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2019年4月30日(火)
○ワディ・ムーサ(ペトラ)からアンマンへ移動
○ジェラシュ遺跡散策
当初、ペトラに2日かけようと思っていたのですが、
①1日でもかなり満足できた
②午後からペトラへ移動の場合、バスに乗れるか不安
ということで、朝からアンマンに向かうことにしました。
もともとは、1日目にエド・ディル&犠牲祭壇に行き、2日目はエル・ハズネを見下ろすルートに行って、14:00頃のペトラ発アンマン着のバスに乗ろうと画策しておりました。
しかし1日目、犠牲祭壇のあとエル・ハズネを横から見ることも出来た(上からではない)ので、結構満足してしまいました。
さらに、14:00頃のアンマン行きのバスというのが大変人気らしく、予約が吉らしいのですが、予約サイトを見ても何を入力すればいいのか分からない項目などもありモヤモヤ。
そして、14:00のバスに乗れなかった時のプランBがシェアタクシー(またはヒッチハイク?)くらいしかないのも不安。
こんな不安を抱えてペトラに行くよりも、とっととアンマンに行くべし!と思い、朝から移動。
アンマン行きのバスは、ワディ・ムーサのバスターミナルを6:15頃に出発します。
値段は7JDかと思われます。
それをよく知らなかった自分は、前日の夕方に宿のレセプションで
「明日の朝、バスでアンマンに行きたいんだけど」と相談したところ
「朝6:00にピックアップのバスが10JDだよ」と言われ予約しました。
このバス、6:00に宿まで来てくれて、私を乗せ、まずバスターミナルへ。
その後、ワディ・ムーサの町をゆるゆると流し、どうやら乗客を探している模様。
町を歩いているバッパーなどに、窓から声をかけたりもしています。
そして6:15頃、再びターミナルに戻ってからアンマンに向けて出発しました。
で、ターミナルで乗ってる人はどうも7~8JDしか払っていない様子。
ここからは推理でしかないのですが、おそらく予約ピックアップだと10JD、自分で乗りに行けば7JDということなんだと思います。
差額3JDはちょっと高いと思いますが、荷物とか多い人はいいかもしれません。
絶対乗れるという安心感もありますし。
バスターミナル6:15発が定時なのか、町でそこそこお客さんを拾えたら、ターミナルに戻らずに行ってしまうのかは謎です。
この日は結局半分くらいの空席を残して出発しました。
道中、砂漠の直線とかは120~130kmくらいでかっ飛ばしていきます。
センターラインを越えながらの追い越しは、対向車も迫ってくるとかなりスリリング。
8:00~8:20に休憩もありました。
田舎のドライブインみたいなところに寄ります。
このタイミングで朝ごはんを摂る人も多数。
そして10:00頃、アンマンの市街地に近いと思われるがよく分からない場所で下ろされました。
「今、自分がどこにいるか分からない」という個人的旅あるあるを発動。
とりあえず大き目の交差点で、タクシーとかもちょいちょい停まってます。
地図上でなんとなく「ここかな~?」って場所に目星をつけるも確証は無く、
「4kmか。1時間くらいなら歩いてもいいけど、もし違ったらめっちゃ悲しいな」と思い、ここはタクります。
値段は失念してしまったのですが、メーターじゃなくて交渉で乗りました。
この運転手さんが実にフレンドリーな方でした。
ちょいなちょいなと寄り道し、
巨大国旗が見えるところを通ってくれたり、
奥さんとテレビ電話しながら私を紹介してくれたり(運転中!)
劇場の前を通りながら説明してくれたり、
地元で有名なクナフェをご馳走してくれたり(激ウマ)
んで自分も食べたり(運転中!)
