実践からはなれた巨人対中日

昨日はクライマックスシリーズの巨人対中日戦を見ました。
ペナントレースでは１６勝８敗と巨人が一方的に勝ちましたが、クライ
マックスシリーズは短期決戦で先に４勝した方が日本シリーズに進出し
ます。巨人はペナントレースで優勝を決めて実践から遠ざかっています
が、中日はクライマックスシリーズを勝ち進んできた勢いがあります。
初回その差が見事に表れ中日が５点を先取して、巨人としたら苦しい戦
いになりました。その後巨人は２点を取りましたが結局は７対２で中日
が勝利しました。やはりペナントレースの勝敗はあてにはなりませんで
したが、この勝負はバッティングの差にあらわれたのかもしれません。
練習でポカスカあたったとしても、実践では相手投手は生きた球を投げ
込んできますから、剣術で言えば竹刀で勝負をするか真剣で勝負をする
のかの違いがあるのではないかと思います。一瞬の集中力にかけるもの
が違いますね。巨人の２番手ピッチャーの投げた球が手元が狂って中日
４番打者ブランコの頭にあたってしまいました。倒れてしまうのかと
思いましたがブランコは微動だにせず相手ピッチャーを睨み付けていま
した。ビデオテープを見ると、相手ピッチャーが投げた球が頭に飛んで
きてあたる一瞬を数センチほどかわして急所をはずしているんですね。
この差がホームランを打つか凡フライになるかの違いのようです。打つ
気が弱いと早めに危険球を察知して逃げますが、打つ気が強いと球を見
極めるためにぎりぎりまで球を見ます。実践から離れたブランコなら球
から逃げて頭に当たらなかったのかもしれません。巨人は昨日の一敗で
目覚めなかったらズルズルと負けてしまいそうです。今日は巨人を応援
することにするか・・・。

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