しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

南天の実。(1/16*火)

2007-01-16 | 植物大好き!
庭に実っている南天の赤い実が“ヒーヨヒーヨ”という
にぎやかな声とともに、少しづつ消えていく。
いつも歩く山道の、柿の実もイイギリの赤い実も
いつの間にか、野鳥たちに食べられて消えてしまった。

南天の花は、梅雨時に白い花を咲かすので
受粉の頃に雨が降り続くと、その年の実のなりは少ない。
それで雨のあたらない軒下などによく植えるのだと云う。
南天は「難を転ずる」とされ、葉はお赤飯のうえに飾ったり、
お料理の彩りに使われ、赤い実もお正月のお飾りにも引っ張りだこ。
そういえば、南天のど飴っていうのもあったなぁ!
南天の実は、せきを鎮め、のどの炎症によるのどのあれ、
声がれなどにもすぐれた効きめを発揮するそうで
家にくるヒヨドリもそれを知ってか、
何だか美声のような気がします。(笑)

小さな我が家のお庭を見渡すと、
ヒヨドリの止まり木の下に
南天の小さな苗木が育っています。
これってヒヨドリ的自給自足?

霜柱。(1/15*月)

2007-01-15 | 自然大好き!
今朝は冷えこんだ朝でした。川岸の対岸で
ホオジロの声がするので双眼鏡で覗き込むと、
一緒にイカルチドリの姿が目に入りました。
おでこの黒いラインが何だか重そうな感じに見えました。
歩きながらエサをついばんでいます。
先日、この冬初めてミヤマホオジロ6羽の姿を
見つけたのですが、今日は見当たりませんでした。

水たまりはみんな氷が張っています。
道沿いの木の手すりを見ると見事な霜柱でした。
出てきた太陽の光にあたりキラキラ輝いています。
もう少し気温が上がると、溶けて水になってしまう・・
自然が創る一瞬の芸術ですね。

新年会のオークション。(1/14*日)

2007-01-14 | 野鳥大好き!
今日は野鳥の会・石川支部の新年会でした。
会計が厳しくなってきたので、今年の新年会は
会場だけ貸りての手作りの新年会となりました。

私もお寿司やオードブルの注文をしたり、
大鍋に大根の煮物を作ったり、お漬け物を出したり。
他の女性も大根寿司やピザ、サラダにトン汁、デザートまでついて
今までで一番リッチな宴会になったかもしれません。

ゲーム担当もしたのですが、今回用意したゲームは
1. 野鳥バスケット(フルーツバスケットの野鳥バージョン)
野鳥が縁で誰かを好きになったことのある人!という質問では
ここで知り合って仲良くなったという男性同士が、
ふざけて二人で抱き合う場面もあり大爆笑でした!

2. 野鳥ビンゴゲーム
16個の空白のますの中に、各自好きな野鳥の名を入れてもらい
順に野鳥の名前をいってもらいビンゴにしていくゲーム。
予想以上に盛り上がり、来年もやりたい!という声をもらいました。

3. だまって並ぼう、鳥見年
鳥を見始めた年齢順にジェスチャーだけで並んでもらい
場所を違えた人にはバツゲームで、
野鳥の声で鳴いてもらうというものでした。
さすがにみなさん、いろんな野鳥の声で鳴いてくれました。

ゲームが終わると、新年会の目玉のオークション。
野鳥関連グッズをそれぞれが持ち寄り
欲しいものを競り落としていきます。
売り上げは、支部の活動費になります。
私が今年競り落としたのは、葉っぱ図鑑のバンダナと
コスタリカの野鳥の下敷き、マレーシアのキーホルダーでした。

みんなあちこちに鳥を見に出かけ
そのお土産などを出してくれるので、
とても楽しいオークションです。

年初めにみなさんの思いきりの笑顔に会えて
私もとても楽しいひとときでした。
さぁ、今年も鳥見がんばるぞ~!