とっても楽しいドライブとなりました♪
ちょっと渋滞などもあり、11:00頃に宿に到着。
シドニーホテル@アンマン旧市街
1泊7JD
キレイで快適。
GWのためか、日本人もチラホラ。
早く着きすぎてしまったので荷物だけ預かってもらおうと思ったら「ちょっと座って待ってろ」とのこと。
とっとと荷物預けて、出かけようと思ってたのですが、なんか不機嫌そうだし、ちょっと疲れてたので、四の五の言わずにロビーでお茶・充電・ネットサーフィン(死語?)。
11:30頃「ここ、君の部屋」と、お部屋に案内してくれました。
本当のチェックインは14:00くらいなのに、かなり早く部屋に案内してもらえて楽チン♪言う通りにしてよかった♪ありがとう!
さて、せっかく半日空いてるので、ペトラ以外の遺跡もみてみたいな~ってことで、午後からジェラシュに向かいます。
その前に、旅後半の宿の下見。
アンマンにはコーダホテルという日本人バッパーには大変有名なドミがあるそうですが、あんまり日本人だらけなのもアレなので回避。
しかし、立地などを鑑みて、これまた有名らしいクリフ・ホテルを予約していました。
でも、クチコミにバラつきがあったので、事前に下見をして、あんまりヤバかったら&シドニーがすごくよかったら、後半の宿の変更も検討しておりました。
クリフは旧市街のど真ん中って感じの立地で、静けさを求める人にはアレかもしれませんが、雑踏好きな自分は無問題。
宿は建物の3階でもちろん階段ですが、それも無問題。
下見に行くと、ちょうど掃除の時間で、おじさんがモップで床を拭いていました。
ちゃんと掃除をしているっぽくて安心。
(のちに、床まで毎日掃除してるのは個室のみで、ドミの床には綿埃も残ってたりということが判明)
シャワー室もトイレも複数あるし、安いし、宿取り直すのめんどくさいので、後半はココでOK!っと決意して下見完了。
今度こそジュラシュに向かいます。
12:30頃、アンマン旧市街からムジャンマ・シャマーリー(北のバスターミナル)までのタクシーを拾いました。
概ね2.5~3JDの距離なのですが、拾ったタクシーが「渋滞してるから5JD」と言ってきます。
この時点で断っちゃえばよかったのですが、「せめて4JDで!」「しょうがないなぁ。OK!」ってことで乗り込むも、「やっぱり5JDくれよ」とゴネだした。
4JDでOKって言ったじゃん!
じゃあ乗せるなよ!
バスターミナルでとりあえず下車して4JDだけ渡して退散しましたが、めっちゃ不満そうでした。
ターミナルでは「ジェラシュ行きたい」って言って、教わったバスに乗ります。
12:45頃、ほとんど待たずにバス出発。ラッキー。
このバスが800ピアストルなのか、800フィリスだったのか失念。
とにかく安いのは間違いないです。
14:00前、「ここだよ~」と言われて降りると、遺跡じゃなくて遊園地が!
一瞬、「降りたいところをちゃんと伝えられてなかったか!?」と焦りましたが、遊園地の隣が遺跡です。
(というか、遺跡の隣に遊園地を作ったというのが正解ですね)
お天気はちょっと曇り気味ですが、いざ行かん。
●●ジェラシュ遺跡●●
複雑すぎる開園時間。金曜も同じかしら?
(day/month表記)
ツアーガイド一覧。
どうやら最近中国語も追加された模様。
遺跡の中には基本的にはお店はないので、入り口手前のキオスクや露店でお水を買うのが吉。
でも、中にも2箇所くらいは出店アリ。
午後から行ったせいか、この日は人も少なく、のんびりとした様子でした。
団体ツアーも1~2組くらい見かけた程度。
遺跡がまあまあ広いので、ツアーと離れたければ違う方面に行けばいいし、もちろんこっそり追跡してガイドに耳を傾けるもよし。(分かる言語ならば)
それとは別で、自由に遺跡内を散策していると、無許可のガイドっぽい人が声をかけてきます。
自分はケチなのでお断りしましたが、頼んでる女子二人組みがいて、めっちゃ写真撮ってもらってました。
インスタとかやってる人はアリかも?
