(種は最初は濃い茶色、
さやから出しておくと薄い茶色になりました)
先日、木場潟で見つけた変わった植物はゴキヅル。
実の形が面白かったので写真を写していると、
探鳥会でご一緒だった方が名前を教えてくれました。
私 :面白い形の実ですね。
W氏:それ、確か「ゴキヅル」って名前だったよ。
フィールドノートに書き込んであるから見てみる。
私 :わぁ、すごい!植物まで書き込んでいるんですか?
W氏:うん、書き込まないと忘れちゃうから!
私 :どうして「ゴキヅル」って言うのかな?
W氏:どうしてだろう?
私 :(中の実を割ってみたら茶色だったので・・)わかった!
この実がゴキブリ色だからだ。それでゴキヅル!
W氏:ああ、そうか。ゴキブリか、それは気づかなかった。
そうかもしれないね・・・。
ほんでもって帰ってから植物図鑑で調べると・・・
ゴキヅルは果実が熟すると上半分が蓋のように離れ、
中の種子がこぼれ落ちる。だから和名は合器蔓(ごきづる)と言うそう。
そうそう、この実の形や構造がとっても変わっていて面白い!
葉はヤマイモの葉によく似た形で、水辺の植物らしい。
なかなか上品な視点でつけられた名前ではないですか。
私の発想とは大違い!ゴキブリ色に相槌を打ってくれたWさん、
おかげで私にとって絶対に忘れない名前になりました。
どうもありがとうございました。