カンボジア。(1/13*土)

2007-01-13 | 人間大好き!
地球環境や平和を考える市民ネットワーク
『グリーンビレッジ金沢』の今月の月一のミィーティングでは
先月、カンボジア旅行に行ってきた青年からの旅行記を
パソコン持ち込みでお話してもらいました。

アンコールワット遺跡で有名な国。彼が参加した、
てんつくまん企画のツアーはそんな観光地だけでなく
向こうの地雷の私設博物館や、孤児院を訪れて
子どもたちと遊んだり、ゴミ拾いをしたり、
井戸を掘ったり、とかなりユニークな旅だったらしい。

写真の中で、私が一番印象的だったのは
どこにいても集まってくるという
子どもたちの笑顔、笑顔、笑顔!
日本の街角には、珍しいものを見つけて
走ってくる子さえ、もしかしていないような気がする。
人と人との距離感が、日本とは全く違うような気がした。

ものが豊かであれば=幸せ、なければ=幸せではない、
なんて図式を私たちはどこかで持ってしまって
いるのかもしれないけれど、この笑顔!
日本の若者たちがこの笑顔に心を癒されるんだという。

ここには、ものはなくても
そこにしっかりと心があるような気がした。
『ものが豊かになるとお金で買えないものが失われていく!』
という誰かの言葉を思い出した。
私たちは“大切なもの”を見失っていませんか?
ちゃんと気持ちや心を表現していますか?
そんなふうに、自分に自問自答しながら生きたいですね。
(写真:てんつくまんのHPより)

今年一番の水仙の花。(1/12*金)

2007-01-12 | 植物大好き!
我が家の家の周りにある水仙は、みんなまだ固い蕾なのに
陽当たりのいい友人宅のお庭では、もう水仙の花が咲き始めていました。
甘酸っぱい香りのするこの花の香りは、早春のイメージです。

今年お初の水仙の花にご挨拶。
花を覗き込むと、こんなふうに笑顔で迎えてくれました。
「まぁ、いらっしゃい!」なんて言っているように見えませんか。
友人宅の2匹の猫にも迎えられて、一緒に楽しいティータイム。
帰り際に、友人が水仙の花束をプレゼントしてくれました。

それを家に帰って玄関に飾ると
家の中が春の香りでいっぱいになりました。
お花の力ってすごいですね。
水仙は、私の大好きなお花のうちのひとつです。

ネコヤナギ。(1/11*木)

2007-01-11 | 植物大好き!
晴れ予報のはずが、細かい雨の降る朝でした。
今日はいつもと反対側の上流に向って川沿いをてくてく歩きました。
すると聞き慣れない声が!立ち止まってみると
赤い小鳥のベニマシコが4羽、アシ藁の中を動き回っていました。
この季節に会える珍客です。

飛んでいく後ろ姿を見ながらふと、
足下を見下ろすと気の早いネコヤナギが柔らかそうな毛並みで
顔を出していました。顔を出してしまってからは
寒くてどんなに後悔しても戻れません。
そんな心境じゃないかなと思いながら写真を写しました。
この芽吹きの穂、見ると絶対に触りたくなるのも不思議ですね。
そして、触るとやっぱり気持ちがいい!
何だかちょっとだけ春を感じたひとときでした。

帰り道では、スズメと一緒に
地面で餌をついばむアオジの姿も楽しみました。
こちらも顔の表情がほんとにかわいい野鳥です。

カラスウリの種。(1/10*水)

2007-01-10 | 植物大好き!
カラスウリの種を見たことがありますか?
カラスウリが好きなので、野外で見つけて
中を割ってみたことは何度もあります。
中はまるで納豆のようなネバネバした種がたくさん入っていて、
火傷に効くというのは知っていました。
黄色いネバネバをなめてみると、ほんのり甘くて渋い味!

種をちゃんとみたことが今までなかったので、
ネバネバした種をきれいに洗って膜をとってみました。
これは何だか、ニガウリの種をとる時と似ている・・。

すると出てきたのは、とっても変わった形をした種!
ほんとに“打ち出の小槌”のような
“昆布巻き”のようなかわいい形をしています。
ピカピカ光沢があって、まるでニスで塗ったようにきれいです。
目出たい形なので、お財布の中に入れて持ち歩く人もいるのだとか。
さっそく、私もお財布に入れたのは云うまでもありません。
さぁ、小銭が貯まる年になるでしょうか?
これをこれから友人たちに見せびらかすという楽しみが増えました。

ヒヨドリの落とし物。(1/9*火)

2007-01-09 | 野鳥大好き!
時折り、雪が舞い落ちてくる朝でした。
いつもの道を歩いていると、
今日はコガラの群れがにぎやかでした。
ウソの声も遠くから聞こえてきます。

ヒヨドリがやってきて、すぐ上の枝に止まって
鳴いたかと思ったら尾を少し上げて落とし物を!

