商売人の質素な生活

昨日昼から徳山駅近くにお店を出している大家さんに会いに行ってき
ました。駅近くなので車を止めるところがなく駐車違反で捕まるぐらい
なら行かない方がましだし、なんて考えていたら大東建託の担当者のＫ
さんが訪ねてきました。車で行かない方法は？
私「Ｋさん会社に帰るの」
Ｋさん「いいえ今から下松方面にいきます。何か」
私「会社に帰るのなら徳山駅まで乗せていってもらおうと思ったので」
都合良く人の車に便乗して行くことに失敗。ということで櫛ヶ浜駅から
徳山駅まで電車で行くことにしました。徳山駅から１０分ぐらい歩いた
ところに大家さんのお店がありましたが、そこは昔ながらの八百屋さん
という感じでした。お店では、お母さんと息子さんが椅子に座ってな
にやら内職をやっていました。私がお店にはいると息子さんは内職の手
を止めてどこかに出かけていきました。息子さんが座っていた椅子を見
ると３０年以上は使い古した粗末な椅子でしたが、商売人の質素な生活
ぶりが伺われました。小さな八百屋さんでは大儲けすることは出来ませ
んから、出費を出来るだけ切りつめる生活を身につけなければ生き残っ
ていけません。その粗末な椅子がすべてを物語っているように見え、
商売人の気骨さを知らされた気がしました。
大家さんと空き部屋の現状について話をして、今後のことについて色々
と話をさせてもらいましたが、八百屋業という地味な商売をやっている
のとは反対に空き部屋に対する考え方は柔軟で前向きでした。大家業だ
けをしているとどちらかというと守りの姿勢の方が多いようですが、
八百屋業で苦労を重ねたから対応力がついたのかもしれません。

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