「ぐんまワンデー世界遺産パス」が群馬県にあったのを思い出しました。群馬県内のJR・私鉄(上信電鉄・上毛電鉄・東武・わたらせ渓谷鉄道)に1日乗り放題(大人2100円)というものです。2日間有効なので2日連続日帰りをするはめになったサンキュー千葉フリーパスにくらべ1日単位だと気軽に使いやすいのがありがたく、これで群馬県に行ってみることにしました。
ではどこに行こうかとぐんまワンデー世界遺産パスのフリーエリアをながめたらなぜか群馬県内だけでなく埼玉県の深谷まで入っています。世界遺産といえば伊勢崎市にある「田島弥平旧宅」は利根川南岸で群馬・埼玉県境のすぐそばですから埼玉県側の高崎線の駅もフリーエリアに含めて利用者の便を図ったのでしょうか。その辺りの事情はよくわかりませんが世界遺産目的でなくとも東京から高崎線で行く場合群馬県内の新町までより深谷までの方が切符代が安く済むので助かります。
そんなわけで群馬県内ではなく埼玉県の深谷でぐんまワンデー世界遺産パスを買い、まずは上信電鉄に乗ろうと高崎に向かいました。上信電鉄の改札を通って久々に来たなあなどと思いつつホームに入ると「上信電鉄~0番線の故郷~」なる演歌のポスターが貼ってあって「上信電鉄推薦曲」とありびっくりです。
ホームの端には廃車になった200形を開放した待合室があり中の座席は元々のロングシートだけでなくJR211系のグリーン車で使われていたリクライニングシートも並んでいます。Suicaの使い方案内なんかもまだ書いてあるのでタダで座ったらなんだかトクした気分になりました。
という具合にゆっくりできる雰囲気の高崎駅0番線からまず乗ったのは250形で、そういえばここは中古車ではなく生え抜きが多いなあと改めて思ったりです。
上信電鉄は車両の種類に富んでいるので乗り放題を活かし適当に乗ってみることにしました。お次は200形です。この車両は西武っぽい3扉なのに東武の顔がついているので見るとなんだか妙な気分になるもののこういうゲテモノっぽさというのはいいなあと改めて思いました。
車内の古そうな広告を見ると「スミス商会テレサ」という何の店だかよくわからないものや「世界のアクセサリー舶来雑貨イル・モンド高崎サヤ町」といった渋い雰囲気のものでした。広告と共に鏡も貼られなかなかいい味わいです。
200形は非冷房なので窓を開けると景色と空気の両方が楽しめ、上信電鉄は結構飛ばすので心地よい揺れとジョイント音も加わります。窓と上信のロゴ入り扇風機両方からの風を浴び残りわずかになった首を垂れる稲穂を見ていると気分が良くなりこれで下仁田まで乗り通すことにしました。
名物駅名(?)の南蛇井は平仮名だけで「なんじゃい」と大きく書かれているといよいよ引き立ちますね。下仁田に着き東武顔じゃない方を見るとどこにでもありそうでいてないようなウインク顔でやっぱりヘンテコな車両だなあと思いました。
この辺で昼食にしようと駅舎内に置かれていた「昭和レトロぐるめぐり」なる案内冊子を眺めたら卵で閉じていない醤油ダレのカツ丼を下仁田カツ丼と大きくうたっていたのでそれを食べることにします。下仁田カツ丼を出す食堂はいくつも書いてあるものの特にあてもないのでこの冊子を持って行くとドリンク1杯サービスとあった駅近くの「きよしや食堂」にしました。カツ丼はボリュームはあるもののあまりくどくなくほどよい満腹感になりサービスの三ツ矢サイダーも飲んだらいよいよ機嫌がよくなります。
下仁田から高崎への戻りで1枚窓の6000形と西武の中古150形に乗ったのでこの日は計4種の車両に乗ったことになりました。上信は車両のバラエティに富んでいるなあと改めて感心です。
高崎駅が近づくと廃車になったぺったんこカマボコ顔の150形とJR107系が並んでいました。107系は今後上信で活躍するそうですから入れ替わりでさらに廃車が出るとすると非冷房の200形などいかにも危なそうですね。
整備中らしき107系を見たらなんだかうらめしくなりましたがこればかりは仕方がありません。
そんなこんなで結局上信電鉄には普通運賃で3190円分乗ったことになりこれだけでぐんまワンデー世界遺産パスのモトがとれたどころか大いに「儲け」が出ました。ちなみに通年販売されている上信電鉄(だけの)一日全線フリー乗車券は2220円とぐんまワンデー世界遺産パスより高く値段が逆ではないかと思ったりです。
