みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

⑥ペトラ・バイ・ナイト/ヨルダン&パレスチナ旅

2019年09月09日 22時33分54秒 | ヨルダン&パレスチナ 2019GW
旅の全体図はコチラ


2019年4月29日(月)夜

○ペトラ・バイ・ナイトに行ってみる



●●ペトラ・バイ・ナイトについて●●
チケットは17JDでした。
通常のチケットではナイトは入れないので、要別途購入。
なお、ナイトのチケットで行けるのはエル・ハズネまでです。
(その先は闇)

バレンタイン・インのレセプションでもチケットを買えます。
お値段も同じ17JDです。
チケットの束がしまわれているのを見ました。
ナンバリングはされてるけど、日付とかも入っていないので、ようするに、人数制限とかしてないってことですね。

宿では無料の送迎もやってくれます。(乗り合い)

送迎のバスは20時発だったと思います。
なので、「もっと早く行って場所取りしたい!」とかでしたら、その限りではありません。
(行きは車に乗らず、帰りのみ乗りたいとかでしたら、キチンと話を通しておかないと置いてきぼりになるかも)


★昼間にペトラに入って、そのまま遺跡内で夜が来るのを待つことはできません。
基本的には全員遺跡を追い出されます。
まぁ、広いんでどこかで隠れてるとかは出来るのかもしれませんが、少なくともエル・ハズネの前の広場で待機は不可です。
暗くなるまで遺跡の中にいるのは危ないし、そこでライトを使ったら居残ってることがバレるし、大人しく一度外に出てください。

★★ナイトの入場は、20時過ぎにゲートについたらすでに長蛇の列でした。
本気で場所取りしたいなら、ペトラ遺跡入り口近辺の高級エリアに宿を取るとか、ワディ・ムーサに宿泊する場合は、宿に戻らずゲート近辺のお店でサクッと夕食を食べて開門待ちをしたり、タクシーで早めに向かったり、とにかく送迎は使わない方がいいと思います。


でも、現地ではそんなことは知らない自分たちなのです。
大満足のペトラ遺跡の散策を終え、18:00の送迎バスで宿(バレンタイン・イン)に帰ってきました。
遺跡から宿までは、バスだと5分ちょっとって感じです。

宿に戻ったらマッハでシャワーを浴びたかったのですが、同じことを考える人が多数w
とりあえず膝をケガしているフユさんに先に入ってもらいました。

一瞬「もうシャワーは後にするか?」と思いましたが、宿に戻ってきてしまうと、汗と土埃を流さずにはいられません。

しかし、風呂あがりに着るべき服が無い。
さっきまで着てた服をまた着るのはイヤ。
明日の服をこれから汚すのもイヤ。
パジャマは絶対イヤ。
と悩んでいたら、昼間一緒にペトラを歩いたナツさんが
「このズボンあげるよ~。東南アジアで200円くらいだったし、パジャマとして着てて、ここで捨ててく予定の服だし」
と、ズボンを恵んでくれたw

ありがたく頂戴し、上はきれいなTシャツの上からウィンドブレーカーを着て埃をシャットアウト。
完璧です。

宿のディナー・ビュッフェはすでに始まっているので、シャワー後に飯をマッハでかっこむぞ!
と、思ったのですが、この時ちょうど宿にいる日本人が全員集合(といっても6人)となり、ナイトに行く人も行かない人もゴチャマゼで、宿で売ってる残り少ないボトルワイン(赤2・白1)を買い占めてプチ宴会。



赤も白も美味しかったです!
ここでワイン飲めると思ってなかったから余計に嬉しかったなぁ。
絶対飲みたい!って人は事前にメールとかしておくと良いかと。

送迎の時間まで食べられるだけ食べて、飲めるだけ飲んで、ササッと歯磨きとトイレを済ませたら、いざ出発です。


持ち物
貴重品、ケータイ、カメラ、カメラのブラシ、100円ショップのミニミニ三脚(使うのか?)、チケット!などなど。


宿の送迎車は、昼間はマイクロバスでしたが、ナイトのときは砂漠のテロリストみたいな車で、中の座席に乗れない人は荷台に乗り込みます。
もちろん率先して荷台に乗りこみますが、運転はワイルドだし、つかまるところもあんまりないので、みんなでワーキャーぶつかり合いながら、日本人韓国人イタリア人などなど一気に仲良くなる感じが楽しかったです。



