鎌倉市扇ガ谷にある英勝寺は、鎌倉唯一の尼寺です。
寺域は、開基英勝院尼の祖先であり、扇谷上杉家の家宰であった太田道灌邸跡とされています。
太田道灌4代の太田康資の娘とされるお勝の方は、徳川家康の側室です。
家康との間に生まれた市姫が幼くして亡くなった後、家康の命により、後に初代水戸藩主となった徳川頼房の養母を務めました。
家康の死後は落飾して英勝院と称し、3代将軍・家光より扇ガ谷の地を賜り、英勝寺を創建しました。
第一世庵主は頼房の娘・小良姫(清因尼)で、以降は水戸徳川家のお姫さまが庵主を務めました。
そのため水戸様の尼寺と称され、法要に際しては徳川将軍菩提寺の増上寺などから僧が派遣されました。
1923年の関東大震災で倒壊した山門は市内の他所に移されていましたが、2011(平成23)年に境内の元の場所に再建されました。
山門
仏殿
竹林と紅葉のコラボが美しい!
鐘楼
総門前のイチョウが見事でした。
ブログランキングの応援よろしくお願いします😄