私のすぐそばにフンを落としたので近づいて見ました。
フンは黄色い何かの実の色で種がたくさん詰まっています。
このヒヨドリは美味しい実を見つけて食べていたようですね。

こんなふうに鳥が種を運んで、いろんな場所に蒔いているのがわかります。
そのまま実が落ちるより、鳥の体を通った種の方が発芽率も
いいらしいので、これも自然が仕掛けた植物と鳥の絶妙な関係ですね。

鳥がこんなふうにフンをしているのはよく見かけるのですが
落ちたてのフンを、こうして見れる機会はなかなかありません。
今日はこのフンをみなさんにもお裾分けですが
見たくなかった人もいるかもしれませんね。(笑)

モミジバスズカケ。(1/8*月)

2007-01-08 | 植物大好き!
荒れ模様のお天気予報。どんより暗い空の色でしたが、
晴れていたので朝のうちにお散歩!

今日は川沿いの道を歩きました。風が強くて顔が冷たい。
カルガモが大声で鳴きながら飛んできて着水。
シメが目の前の木から飛んで一回りしてまた同じ枝に止まりました。
薮の中で動いている鳥を見るとアオジでした。
シジュウカラは相変わらず群れで移動中。
一番元気な声は今日もヒヨドリでしょうか。

帰り道に空を見上げると、スズカケの丸い実が
たくさんぶら下がっていました。何だかかわいい姿ですね。
正式には、モミジバスズカケという木です。
プラタナスとアメリカスズカケをかけた品種らしいです。
落葉してしまいましたが、茶色に変色した葉は
なかなかきれいだったので玄関に飾ってあります。
実はまだしっかり木にくっついていますが
春が近づく頃には落ちてしまうのでしょうね。

フユイチゴ。(1/7*日)

2007-01-07 | 自然大好き!
昨日の午後、能登島に行きました。
冬型の気圧配置で悪天候!となっていましたが
風は強いものの雪も降らずに思ったより過ごしやすかったです。

日本海の暗い海の色より,空が重くて暗い色をしていました。
北陸の鉛色の空なんて表現をよくされるのですが
それにピッタリの空の色でした。

晴れ間に少しお散歩すると、
金沢の我が家近辺では見られない
フユイチゴが赤い実をつけていました。
つまんで口に入れると甘酸っぱくしっかりとした実でした。
他のキイチゴたちより、小さな実ですが
雪の舞うこの季節に赤いイチゴの実は、かなり魅力的です。
見ればあちこちにあるので,野鳥たちのいいエサにもなるでしょう。
今まで冬に何度か訪れていましたが
この季節に赤く実ったフユイチゴには気づきませんでした。

この季節、薮に逃げ隠れてなかなか姿を見せない
ホオジロが何故か、目の前に降りてきました。

映画『武士の一分』76点。(1/6*土)

2007-01-06 | 映画大好き!
お正月に観に行った映画は「武士の一分」。
「武士の一分」とは、侍が命をかけて
守らなければならない名誉や面目の意味だという。
映画「たそがれ清兵衛」がすごく好きだったので
同じ監督のシリーズなのでストーリーに期待して観に行った。

藩主のお毒味役が仕事の下級侍がキムタク演じる主人公・三村新之丞。
キムタクが演じているというので話題になっていたが
カツラ姿が似合わな~い!と最初の出だしから私は役者に入り込めず。
中盤でこの三村新之丞の目が見えなくなってから、
やっと役者として観ることができた。
この映画は夫婦役二人の演技がほとんどだったので
二人の配役でかなり良し悪しが左右すると思う。
そういう意味では、私としては今いちの感触だった。

その中で面白かったのは、この時代の生活背景やお毒味役の背景。
質素な家の中、ものを持たない生活。
もののない生活の中でこそ、精神は生きるのかもしれない。
今の社会では、ニュースを見ていても公益の立場にありながら
私利私欲に走る人が多いと感じるので
日本人の持っていたこの誇りはどこに行ってしまった?
と問いかけるような映画だったかもしれない。

孤独な主人公のそばで、ひたすら仕え生きようとする
妻の姿は,男性にとっては理想の奥さん像だろうな。
ただ、その主人公の魅力がもう少し描かれていたらよかったのに
主人公に注がれる愛情の根本が何なのかは
描ききれていなかったように思う。
主人公たちに仕える脇役・徳平役の笹野高史の演技が絶品だった。

雑木林の散策。(1/5*金)

2007-01-05 | 自然大好き!
今日も青空の気持ちのいい日。
いつもより奥の山の、上り下りのある雑木林の中を歩いてみました。
カラの群れ、カケスの群れ、アトリの群れに会いました。
道の途中で、イチョウの木など見当たらないところで
大量の銀杏の実が落ちていたのでクマの糞だと思ったのですが
調べてみても熊が銀杏の実を食べることは何処にも載っていませんでした。
あの銀杏の実は一体誰が落としたのでしょうか?

