霊松寺の続きです。
境内から細い道を上っていくと、目の前に鐘楼が見えてきます。
ここのドウダンツツジは燃えるような赤が目を惹き、人々も立ち止まり感嘆の声をあげます。
階段を上ると展望台にもなっており、大町市が見渡せます。
前はもっとよく見えたのですが、年々木々が成長して見えにくくなっています(^-^;
そして鐘。これは自由につくことができます。
また、ここから見える霊松寺と紅葉も素晴らしくて、いつもこの構図で写真を撮ってしまいます♪
百人一首に「このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに」という歌があります。
急いで来たので神に供える幣も用意しかねましたが、この美しい紅葉を神の心のままにお受け取りください、
というような意味です。
紅葉を錦に例える歌は他にもあり、「あらし吹く みむろの山の もみぢばは 竜田の川の 錦なりけり」と、
川に散り落ちた紅葉の葉が、まるで美しい錦のようだと歌っています。
子どもの頃から百人一首が好きだったので、連想ゲームのように止まらなくなってしまいますが。。
竜田川が出てくる歌も他にあって、「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」
と、やはり竜田川に散り落ちた紅葉が川を真っ赤に染めている美しさを詠んでいます。
この日は山の間から雪山もチラッと見ることができました。
冬が確実に近づいている信州です(@_@)
☆-----★-----☆-----★
それから1週間後、機会があり再び霊松寺に行ってみました。
落葉が進み、落ち葉のカーペットができていました。
ただただ見とれるばかり。。
でも、こんなに落葉しているということは・・・!(^^)!
オハツキイチョウが落ちている可能性も高いということで。。
たくさんの人々がかがんだり、しゃがみこんだりしてオハツキイチョウを探していました。
木には普通のギンナンがたくさんなっているのが見えます。
み~つけた♪♪
葉にくっついたようになっているギンナンの実。
普通のイチョウの葉より変形しているような感じです。
こちらが普通の葉。雫を乗せてこれもステキ♡
一層深まりゆく秋を感じながら境内を歩きました。
またまた百人一首が浮かぶような景色を発見。
「山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり」
これは川ではないものの、歌のとおりの光景だなぁ。。と思いながら見ました。
さてさて、これで今年の紅葉も終わりかな?
美しい風景をたくさん見ることができて幸せな秋でした。
☆-----★-----☆-----★-----☆-----★-----☆