仁義なき戦い

下松市笠戸島に家族村という行楽地があります。
季候も良くなったので、先日の休みに散歩をかねて、家族村の下の駐車
場に車を止めて山道を歩いて行きました。ここには小さな遊園地もある
ので小さなお子さん連れの家族が、平日でもいつも数組遊びに来ていま
したがいませんでした。２０分ほどフーフーいって山道を歩いたご褒美
に、家族村から海を眺める光景があるので又行きたくなるのかもしれま
せん。海を眺める場所に行こうとすると１メートル四方に切られた段ボ
ールで作った看板がありました。そこにはマジックで『カラスに注意』
と書かれています。それを見たら海を見る気も一瞬になくなってしまい
、屋根のある休憩所で一休みすることにしました。回りを見渡すとたく
さんのカラスがあちこち群をつくっていました。確かに『カラスに注意』
の看板は、つつかれたら大変だからと良心的なんですが、あれを見たお
子さん連れの家族は２度と笠戸島にはこなくなりそうで、次の一手が欲
しいところですね。
昨日仕事出かけに道を歩いていると、一匹のネコが４～５ｍ先を私の歩調に
あわせるかのようにのっしのっしと歩いていました。すると１羽のカラスが
急降下してきてネコに接近してきましたが、ネコはなかなか気付きません。
羽を広げて５ｍ・３ｍ・２ｍと音をたてずに近づいていきます。もしかして
カラスがネコに攻撃をしかけているのではと興味を持って見ていました。
するとネコの頭上にカラスがきて、今まさにネコの頭をつつこうとした瞬間
、ネコは猛ダッシュで９０度角度を変えて逃げました。カラスが飛び去った
後、ネコはまわりを見渡しながら「あ～びっくりした～」とうなずいていま
した。このネコ対先ほどのカラスの仁義なき戦いが勃発したようです。

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