途中、足下に見つけたのは、きれいな桜の枝。
昔、秋田のお知り合いから桜の皮で作られた茶筒を
いただいたことがありますが、そんな美しい色艶をした枝でした。

桜の皮を使った工芸品は桜皮細工(かばざいく)といわれるらしいですが
日本にある全ての桜が「かばざいく」の材料として使われるのではなく、
ヤマザクラ系の桜の皮だけが使われ、しかも風雪に耐え、
厳しい自然条件の中で育った皮だけが使われるそうです。

今日の拾いものに笑顔になった私に、一緒に歩いた
小学生の娘が「うれしそうやね~」とつぶやきました。

同窓会。(1/4*木)

2007-01-04 | 人間大好き!
昨夜は金沢駅前の全日空ホテルで高校の学年大同窓会がありました。
20代の頃に一度集まって以来だったのでもう何十年ぶりでしょうか!
クラスは13クラスで、1クラス50人もいたので
かなりのマンモス校でした。

私の母校は松井秀喜の母校と同じ星稜高校です。
ビンゴゲームでは、松井のサイン入りのバッドや球などが
目玉景品でそれはそれは大人気!野球部の連中も
多かったので、山下監督も来賓で来ていました。

同じクラスだった友人たちとテーブルを囲みましたが
歳をとっても面影は同じ!高校生の頃は人としての
基本的な気質はもう完成されているものなんですね~。

警察官や看護士になった友人たちとの話、大恋愛で婿入りした話、
親友との再会など、かなり盛り上がって面白かったです。

これが縁で、これから新たなお付き合いが始まればまた楽しい!
新春から再会で始まり、何だかにぎやかな年になりそうな予感です。

ウスタビガの繭の色。(1/3*水)

2007-01-03 | 生き物大好き!
年明けから毎日いいお天気の金沢です。
家にいるのがもったいなくて連日野山を歩いています。

野山に行くと必ずいいことがあり、
今日はまたウソの群れに出会えました。
突然、雪が溶けて葉からすべり落ちる音に驚いてみたり
赤い果実を食べてみたりと楽しい時間です。

そして、去年、ウスタビガの繭を見つけたコナラの木に
今年もきれいなグリーンの繭を見つけました。

もう周りの木々は茶色の世界。
この繭のグリーンが今の季節はすごく目立ちます。
秋の中頃に羽化するこの蛾の繭は、その頃はちゃんと
葉に紛れていて天敵からは見つけにくいのです。
見つけた繭は口が閉じているので羽化できずじまいらしい。
サナギの時に寄生されたのかもしれません。
そんなことを思いながら気がつくと、いつのまにかポッケの中には
芽を出したドングリの実や、繭がコロコロ入っています。
家に帰って、どうしてこんなにきれいなグリーン色なんだろう!と
机の上に出した繭をまたしみじみ眺めてしまいました。

空の表情。(1/2*火)

2007-01-02 | 自然大好き!
季節によって、時間によって刻々と変化する空の表情。
私は空を見上げるのが好きです。

特に、冬の北陸の空はお天気が変わりやすく
晴れたと思ったら次の瞬間は雨や雪が降っていたりがしょっちゅうです。
立ち止まって空を眺めれば、雲が流れて太陽の光がこぼれて
それはそれは美しい表情を見せてくれる時があります。
一瞬のその表情を見ていると、
私はこの星で生きているんだなぁ!と感じることができます。

日々、仕事や家事と目の前のことに追われて過ごしてしまいがちですが
遠くのものを見て感じることを大切にしていたい。

子どもの頃から、人工的なものに囲まれて生活してしまっているのが
何だかとても不思議に思う感覚がありました。
今でもどこかにその感覚は生きていて
この地球という星が一体誰のものなのか?と
ふと考えてしまうことがあります。