旅の全体図はコチラ
バルカン半島八日目。
アルバニアの中で一番有名な観光地はたぶんベラト。
でも、自分が一番行きたかったのはシュコドラとジロカスラ。
シュコドラは歩き方ではスルーだけど、本当によかった。
ジロカストラへのウキウキも高まる!
ちなみにジロカストラ(ギロカスタルとかギロカストラとかとも)というのは『石の街』って意味だそうです。
ベラトのマンガレム地区から長距離バスターミナルまでは、やっぱり市バスで。
20分はかからないはず。
ベラトのバスターミナルからジロカストラまでは
8:00発のサランダ行のミニバンで。
サランダから折り返して、ベラトに戻ってくるミニバンのようです。
道中なかなかの山道
山羊とかいる
折り鶴でワイルドに遊んでくれた双子ちゃん。
ち、近いw
山を越えるとのどかな感じ。
ジロカストラまでは800Lek、3時間半くらいで(11:30頃に)到着。
到着して驚いたのが、ジロカストラのバスターミナル近辺はけっこう都会!
(降ろされたのは道端でしたが)
普通ににぎやかな街だった。
バスターミナルから予約していたドミまでは1.5キロくらいのはずなので、歩いていくことに。
でも、これはなかなかキツイことに・・・。
バスターミナル周辺はフラットな道だけど、宿は旧市街。
で、この旧市街が坂道しかない!
大通りからちょこちょこっと脇道に入っていくと、あとはもうずっと坂道。
とても急な。
そして市街地と旧市街の隙間あたりは人通りが少なく、道があってるか不安になっても、なかなか人が通りかからず、「これで道間違えてたら本当にヤだな」と悶々としながら歩くハメに。
結果的に地図は読み間違えておらず、無駄なく宿にはつけたけど、帰りは絶対にタクシーに乗ろうと、早々に心に誓う。
本日のドミはストーン・ホステルというドミ。
今回の旅の中で、個室の宿も含めて、ダントツ1番の宿でした。
お洒落、かわいい、清潔、フレンドリー、美味しい!
部屋のWi-fiが共有スペースより若干重いのだけ残念。
それ以外はパーフェクトと言ってもいいかも!
めっちゃオススメのドミでした。
自分は英語もしゃべれないし、まだ旅慣れても、ドミ慣れてもいないので、くつろぎ方が分からなかったけど、もう少し堂々としていられるようになったら、連泊したいお宿でした。
もう一歩も歩きたくない・・・。
ここ数日、そう思い続けていたけど、個人的にはベラトより楽しみにしていたジロカストラ。身軽になって観光へGo!
まずは一番賑わっているはずの界隈へ。
絶賛工事中orz
アルバニアの過渡期な雰囲気は感じていたけど、ジロカストラにもその波は押し寄せていて、よりよい観光地を目指して、今まさに整備中といった様子。
こういう感じの写真をもっとワイドに撮りたかったんだけど、
この場所がプチすり鉢状になってて地形的にはいい感じなんだけど、残念。
フォト派の方は、数年待つべきかも?
ここでも城塞(ジロカストラ城)に行ってみた。
もう登りは嫌なんだけど、街を一望できると土地勘もつくし、やっぱり気持ちいい。
入り口からしばらくは大砲ズラリ。
適度な廃墟感。
有名な戦闘機。T-33 SHOOTING STAR。
冷戦時代の米軍の置き土産(というか、故障して不時着して、そのままらしいです)とのことで、これは是非見たい!って人も多いと思います。
が、2017年5月、この戦闘機の周りに、今まさに柵が作られていましたorz
あの、崖っぷちにおきっ放しな感じがよかったのに・・・。
せめて地味なフェンスとかにしてくれたらいいのに、よりにもよって牧歌的な白い柵。
画的には台無しですが、これも「よりよい観光地を目指して」ってことなんでしょうね。
ううう、残念。
上記の写真の柵の隙間から入り込んで、たぶん最後の接写に試みます。
来るの1時間遅かったら、もう近づけなかった・・・
なんとか柵を隠して撮ってみた。
機体の陰で、じつは作業員さんが立ちションしてますorz
広場にはステージがあって、歴史の趣をやんわりと邪魔してます。
こういう「すぐ死ねる場所」に簡単に立てちゃうのはシュコドラと変わらず。
時計塔と遠くの山々のコントラストは素晴らしい!
