おっさんはボーイスカウト時代に国土地理院の2万5000分の1地図を読むことを覚えた。
隊長から山の中の地図上の一点を指定され、そこへ何時に集合せよとの指令。
スカウト隊員たちは別々の出発地から入山。 各自、テント・食糧・炊事用具等を分担してるので一人でも欠けると野営ができない。
隊長は指定地点で空身で待っていて、全員集合したら野営開始。
結婚前の20代は登山もしていた。 八ヶ岳が特に好きで、しばしば登った。
そういう訳で、本能的に読図ができるようになった。
等高線から地形をイメージすることもできるし、太陽が見えなくとも方角が直感的にわかる。
夜でも星が見えれば、星座の見え方でOKである。 いわゆる人間コンパスと自負してる。
地図は上が北! クルマのナビでノースアップではなくヘディングアップで地図をグルグル回されると、おっさんの脳ミソがかえって混乱する。
市街地でも一度地図を見て頭の中に入れたら、まず迷わない。 元来た道も地図を見ることなく、トレースできる。
頭の中で自分の位置を地図上に投影できるので、ナビゲーションは不要。 と言うか、ナビを使ったら未走破の道を走る楽しみが半減する。
GPS? 何それ? 美味しいの?
国土地理院の電子国土Webでバーチャル旅行をするのが趣味でもある。
例外はあるが、女性の脳は空間把握力が欠落してるので、地図が読めないと言われてる。 目先の風景しか認識していない。
うちの嫁さんがその典型例。 碁盤の目状の京都市内で方角がわからんし、自宅への道筋を他人に説明することができない。
ボーイスカウト&山男御用達の必需品、シルバ社製コンパス。 これと国土地理院の地図と読図力さえあれば、GPS不要のアイテムである。
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