海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

昔の上海の窓

2016-09-25 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

キタネー窓ガラス

 

前のオフィスの窓枠

 

トップの画像は、窓ガラスを新しい物に交換してもらった直後なので、パテが付いた手の跡だらけでキタネエ状態。最近はかなり少なくなった昔ながらの窓枠は、観音開きだった。1930年代に建てられた工場の窓は、ほとんどがこのタイプだが、窓ガラスは一部交換している物も多い。古いガラスと新しいガラスの見分け方は、ガラスに歪みや気泡があるかどうかで違いがすぐにわかる。窓枠のペンキ垂れは、相当雑な仕事だが大陸ではこれが普通で、こちらではマスキングしてペンキを塗るという概念がないから仕方がない。

私が今住んでいる住居の窓はサッシだが、ロック部分が折れてしまいロック出来ない状態。それを考えると1930年代に造られた窓枠の方が丈夫でしっかりと出来ている。大陸製造の今の建材は、可動部が相当弱い。おそらく材質が悪いのと耐久試験なんてやってないからだと思うが、誰も文句を言わないので進歩しないのが現状だ。

 

 

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上海の三輪自転車のアソコが好き

2016-09-24 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

階段と三輪自転車のアソコ

 

夜中でもアソコに目がいってしまう

 

アソコとは上海の三輪自転車ブランド「快活霊」の曲線を描くフレーム部分の事で、これは今でも販売中。この三輪自転車の使い込まれた風格は他の製品では見られない。私の写真展でも登場しブログでも度々登場している、上海ブランドでもっとも長寿の製品かもね。

 


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2年ほど行ってない南京東路

2016-09-23 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

夕暮れ時の南京東路 

過去の画像を発掘しながら見つけたのは南京東路の画像。上海で一番古くから栄え誰でも知っている通りだが、ここは上海人でも近くて遠い場所。私がここに来る時は、日本から友人が来た時くらい。初めて上海に来た人には、人の多さも含めちょっとレトロと今が混在しているので結構楽しんでもらえるのだが、地元の上海人の若者なんてまず行かない場所。

前世紀の事だが、上海を知らない日系の会社がこの南京路にアンテナショップとして店を出したが、私が思うにアンテナにならなかっただろうね。ここに来る人達は、地元の保守的な年寄りや大陸の地方から上海に観光に来た人と外国の観光客ががほとんどだから。だから詐欺も成り立つ。

でも、ここへ来るとやっぱり上海だなと今でも思うのは、やはり歴史があるからかな。

 

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ウイグルでロケの合間に 4

2016-09-22 | 写真日記

動物とは最初に目でアイコンタクトする事が大事

 

この地では、路は何処も羊優先

 

羊飼いのオバチャン

 

子牛を餌場から牛舎へ

 

ウイグルでは車より羊優先なので、道で羊の群れに出会うと車は止まって群れをやり過ごすのがこの地の流儀。

☆2009年の頃のデジカメRAWデータを最新のC1で現像してみると、やはりハイライトの伸びがまったくない。それに比べると今のデジカメのダイナミックレンジは相当広い事がよくわかる。今でも私のカメラの設定は特別な時を除き、常時露出は-2/3設定でRAWが基本。デジカメの性能は年を追う毎に進化していくのは良い事だが、センサーの劣化や寿命も含め様々な事を考えると、やっぱりデジカメは家電の一部なんだろうね。

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ウイグルでロケの合間に 3

2016-09-21 | 写真日記

人の気配をまったく感じない大地 

 

羊飼いのオヤジは馬で移動

 

移動中出会うのは、羊と羊飼いのみ。

 

広大な大地では、馬がなければ羊を追えないからね。飼料は天然の草で、常に囲いの中で育った羊ではない。この地では肉と言えば羊肉なのだが、これがけっこう美味いんだ。

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