自分は一人だったので、記念写真を撮りたくなる場所でも、ぼっちだとどうしようもなく(三脚持参せず)、そこまで琴線に触れなくても、人がいたら撮ってもらうって感じでしたw
ニンファエウムの目の前に陣取る露店のおじさんが
「写真撮ってあげるよ」というので頼んでみました。
この立地でやってれば、さぞかしお上手かと思いきや、斜度20度の芸術的アングルw
事前に見ていた写真は周囲に植物などはなく(枯れてた?)、白茶けた荒野に居並ぶローマ遺跡と、その先に霞む現代の町並みという風景が面白かったのですが、GWの頃はお花が咲き乱れていました。
想像とは違う景色でしたが、それはそれで、とってもいい時期だったと思います。
17:00過ぎまで無計画にウロウロしましたが、ほぼほぼ見て回ったと思います。
草むらに入ったり、ローマ劇場内を探検したり、地元の家族連れとまったりしたりと、そこそこのんびり過ごしても、3時間で概ね見て回れたことになります。
脇道に逸れまくらずに進めば2時間でも大丈夫だと思いますし、メインどころをチャキチャキ回れば1.5時間でも行けそうです。
来た時と同様に路線バスとタクシーでアンマン旧市街にもどります。
(実は殆どの路線バスはムジャンマ・シャマリーの前にアンマン・セントラルという高架下的なところを通過しているので、そこで降りればタクシー不要です。徒歩5〜10分で旧市街です。バスに乗るときにムジャンマではなく「アンマン・セントラル」とか言っておくと吉かと)
夕食はクリフ・ホテルのすぐ近くにある食堂?へ。
ケバブっぽいロールとシャニーナという塩味の効いたヨーグルトドリンクで2JDだけど満腹!
それなのに店員さんが色々とサービスしてくれてしまうので、遠慮とかじゃなく、美味しいけど本当にもう食べられないよ~!な状況に。
お店の雰囲気が違うとは言え、ワディ・ムーサのレストランで10JD出してた頃が懐かしくなる安さ。
鬼満腹だけど、ちょっと飲みたい気分。
軽くウロウロして腹ごなしした後、これまたクリフのめっちゃ近くにバー発見!
ちょいお高いけど「ペトラ」のブルー(値段失念)をいただき、気分良く帰宿。
シドニーのリビングで日本人女子と少しダベって、それから洗濯。
シドニーの洗濯機は中庭状のベランダにあるのですが、そこにも夕涼みや喫煙のため、数名の旅行者が集まっていました。
洗濯を待つ間、分からない英語で頑張ってカンバセーション。
その際、自分は何気なく
「明日からパレスチナに行くんだ〜」
と言ったら、
そこから「パレスチナって国にだっけ?」みたいな話に発展。
さらに、フランス人が中国人に話を振り、
「中国の少数民族への扱いってどーなん?」
「いや、うちらは彼らに沢山のお金をかけてるよ」
「でも、彼らは独立したがってるんでないかい?」
「そんなんゆうても、中国からの支援がなかったらやってけないっしょ?保護してあげてるんだよ」
云々と、ディスカッションが始まり、そこにヨルダン人、ブラジル人、イタリア人、ドイツ人が参加して、全員英語でやりとりしてて、多分きっかけ投入したの自分なのに完全に置いてきぼり。
母国語以外で議論が出来て、社会の色んなことに自分なりの意見をちゃんと言える若い旅人たちに尊敬の念を禁じ得ない。
ってことで、明日はドキドキの国境越え。
ヨルダン~イスラエル間で、もっともマイナーな北の国境「シェイフ・フセイン・ボーダー」を越え、そのままパレスチナに入り、ジェニンという町を目指します。
(そしてタクシーで盛大にボラれます)
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