(こちらにつづきます。)
ではどこに行こうかとぐんまワンデー世界遺産パスのフリーエリアをながめたらなぜか群馬県内だけでなく埼玉県の深谷まで入っています。世界遺産といえば伊勢崎市にある「田島弥平旧宅」は利根川南岸で群馬・埼玉県境のすぐそばですから埼玉県側の高崎線の駅もフリーエリアに含めて利用者の便を図ったのでしょうか。その辺りの事情はよくわかりませんが世界遺産目的でなくとも東京から高崎線で行く場合群馬県内の新町までより深谷までの方が切符代が安く済むので助かります。
そんなわけで群馬県内ではなく埼玉県の深谷でぐんまワンデー世界遺産パスを買い、まずは上信電鉄に乗ろうと高崎に向かいました。上信電鉄の改札を通って久々に来たなあなどと思いつつホームに入ると「上信電鉄~0番線の故郷~」なる演歌のポスターが貼ってあって「上信電鉄推薦曲」とありびっくりです。
ホームの端には廃車になった200形を開放した待合室があり中の座席は元々のロングシートだけでなくJR211系のグリーン車で使われていたリクライニングシートも並んでいます。Suicaの使い方案内なんかもまだ書いてあるのでタダで座ったらなんだかトクした気分になりました。
という具合にゆっくりできる雰囲気の高崎駅0番線からまず乗ったのは250形で、そういえばここは中古車ではなく生え抜きが多いなあと改めて思ったりです。
上信電鉄は車両の種類に富んでいるので乗り放題を活かし適当に乗ってみることにしました。お次は200形です。この車両は西武っぽい3扉なのに東武の顔がついているので見るとなんだか妙な気分になるもののこういうゲテモノっぽさというのはいいなあと改めて思いました。
車内の古そうな広告を見ると「スミス商会テレサ」という何の店だかよくわからないものや「世界のアクセサリー舶来雑貨イル・モンド高崎サヤ町」といった渋い雰囲気のものでした。広告と共に鏡も貼られなかなかいい味わいです。
200形は非冷房なので窓を開けると景色と空気の両方が楽しめ、上信電鉄は結構飛ばすので心地よい揺れとジョイント音も加わります。窓と上信のロゴ入り扇風機両方からの風を浴び残りわずかになった首を垂れる稲穂を見ていると気分が良くなりこれで下仁田まで乗り通すことにしました。
名物駅名(?)の南蛇井は平仮名だけで「なんじゃい」と大きく書かれているといよいよ引き立ちますね。下仁田に着き東武顔じゃない方を見るとどこにでもありそうでいてないようなウインク顔でやっぱりヘンテコな車両だなあと思いました。
この辺で昼食にしようと駅舎内に置かれていた「昭和レトロぐるめぐり」なる案内冊子を眺めたら卵で閉じていない醤油ダレのカツ丼を下仁田カツ丼と大きくうたっていたのでそれを食べることにします。下仁田カツ丼を出す食堂はいくつも書いてあるものの特にあてもないのでこの冊子を持って行くとドリンク1杯サービスとあった駅近くの「きよしや食堂」にしました。カツ丼はボリュームはあるもののあまりくどくなくほどよい満腹感になりサービスの三ツ矢サイダーも飲んだらいよいよ機嫌がよくなります。
下仁田から高崎への戻りで1枚窓の6000形と西武の中古150形に乗ったのでこの日は計4種の車両に乗ったことになりました。上信は車両のバラエティに富んでいるなあと改めて感心です。
高崎駅が近づくと廃車になったぺったんこカマボコ顔の150形とJR107系が並んでいました。107系は今後上信で活躍するそうですから入れ替わりでさらに廃車が出るとすると非冷房の200形などいかにも危なそうですね。
整備中らしき107系を見たらなんだかうらめしくなりましたがこればかりは仕方がありません。
そんなこんなで結局上信電鉄には普通運賃で3190円分乗ったことになりこれだけでぐんまワンデー世界遺産パスのモトがとれたどころか大いに「儲け」が出ました。ちなみに通年販売されている上信電鉄(だけの)一日全線フリー乗車券は2220円とぐんまワンデー世界遺産パスより高く値段が逆ではないかと思ったりです。
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