しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

輪読会、未来を語り合う。(11/1*木)

2007-11-01 | 人間大好き!
(いつもみんなで集まるお店・メロメロポッチで)

今夜は月一で輪読会の仲間たちと集まる日。
みんなでいろんな本を読み合っているのですが
前回は、アメリカの哲学者ウェンデル・ベリーの本。
今回は、イギリスのポリー・トインビー著の「ハードワーク」。
“低賃金で働くということ”がサブタイトルの
現代社会のワーキングプアがテーマとなっている本を読み合っています。

今回は私がレジメ作りの担当だったので
レポートにまとめて、いつもより必死で本を読みました。

まとめのレポートを読みながら、
みんなで思い思いのことを話し合うのですが
今夜はとても面白い話がたくさん飛び出して
ワクワクするような時間で、時が経つのも忘れてしまいました。

介護福祉士の女性は、初めて心動かされた
理想の福祉施設を訪れた話をしてくれました。
それは富山県にあって、いろんな障害を持つ人や老人、
赤ちゃんから子どもまで集まる場所にもなっていて
障害があってもなくても全ての人が必要とされ
訪れる人がみんな生き生きとしている場所らしいです。
究極の「町のあり方」のようですね。

また金沢の近江町市場で喫茶&ライブ(ここが輪読会の場所)
をやっている男性(緑の党から立候補した経験あり)は
理想の町のあり方、金沢の町のあり方を
先日訪れた京都の町と比較しながら熱く語っていましたし、
彼のいつもユニークで大笑いできる発想が大好きです。
今日も彼が描く近江町市場の未来像に大笑いだったのですが、
面白いだけでなく、ほんとにやれるんじゃない?と思うくらい
楽しくてグッドなアイデアでした。
哲学を教えている親しい大学の先生は
町の交通のあり方から、理想の姿を語っていました。
先月、先生の職を得て四国へ行った男性は
こちらに今回里帰りをしていて
香川県と石川県の町の雰囲気の違いを語ってくれました。
今日、初参加の女性も楽しそうでした。

それに相槌を打ったり、意見を述べたり
未来に繋ぐ夢がみんなの中でキラキラ輝いていました。
日頃、それぞれが心の中で願っている理想の社会!
同じ思いの人間が集まれば、決して難しくないテーマ。
これからどんなふうに私たちは歩いていけるのか、
何だかとてもドキドキ、楽しみな世界が
夜の金沢の町の片隅から広がっていくのでした。