読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
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スカーレット一族の繁栄

2007-05-14 23:20:34 | スポーツ
5月20日、東京競馬場で牝馬クラシック第二弾・オークスが行われます。
そのオークスに出走する「ダイワスカーレット」のご紹介をしようと思います。
今までの成績は5戦3勝・2着2回で、クラシック第一弾の桜花賞を制しました。
オークスで春二冠制覇を狙います。

この馬は成績もさることながら、その一族が「スカーレット一族」として有名です。
スカーレットは深紅という意味です。
競馬界にはこういった「血のロマン」があります。
血の系譜が織り成すドラマ、競馬の素敵なところだと思います。
スカーレット一族は、今や華麗なる一族として認識されつつあるのです。
どのような繁栄を遂げてきたのか、簡単にご紹介してみます。

まず、一族繁栄のきっかけとなったのが「スカーレットインク」です。
1973年に社台ファームがアメリカから輸入しました。この馬自体は1戦0勝という地味な成績でしたが、その子である「スカーレットブーケ」が活躍します。現役時代に重賞を4勝しました。
そして、スカーレットブーケの子、「ダイワメジャー」が登場します。
2004年の皐月賞、2006年の天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップを制しました。
同年の有馬記念でも3着に入っています。
また、スカーレットブーケの妹に「スカーレットローズ」という馬がいて、その娘「スカーレットレディ」の子「サカラート」と「ヴァーミリアン」が重賞戦線で活躍しています。
そして、スカーレットブーケの子(ダイワメジャーの妹)「ダイワスカーレット」が登場します。
ダイワスカーレットが桜花賞を勝ったことにより、一族はさらに活気を帯びてきました。
果たしてオークスを勝つことができるのか、大注目の一戦になりそうです。
にしても、さっきから「スカーレット」という言葉を連発してますね(笑)
それくらい繁栄しているということです。

スカーレット一族の血のドラマ、いかがだったでしょうか。
文字だけではなかなか伝わりにくいとは思いますが、頑張ってみました。

初夏ファッション

2007-05-14 19:12:05 | ウェブ日記
本日二度目のブログです。
5月も半ばとなり、初夏が訪れています。
例年ならこの時期はTシャツ+カジュアルシャツという装いですが、今年は少し変えてみました。
Tシャツ+カジュアルシャツ自体は同じですが(笑)、趣きを変えてみました。
例年は、チェック柄のシャツを羽織ることが多いこの時期。
今年は、すごく細いストライプにして、生地の色も薄いライトグレー、薄い青など、薄めのものにしました。
下には黒系、白系どちらを持ってきてもバランスがとれる。
夏の終わりまで出張なことだし、気分転換にと思い変えてみました。
上にグレーのカーディガンを重ねても相性が良さそうです。
もうすぐ夏だし、今度は夏用の着こなしを考えないと…
引き続き薄めの色でいくか、本来の黒系に戻すか…
悩むところです。

「魔天楼」田中芳樹

2007-05-14 18:39:06 | 小説
今回ご紹介するのは「魔天楼」(著:田中芳樹)です。
本作は「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズの第一巻であり、警察官が主人公のホラーミステリーです。

-----内容-----
父親は元警視庁幹部、東大・法卒、27歳の超美人&ナイスバディ警視・薬師寺涼子。唯一の欠点は「ドラキュラもよけて通る」性格の悪さ。通称「ドラよけお涼」とは彼女のことだ!そして、世にも奇怪な事件が、東京・湾岸副都心の巨大な複合ビルで連続する…。

-----感想-----
なんと言っても、薬師寺涼子の傍若無人ぶりがすごいです。
キャリアの警察官僚という設定なので、出世主義の嫌味なやつを想像したのですが、薬師寺涼子は違った…。
出世主義者は回りの官僚達で、薬師寺涼子はそういう人たちにとって強烈な存在。
警察史上最強のトラブルメーカーなのだ(笑)
でも彼らは薬師寺涼子に手出しすることができません。
彼女はトラブルメーカーであると同時に、非常に有能でもあるのです。
警察の上層部も彼女には手を焼いているが、有能なのでクビにはできないというわけです。
この小説は薬師寺涼子を通して官僚の実態を知ることができます。
警察庁長官、警視総監、警務部長など、色々な人が出てきます。
そしてこの方々は、派閥作りと天下りのことばかり考えています(笑)

ベイシティプラザという大型複合ビルで事件が起きるのですが、その際も責任のなすりつけあいになってました。
現実の警察官僚たちも同じようなことをしているので、読んでいて可笑しくなりました。

また、「怪奇事件簿」なので、普通の事件とはちょっと違います。
ベイシティプラザに1万人もの人々を閉じ込め、殺戮を繰り広げた犯人は…ネタバレになるので言えませんが(笑)
代わりに、警察組織のわかりやすい説明があったので、それを紹介してみます。

警視庁は単なる「東京都警察本部」ではない。「国家警察実践司令部」ともいうべき強大な存在である。警察庁はあくまでも行政事務をつかさどるので、いるのは官僚だけ。刑事も機動隊員もいない。刑事や機動隊員を、質量ともにもっとも保有しているのが警視庁なのだ。当然、警視庁のボスである警視総監の実力は、長官を上まわるといってよいほどだ。

どうやら警視総監はものすごい権力者のようです。
「踊る大捜査線」でも上層部が傲慢な態度を見せることがありましたしね。
ただし、この小説では上層部の人間は涼子にボコボコに言われてますが(笑)

次はシリーズの第二巻「東京ナイトメア」を読んでみようと思います♪
携帯だと臨場感を伝えるのが難しいですね。
仕事の影響でしばらくは携帯からの投稿が中心になりそうです。
それではまた。

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