海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

消逝的老街1996-2000 Panorama 53 大方弄

2017-04-15 | 消逝的老街1996-2000 panorama

1996年撮影 大方弄

 

大陸の人達は集中すると周りが見えなくなる人が多い。この場所でカメラを構えて10分ほど経過しても、麻雀をやっている人達からは見向きもされなかった。タイミングよく左からオヤジが出てきたので一枚撮り撤収。

当時使ったフィルムはイルフォードのXP2というカラーネガ現像出来るモノクロフィルムで、後にコダックのCN400に変更。どちらもカラー現像C41処理が出来るフィルムでISO400をあえてISO100で撮影していた。それは、露光オーバーで撮る事によってシャドウ部が持ちあがりハイライトが飛びにくい特性があるからだ。ただ、カブリ濃度が高く濃いネガが出来るが、イルフォードのマルチグレード印画紙を使えばハイライトもシャドウもコントロール出来た。通常のフィルムでは特殊現像をしないとこんなトーンは絶対に出ない。

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コメント
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