新市街。あそこから登ってきたんだなとシミジミ。
ジロカストラ城には博物館も併設されてます。
別料金で100か200Lekでした。
中は、見せ方とか度外視した感じで、とにかく銃がズラァァァァァァ~~ッと並んでます。
好きな人にはたまらないお宝かもしれません。
が、こちとら銃器には疎いので、並べられている銃の違いが分からない。
インパクトがあったのは、ナチスの旗を持った兵隊を足蹴にしているアルバニアンの銅像が、デデーーン!っと飾ってあったこと。
その銅像に限らず、色んな展示とか見ていると、しばしば「アルバニアン(またはジロカストリアン)って、もしかしてすごく猛々しい人々なのでは?」と思わされる。
町で会う人々はあんなにホンワカ陽気でフレンドリーなのに。
心のどこかに、やる気スイッチを隠し持っているのかしら?
工事車両。ギリギリ。
お次はスカンドゥリ・ハウスとゼカテ・ハウスへ。
スカンドゥリ・ハウスは英語を話すガイド的な人がいて、色々と説明してくれます。
入館はたしか200Lek。
分からないこと、気になることは、英語さえ話せれば聞き放題。
ただし、最上階の一番豪華な結婚式用のお部屋は撮影NG。
建物の門のところにお土産売りの人がいて、写真NGのお部屋のポストカードとか売ってます。
台所。
普通目の寝室。
キレイ目の寝室。
ビックリしたこと。
ここでトイレに行きたくなって、その旨伝えたら、なんとこの家のトイレを使ってくれと!
さっき見学したトイレを普通に使ってよいと!
穴が小さいので緊張しましたが、無事命中(?)とあいなり、汚さずに出てくることが出来ました。(紙ありません)
野心家の方はお試しアレ。オススメはしません。
もう歩きたくない。
励まされる。
ゼカテ・ハウス、見えた!
ゼカテ・ハウスも入館200Lekですが、こちらはガイドさんなどはいません。
でも、個人的にはコチラのほうが好き。
だって
1.写真撮り放題!
2.上部のテラスからの眺めが最高!
なのです。
入り口で飲み物を売ってたので、そこで買ってテラスで飲んだら気持ち良さそう。
室内でもまだまだ上る。
さっきは撮影NGだった婚礼の間。
暖炉の周りの装飾はザクロのデザイン。これは子孫繁栄の願いを込めて(種が多いので)
乙女専用の参列部屋はロフト使用。
こちらが最上階にあったテラス。
さっきまでいた時計塔があんなに小さく!
上から見ると、石の街ってことを実感。
城からスカンドゥリやゼカテまでの道のりは、ヘタレで足の指が折れていた自分には、ちょいキツかった。
てか、ルートがエグい。
城は当然山の上にありまして、お屋敷も山の中腹にありまして、その山と山は別の山でして、いったん街のくぼみに降りてまた登るっていうルートなんですよね。
お屋敷までの道は若干分かりにくいので、あってるのかな?って不安もちょいちょい。
「石の街」のほかに「千の階段」という異名(ベラトの「千の窓」に対抗?)を持つだけのことはありました。
とにかく、旧市街に入ったら平坦な道はありません。
主だったところへの移動は「下ってから登る」が基本です。
これで雨でも降ろうものなら、ただでさえすべりやすいジロカストラの道は、修行の場と化すことでしょう。
今回、自分はコンバースで行きましたが、もしこれから自分と同じようなルートや日数で行く方がいたら、絶対にウォーキングシューズやトレッキングシューズをオススメします。
適度に厚さと溝のあるソールが、きっと旅人を支えてくれます。
ホント、毎日がトレッキングか?って感じでした。
ジロカストラの人も、最初は少しよそよそしい(てか、これが普通か)かと思いきや、
話しかけると、心はとっても暖かかくて、笑顔はとっても柔らかい。
石の街なのにね。
道に迷ったとき、本当にたくさんの人に助けてもらった。
紙地図ならではラッキーハプニングかもw
夕暮れ写真、少し遅かった・・・
夕食は宿で進められた旧市街のお店へ。
レストランなどは多数あり、21~22時くらいまでやっるところもあったので、そのあたりは困ることはなさそうです。
店内のテレビで、ちょうど北朝鮮問題を取り上げていて(2017年4月ころはミサイルたくさん撃っていて日本海に落ちたり、29日にも打ち上げ失敗したばかりだったので)、こちらがアジア人なせいか「アンタんとこ大丈夫?」と心配されました、もとい茶化されてただけかも。
旧市街の夜道は、とっても明るいとは言えませんが、怖い感じはしませんでした。
酔っ払いが喧嘩してるとか、不穏な空気を発している人とか、ガラの悪い若者とか、そういうものは見かけませんでした。ま、一晩だけなんですが。
ベラトみたいなライトアップはしていなかったので、観光はやはり太陽光があるうちがオススメかも。
でも、すごくいいカメラで撮るなら、夜の景色も美しそうな街でした。
食後のデザートは宿でもらったクッキー。
おやすみなさい。
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バルカン半島八日目。
アルバニアの中で一番有名な観光地はたぶんベラト。
でも、自分が一番行きたかったのはシュコドラとジロカスラ。
シュコドラは歩き方ではスルーだけど、本当によかった。
ジロカストラへのウキウキも高まる!
