国指定重要文化財 絹本著色 法華経曼荼羅図 四幅
鎌倉時代の作、法華経を四幅にして絵解きに資する絵図。
奥書院
もと三河国吉田城内にあった建物で、延宝二年(一六七四)十六世日穏の代、山門とともに当山に寄進されたものです。
構造は、木遣平屋建てで、桁行八間・梁間五間の寄棟造りの茅葺きの縁側をつけた住宅風書院建築です。創建当初からのものではありませんが、使用されている材料や技法は江戸時代初期の建物様式を遺す建物です。
平成二十四年度から二十五年度に行なわれた保存修理工事に伴い、本茅葺きから茅葺き型鋼板葺きに変更されました。
(駒札より)
庭園は「遠州流庭園」となっており、小堀遠州の作庭と言われています。
遠州流庭園
裏山の自然林を借景に大書院と奥書院に面して配置された庭園で、当地方の作庭に
大きな影響を残した小堀遠江守政一が関わったといわれています。
広さは約300坪に及び。池中に鶴島、亀島の二島を浮かべ、山畔には枯滝口が築かれ
その左手に三尊石、さらにその左手に須弥山石が配され、手前には礼拝石が据えられ
ています。
庭園の起源は不明ですが、永禄6年(1563)5月の今川氏真判物に「寺中園林」とある
ことから、古くから池泉があったことが想像されます。
水の音ただにひとつぞきこえける
そのほかはなにも 申すことなし
(昭和7年) 北原 白秋(駒札より)
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