20:10くらいに遺跡の入り口に着くと、すでに長蛇の列。
これはちょっと予想外の展開でした。
なんか警察車両とかも来てて、やや興味深い。

ナイトでは移動で馬や馬車に乗るという選択肢はありません。全員ひたすら歩きます。
行きは下り、帰りは登り。
遺跡内なので街灯とかはもちろんなく、ロウソクのランタンが並べられているだけ。
そこそこの暗闇と混雑と砂利道、岩道、土埃なので、足元注意なのですが、足元ばっか気をつけてると迷子必至です。


バレンタイン・インからの日本人は4人。
ペトラを一緒に歩いたアキさん。
ペトラで犬に追われてたフユさん(仮名)
宿で見かけたときはコリアンかなと思っていた山ちゃん(仮名)
我々全員一人旅。

フユさんは、空港から宿まで山ちゃんと一緒に来たけど、昼間の遺跡の散策は別行動だったそう。
そしてトラックの荷台の時点でアキさんに若干ロックオンw
若いな~。早いな~。迷いないな~。
そして、その影響なのか、遺跡についてからは結構早い段階でアキさん&フユさんを見失ったので、私はもう絶対に山ちゃんとははぐれないぞ!


シークの入り口でペトラ・バイ・ナイトの際の注意点みたいなのを伝えられます。
自分が聞き取れたのは
・静かに
・懐中電灯とかはダメ(多分フラッシュの撮影も?)
ってことです。

このルールがエル・ハズネについたらなのか、シークの中でもってことなのかは分かりませんでしたが、シーク内で少し大きい声で喋ってたり、スマホで足元照らしたりしてて、他のゲストに注意されている人もいました。
シークの移動中から、暗さや静けさ込みで、雰囲気を味わうのが吉みたいです。


なお、シークの中もたくさんのロウソクが並べられてて、すごく神秘的なんだけど、写真を撮るなら三脚ナシじゃ話になりませんでした。
(SONYのRXとかなら違うのかしら?)



人もたくさん通るので心霊写真みたいのも沢山撮れそうです。





21:00過ぎにエル・ハズネに到着。
辿り着くと、すでに人がいっぱい!
てか、一体いつからやってたんだろ?

前の方とか、語り部さん周辺の人は、それぞれがランタンみたいなのを持ってます。
なんか昔語りとかしてるっぽいけど、言葉も分からないし、そもそも全然聞こえない。

ウードの演奏があると聞いていたけど、もう終わったのか、端っこでひっそりやっていたのか、自分は全く耳にしませんでした。


シークを抜けたところでぼんやり立ってると、後ろからドンドン人が来るので邪魔になります。
とにかく前に進むなり、横に進むなりが必要です。

で、日本人の本気で写真撮りたいっぽい人が、その入り口の少し横っちょに三脚を立ててカメラを構えていたのですが、非常に苦労をされてました。

エル・ハズネの全景を入れたくて、なるべく後ろに陣取ったのでしょう。
角度的にも、ほぼ正面から遺跡を臨む形となり、本人的には、いたくお気に入りのポジションかと思われますが、いかんせんシークの出口のすぐ横なので、ずーーっと人が通ります。
で、入ってきた人もすぐには座れないので、ウロウロしたりするわけで、それが非常に邪魔に感じてたんだと思います。
周りに日本人なんていないと思ってたのかもしれません。
ずーーっとそこそこのボリュームの独り言、もとい文句を言い続けてました。
「そこに立ち止まるんかい」
「おいおい、邪魔だって気づけよ」
「いいかげん座らんかい」
ちょっと面白かったのですが、ずっと聞いていたいものでもなかったので、ササッと移動。