ちなみにジロカストラ(ギロカスタルとかギロカストラとかとも)というのは『石の街』って意味だそうです。
ベラトのマンガレム地区から長距離バスターミナルまでは、やっぱり市バスで。
20分はかからないはず。
ベラトのバスターミナルからジロカストラまでは
8:00発のサランダ行のミニバンで。
サランダから折り返して、ベラトに戻ってくるミニバンのようです。
道中なかなかの山道
山羊とかいる
折り鶴でワイルドに遊んでくれた双子ちゃん。
ち、近いw
山を越えるとのどかな感じ。
ジロカストラまでは800Lek、3時間半くらいで(11:30頃に)到着。
到着して驚いたのが、ジロカストラのバスターミナル近辺はけっこう都会!
(降ろされたのは道端でしたが)
普通ににぎやかな街だった。
バスターミナルから予約していたドミまでは1.5キロくらいのはずなので、歩いていくことに。
でも、これはなかなかキツイことに・・・。
バスターミナル周辺はフラットな道だけど、宿は旧市街。
で、この旧市街が坂道しかない!
大通りからちょこちょこっと脇道に入っていくと、あとはもうずっと坂道。
とても急な。
そして市街地と旧市街の隙間あたりは人通りが少なく、道があってるか不安になっても、なかなか人が通りかからず、「これで道間違えてたら本当にヤだな」と悶々としながら歩くハメに。
結果的に地図は読み間違えておらず、無駄なく宿にはつけたけど、帰りは絶対にタクシーに乗ろうと、早々に心に誓う。
本日のドミはストーン・ホステルというドミ。
今回の旅の中で、個室の宿も含めて、ダントツ1番の宿でした。
お洒落、かわいい、清潔、フレンドリー、美味しい!
部屋のWi-fiが共有スペースより若干重いのだけ残念。
それ以外はパーフェクトと言ってもいいかも!
めっちゃオススメのドミでした。
自分は英語もしゃべれないし、まだ旅慣れても、ドミ慣れてもいないので、くつろぎ方が分からなかったけど、もう少し堂々としていられるようになったら、連泊したいお宿でした。
もう一歩も歩きたくない・・・。
ここ数日、そう思い続けていたけど、個人的にはベラトより楽しみにしていたジロカストラ。身軽になって観光へGo!
まずは一番賑わっているはずの界隈へ。
絶賛工事中orz
アルバニアの過渡期な雰囲気は感じていたけど、ジロカストラにもその波は押し寄せていて、よりよい観光地を目指して、今まさに整備中といった様子。
こういう感じの写真をもっとワイドに撮りたかったんだけど、
この場所がプチすり鉢状になってて地形的にはいい感じなんだけど、残念。
フォト派の方は、数年待つべきかも?
ここでも城塞(ジロカストラ城)に行ってみた。
もう登りは嫌なんだけど、街を一望できると土地勘もつくし、やっぱり気持ちいい。
入り口からしばらくは大砲ズラリ。
適度な廃墟感。
有名な戦闘機。T-33 SHOOTING STAR。
冷戦時代の米軍の置き土産(というか、故障して不時着して、そのままらしいです)とのことで、これは是非見たい!って人も多いと思います。
が、2017年5月、この戦闘機の周りに、今まさに柵が作られていましたorz
あの、崖っぷちにおきっ放しな感じがよかったのに・・・。
せめて地味なフェンスとかにしてくれたらいいのに、よりにもよって牧歌的な白い柵。
画的には台無しですが、これも「よりよい観光地を目指して」ってことなんでしょうね。
ううう、残念。
上記の写真の柵の隙間から入り込んで、たぶん最後の接写に試みます。
来るの1時間遅かったら、もう近づけなかった・・・
なんとか柵を隠して撮ってみた。
機体の陰で、じつは作業員さんが立ちションしてますorz
広場にはステージがあって、歴史の趣をやんわりと邪魔してます。
こういう「すぐ死ねる場所」に簡単に立てちゃうのはシュコドラと変わらず。
時計塔と遠くの山々のコントラストは素晴らしい!
