青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

怒りなき世に

2008年07月25日 | 短歌に政治や社会
最近は、何彼と腹の立つ世の中である。
食品などの偽装捏造は絶え間が無いし、石油高騰に伴う物価高に加え、生活の困窮は低所得者層にしわ寄せされている。そこへ持ってきて「教職員採用汚職」と来ては、「シレッ」としてしまうし、無差別刺殺事件までもが、追い討ちをかけてくる。
それで政(まつりごと)が頼りになるかというと、政争に明け暮れているし、頼りにしたいマスコミメディアも、経営優先にして発行部数とか視聴率を上げようと芸能界やスポーツ界を追いかけている。
腹の立つことでもあり、怒りを覚えることでもあるのだが、この「怒り」というものは、今日は次元の違う「怒り」になっている。
どんな「怒り」かというと、「不平不満、不服不足」という、そういうことからくる「怒り」になっている。
今日国家財政は800兆円もの国債などの債務がある。その上に「資源が無い、食糧自給率は40パーセントにも満たない」という状況にある。そうでありながら世界第三位とかの経済大国とか言われいい気になっているし、防衛費も世界第5位とか言われる。それなのに、今行ったように多額の債務があり、資源も無く食糧生産も出来ないでいる。
そこへ持ってきて、食品などは売れ残り品や食堂などからの食べ残し品は捨てられて、ゴミの山となっている。
それが「不平不満、不服不足」の思いの「怒り」から出ている。
国民もこういう中に、看護師や介護師を外国の人に頼って芸能やスポーツとかにうつつを抜かしているが、私達は「不平不満に生きる」ではなく、世にも人にも「生かされている」ということを知って、「怒りなき世」を築いていかなければならない。

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