海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

レンタル自転車 上海

2017-04-03 | 写真日記

今年に入ってから爆発的にユーザーが増えた

 

一部の場所では歩道を占拠

 

昨年から始まったレンタサイクルは、60分1元(約16円)と格安なのでとても便利。今年に入ってユーザーが爆発的に増え、所有の自転車よりレンタル自転車の方が目立つようになってきた。使い方は簡単で、スマホに専用アプリを入れ認証確認とデポジット300元(約4800円)を支払う。そして、自転車に表記されているQRコードをスマホで読み込めばロックが外れる。使い終われば自分でロックすればOK。

これはすごく便利ですらばしい(上海風日本語)システム。オレンジ色のMobikeが最初に始めたのだが、その後あっという間に増え私が知っているだけでも5社が参入している。そして、一部の地域では歩道にレンタル自転車が溢れ通行の妨げにもなっている場所も多い。

自転車とは関係ないが、大陸では一つの成功例に群がる企業の多さは呆れるくらい。数年前だったか、ある一社の三脚が売れたので、数社が三脚をつくり始めた。しかもデザインはコピーなので、ブランド名を見ないと何処の製品かわからないくらいそっくり。たしか数年前のフォトキナで、中国のブースに行くとメーカーは違うのだが、ほとんど同じデザインの三脚が溢れかえり失笑を買った事があった。そして、その後は淘汰が始まり三脚から撤退した会社も多い。

今の中国のメーカーに一番欠如しているのは、創造性だ。そりゃそうだろう、コピーなんて誰でも出来るしそういう頭の使い方しかしてこなかった人に、いきなり新しい物を作れと言われても土台無理な話。まぁ、それは次世代の若い人に譲り長い年月を経て変わって行くしかないと思うが、若いときから海外で物事を見て来た人達は優秀な人が多いので、ある時突然変異が起きるかも知れないな。

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コメント (2)
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