読書日和

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茨城県からの旅路

2013-01-27 22:42:34 | ウェブ日記
それは私が先日、某駅に所要で来ていた時のこと。
駅のホームで電車を待っていたら、左斜め後ろから「すみません」と声をかけられました。
「ん?」と思い振り向くと、そこには年の頃40歳くらいと思われる、整った感じのおばさまの姿が。
何かと思い聞く体勢を取ると、「日暮里駅」に行きたいとのこと。
そして日暮里駅に行くにはこのホームの電車に乗れば行けるのでしょうか?と聞かれました。
つかの間、頭の中で考えました。
日暮里…行けることは行けるが、この電車(京浜東北線の快速電車)だと止まらずに通過してしまう。
なので手前の適当な駅で一度降りて、山手線に乗り換える必要がある。
どこが良いか…最短の時間で行くなら上野駅が一番妥当かな、と思いを巡らせ、その旨伝えました。

するとおばさま、自身の事情をちょっと困った感じで話し始めました。
それによると、おばさまは茨城県から出てきていて、娘さんと日暮里駅で落ち合う予定になっているとのこと。
また日頃の移動手段は全て車のため、電車にはほとんど乗ったことがなく、東京の電車の複雑さにほとほと困惑しているとのこと。
人もやたら多いですよねと言っていました。
後になって、なぜ茨城から出てきてこの場所にいたのだろうと疑問に思いましたが、何か用事があって来たは良いものの娘さんとの待ち合わせ場所への行き方が分からなくなってしまったか、もしくは電車の乗り方を間違えてしまったのかなと思いました。
そんな感じだったので、これは適当な説明ではとても日暮里駅には辿り着けないだろうと思い、丁寧に説明することにしました。
まずはやってきた京浜東北線に乗り、上野駅まではそのまま乗っていれば問題ないことを説明。
次に上野駅で下車し、「池袋方面行き」の山手線に乗り換えれば日暮里駅に行けると説明。
ここでおばさまも大分安堵してくれました。
その後やってきた京浜東北線の快速電車には二人とも乗ったので、私のほうからもう一度話しかけて、より詳しく説明することにしました。
何だか素朴で良い人オーラが出ていて、「何とかしてあげよう」と思わせるものがあったんですよね。
そして本当に日暮里駅に着けるのか心配でもありました(^_^;)
電車の中では乗降口の扉の上に付いている電子モニターのことを説明。
そこに停車する駅や、それぞれの停車駅に到着するまでの時間が表示されているので、上野駅で降りておかないと日暮里駅は通過してしまうことを再度説明。
私のほうが先に降りたので、降り際に「上野駅で降りたら、池袋方面行きの山手線に乗ってくださいね」と再度言い、お別れしました。
果たして無事に日暮里駅に行けたか気になるところですが、たぶん大丈夫でしょう。
「池袋方面行きの山手線」を強調しておいたので、上野駅で降りた時にホームにある表示を見れば分かると思います。

ちなみに日暮里駅には、東京都から茨城県に行けるJR常磐線があります。
なので日暮里で娘さんと落ち合った後はそのまま常磐線で帰るのだろうと思いました。
慣れない電車の旅とのことですが、私も初めて山手線に乗った時は窓の外に見える都会の景色に感嘆としたものなので、そういうのを新鮮に感じてもらえれば良いなと思います♪