新市街。あそこから登ってきたんだなとシミジミ。
ジロカストラ城には博物館も併設されてます。
別料金で100か200Lekでした。
中は、見せ方とか度外視した感じで、とにかく銃がズラァァァァァァ~~ッと並んでます。
好きな人にはたまらないお宝かもしれません。
が、こちとら銃器には疎いので、並べられている銃の違いが分からない。
インパクトがあったのは、ナチスの旗を持った兵隊を足蹴にしているアルバニアンの銅像が、デデーーン!っと飾ってあったこと。
その銅像に限らず、色んな展示とか見ていると、しばしば「アルバニアン(またはジロカストリアン)って、もしかしてすごく猛々しい人々なのでは?」と思わされる。
町で会う人々はあんなにホンワカ陽気でフレンドリーなのに。
心のどこかに、やる気スイッチを隠し持っているのかしら?
工事車両。ギリギリ。
お次はスカンドゥリ・ハウスとゼカテ・ハウスへ。
スカンドゥリ・ハウスは英語を話すガイド的な人がいて、色々と説明してくれます。
入館はたしか200Lek。
分からないこと、気になることは、英語さえ話せれば聞き放題。
ただし、最上階の一番豪華な結婚式用のお部屋は撮影NG。
建物の門のところにお土産売りの人がいて、写真NGのお部屋のポストカードとか売ってます。
台所。
普通目の寝室。
キレイ目の寝室。
ビックリしたこと。
ここでトイレに行きたくなって、その旨伝えたら、なんとこの家のトイレを使ってくれと!
さっき見学したトイレを普通に使ってよいと!
穴が小さいので緊張しましたが、無事命中(?)とあいなり、汚さずに出てくることが出来ました。(紙ありません)
野心家の方はお試しアレ。オススメはしません。
もう歩きたくない。
励まされる。
ゼカテ・ハウス、見えた!
ゼカテ・ハウスも入館200Lekですが、こちらはガイドさんなどはいません。
でも、個人的にはコチラのほうが好き。
だって
1.写真撮り放題!
2.上部のテラスからの眺めが最高!
なのです。
入り口で飲み物を売ってたので、そこで買ってテラスで飲んだら気持ち良さそう。
室内でもまだまだ上る。
さっきは撮影NGだった婚礼の間。
暖炉の周りの装飾はザクロのデザイン。これは子孫繁栄の願いを込めて(種が多いので)
乙女専用の参列部屋はロフト使用。
こちらが最上階にあったテラス。
さっきまでいた時計塔があんなに小さく!
上から見ると、石の街ってことを実感。
城からスカンドゥリやゼカテまでの道のりは、ヘタレで足の指が折れていた自分には、ちょいキツかった。
てか、ルートがエグい。
城は当然山の上にありまして、お屋敷も山の中腹にありまして、その山と山は別の山でして、いったん街のくぼみに降りてまた登るっていうルートなんですよね。
お屋敷までの道は若干分かりにくいので、あってるのかな?って不安もちょいちょい。
「石の街」のほかに「千の階段」という異名(ベラトの「千の窓」に対抗?)を持つだけのことはありました。
とにかく、旧市街に入ったら平坦な道はありません。
主だったところへの移動は「下ってから登る」が基本です。
これで雨でも降ろうものなら、ただでさえすべりやすいジロカストラの道は、修行の場と化すことでしょう。
今回、自分はコンバースで行きましたが、もしこれから自分と同じようなルートや日数で行く方がいたら、絶対にウォーキングシューズやトレッキングシューズをオススメします。
適度に厚さと溝のあるソールが、きっと旅人を支えてくれます。
ホント、毎日がトレッキングか?って感じでした。
ジロカストラの人も、最初は少しよそよそしい(てか、これが普通か)かと思いきや、
話しかけると、心はとっても暖かかくて、笑顔はとっても柔らかい。
石の街なのにね。
道に迷ったとき、本当にたくさんの人に助けてもらった。
紙地図ならではラッキーハプニングかもw
夕暮れ写真、少し遅かった・・・
夕食は宿で進められた旧市街のお店へ。
レストランなどは多数あり、21~22時くらいまでやっるところもあったので、そのあたりは困ることはなさそうです。
店内のテレビで、ちょうど北朝鮮問題を取り上げていて(2017年4月ころはミサイルたくさん撃っていて日本海に落ちたり、29日にも打ち上げ失敗したばかりだったので)、こちらがアジア人なせいか「アンタんとこ大丈夫?」と心配されました、もとい茶化されてただけかも。
旧市街の夜道は、とっても明るいとは言えませんが、怖い感じはしませんでした。
酔っ払いが喧嘩してるとか、不穏な空気を発している人とか、ガラの悪い若者とか、そういうものは見かけませんでした。ま、一晩だけなんですが。
ベラトみたいなライトアップはしていなかったので、観光はやはり太陽光があるうちがオススメかも。
でも、すごくいいカメラで撮るなら、夜の景色も美しそうな街でした。
食後のデザートは宿でもらったクッキー。
おやすみなさい。
旅の全体図はコチラ