後ろの岩壁沿いにはちょろっとベンチがあったので、ちょいと座って一休み。すると甘~いチャイが振舞われ、ほっと一息。

ベンチは楽だけど、写真は上手くとれないので、山ちゃんをベンチに残し、横の岩壁をよじ登ります。

暗闇で崖によじ登る酔狂な奴なんていないと思っていけど先客がいました。
仕方が無いので、もうひと登り。
落ち着ける場所を見つけたのでステイ。
高さを稼いだことで、無意味だと思っていた100円ショップの三脚がも役立てることができました。
でも、誰にもオススメはしません。


●参加して思ったこと●

★遺跡のライトアップは語りとかとは全く関連無く、坦々と色が変わります。
そのペースがけっこう速いので、「この色で撮りたい」と思ってからシャッターを切ると、自分のコンデジでは間に合いません。
もうちょっとスローペースだと嬉しいのですが・・・








★歩き方などに載っている「無人の地面にランタンが並べられ、その奥に鎮座するエル・ハズネ」的な景色は見ることができませんでした。
入り待ちをして一番乗り!、または帰りのピックアップなどを気にせずラストまで粘るとかしたら見られるのかもしれません。

ただし、終わったら割りとすぐ明かりが消されるという話もあります。
また、アレだけの人が去ったあとに、ガイドブックで見たような景色が現れるとは思えないので、やはり早めに入るのが吉?


★前述しましたが、自分のタイミングで入場したら、演奏も聞こえなかったし、語りとかも聞こえませんでした。
語り部さんの近くでランタンを持って参加するには早めにインすればいいのか?
もしかしたら団体ツアーの人の優先入場とかもあるのかも?
ただ、あの位置に座ったらエル・ハズネ全景は撮れないと思います。

広角気味のレンズなどを用意して、語り部さんから少しだけ離れた位置を確保すると「語り部さんやランタン(とスマホとタブレット)を持つゲスト越しのエル・ハズネ」とかを撮れるかも?


★座る場所や入る時間にもよるかもしれませんが、(無駄に)カラフルなライトアップと、少しは入場制限とかした方がいいのでは?って感じの人出なので、神秘や静けさは期待しないほうがいいです。
「ちょっとしたお祭り」「記念」「写真撮影のため」と割り切って行くと楽しいと思います。


ってことで、一通りナイトを鑑賞。
21:40頃、イベント終了。

イベントがお開きになるとフラッシュ解禁!おしゃべり解禁!
怒涛の撮影タイムです。
あっちこっちで記念撮影が始まります。

高性能なカメラならフラッシュとか無くてもキレイな夜景ポートレートが撮れるのかもしれませんが、自分のカメラはそこまでの威力はありません。
しかし、フラッシュを炊くと埃だらけの画になります。
そんなわけでオススメは
【スマホなどの懐中電灯で自分をライトアップする】
です。

セルフィーだと少し大変だと思うので(光源が近すぎるとイマイチだし)、先に誰かをそんな風にして撮ってあげると、相手も同じようにしてくれますよ~♪




あんまりダラダラしてると送迎車が行っちゃうかもしれないので、そこそこで引き上げます。

案の定、帰りの車は行きと面子が若干異なる。
絶対人数数えたりしてないもん。

てか、アキさんとフユさんがいない!?
ドライバーさんに声をかけて待ってもらうも、なかなか現れず。

22:40くらいになり「先に出た車に乗ったのかもね~。もう行くね~」
と、車が動き出したところで、向こうから駆けてくるアキさん発見!
荷台からドライバーさんに大声で呼びかけ、なんとか車を止めてもらえました。

まあ、頑張れば歩いて帰れない距離じゃないし、タクシーとかも拾えそうだから無問題ではありますが、やっぱ治安とか少し不安だし、いちをご注意ください。

出発前は「宿に戻ってきたら飲みなおそう」と言ってくれてたナイト行かない組は、当然すでにベッドに入っており、こちらもそっと就寝の準備。

23時近いのでシャワーを使うのも憚られます(部屋の中にあって、シャワーカーテンのみで区切られてるので割りとうるさくしちゃいそう)
夕食の前に浴びといて良かった~とシミジミ。


明日はアンマンに移動してジェラス遺跡に向かいまーす!


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